理性三態:既存の規則的相当性に従い生成される世界
色とは何だろう? 音とは何だろう? 紫外線や赤外線には色がない 超音波にも色がない 感覚として規則的相当性が設定されていない波長の 光の振動や 空気の振動には 色や音がないのである 感覚が 色や音を生成してくれているらしい 意識の外の現実世界には 色など何もないのではなかろうか 温かさや寒さも... 続きをみる
砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。
色とは何だろう? 音とは何だろう? 紫外線や赤外線には色がない 超音波にも色がない 感覚として規則的相当性が設定されていない波長の 光の振動や 空気の振動には 色や音がないのである 感覚が 色や音を生成してくれているらしい 意識の外の現実世界には 色など何もないのではなかろうか 温かさや寒さも... 続きをみる
真実はいつも言葉の外にある 規則的相当性が 真実と言葉の間を取り持ち 真実を言葉で表現したり 言葉に忖度しながら真実を醸造したりする 真実は 時と共に移り行き 言葉はそれを追いかけ 真実の動きをせき止めようと 何かを動かす 風にあおられ 竹の葉が揺れている 揺れ動く どの瞬間も真実の竹でありながら... 続きをみる
評価しようとする機能は評価対象を求める たとえば 目は見るものを求め その見えているものは何かを考えるべく意識は 視覚映像を求めている 見ているものが何かがわかると その意識はその視覚映像に興味を失い その横にある事実に新たな興味を捜し始めるのであるが 見ているものが何かがわからないということにな... 続きをみる
感覚は評価である 暑い寒いは 気温を評価したものである 痛い痒いも 皮膚の状況を評価したものである 視覚も 光の具合を評価したものであり 聴覚は 空気の振動の状態を 臭覚は 空気中の成分の状況を それぞれ評価したものである 美味い不味いは言うに及ばず 甘い辛いも 食べ物の成分を評価したものである ... 続きをみる
流通している貨幣に価値があり 使用されている言葉に意味が生れる 私の価値や意味も 私が動く中で生まれているだろう そして 動かなくなると消えてゆくだろう 構造は このような動きの中にある 私という構造は 私単独では成立していない そこで不満が募ることになる 私の意で 私を構成できないのである 他者... 続きをみる
ドミノとドミノの配置の関係性が 運命を運ぶように 人と人の間の意識の関係性が 運命を運んでいる こうした運命を運ぶ関係性の一つに 言葉が存在する 法律や戒律や信念が存在する 愛や怨念が存在する 何を想うかで 未来が変わる 夢や恐怖と言った妄想が 運命を運んでいるのである 遺伝子の欠損で 遺伝病が発... 続きをみる
西田幾多郎先生の言う純粋経験は きっと 妄想から言葉を取り去らねば現れないものなのだろう と ふと考えた 逆に言えば 純粋経験を 冗長したり 抑制したりするのが 言葉ということになる 言葉を取り去った 野生の人間は もっとわがままであり もっと優しくもあるのだろう 野生の人間も 殺し合うことはある... 続きをみる
1÷2は0.5である これが 小数点第一位で四捨五入すると 1÷2は1になり 五捨六入だと 1÷2は0になる 数学は制約の上に成り立つ厳密なものではあるが 四捨五入といった自由の領域も存在している これが経済となると もっと自由の領域が広がり 一個30円も... 続きをみる
ある日 突然 太陽がなくなると 地球は 宇宙の果てに向けて 放り出される 寒くて仕方がないだろう 植物も育たなくなり お腹がすきそうである こんな突飛なことも 言葉では成立するけれど 現実的ではない 言葉は自由である しかし 言葉にも制約がある 培われてきた意味や文法の中でしか 機能しないのである... 続きをみる
言葉が裏切らないものだとして 私に向かう言葉は 私の自由を奪い 私が心から発する言葉は 私に力を与える ところが 多くの場合 現実には 私に向かう言葉を 私は聞き流し 私から発する言葉は 空回りしてゆく オオカミは 狙ったウサギを 全て捕らえられるわけもなく 全く捕らえられないわけもない そんな拮... 続きをみる
中心に 言論の自由が鎮座して その周辺を 言葉の暴力が吹き荒れる 言論の自由は低気圧みたいなものだろう 一方で 言論統制が中心に鎮座して その周辺を 粛清が闊歩している こちらは低気圧どころか 台風なのだろう 言論統制を妨げるものは 実力行使をもってなぎ倒されるのである 言論の自由も 言論統制も ... 続きをみる
ノストラダムスの大予言ではないけれど 予定表に 起こりもしないことを記載することが出来る 日記にも 実際に起こらなかったことを さも本当に起こったことのように記載することが出来る 本来 言葉は 実在から自由なのです 予定からも 実践からも自由なのです この自由を縛り合い 言葉の放蕩をたしなめながら... 続きをみる
感情や感覚という操り糸に操られ 私の身体や意識が動いている 操っているのは誰? わたし それとも あなた いいや 神様かなあ 感情や感覚という名の操り糸に 予定が刻まれ それが実践されている 操られているのは私 操り糸も私 操っているのも私 どうなのだろう 言葉というのな操り糸に 私の身体や意識が... 続きをみる
小さな正義を大上段に掲げ 他者を威圧しようとする人がいる 他にあるもっと大切な正義をないがしろにして 小さな正義を武器に 必死に社会と闘っている姿は どこか悲しく映るところもあるが 本人はいたって本気であるので気の毒である さて こうした小さな正義を振りかざしている人にしてみれば その小さな正義が... 続きをみる
言葉は腐りはしないけれど 言葉は忘れ去られてしまうことがある 使われない言葉は消えてゆく 使われる言葉には それぞれが真実を持ち 使われるたびに その真実が伝えられてゆくのである 話者が伝えようとした真実が 聴者に正確に伝えられ 言葉は存続してゆくのである こうした実態を鑑みると 言葉の内部には ... 続きをみる
カエルという言葉は 真実のカエルではないので 生きてもいないし 死んで腐ることもない このように 言葉というものは そもそも真実でない ところが それを真実であるかのように扱うところに 人間の醍醐味がある 「カエル飛び込む水の音」と聞けば 「ぽちゃーん」といった風の音が聞こえるような気がする 言葉... 続きをみる
イヌが 美味しい餌を前に 「待て」をしている 言葉が 本能に打ち勝っている時間帯である 飼主が「よし」と言うと イヌは 「待ってました」とばかりに 餌を貪り食う このように 言葉は 行動を操ることが出来る道具である 操られることを学習した動物を 操る道具である 逆に言うと 言葉は 学習しない動物を... 続きをみる
知らない言葉が話されている国に迷い込むと きっと その国の言葉を理解したくなるだろう 言葉なんか知らなくても 生きてゆければ 言葉なんて知らなくてもよいのだけれど どうにも勉強したくなる この勉強までしてでも理解しようと思う理由において 言葉は維持されている 言葉なんかわからず 人の言うことなど聞... 続きをみる
言葉に翻弄されなければならないらしい 翻弄されることで 生きる術が手に入るようにできている 翻弄され その言葉に従うことで その言葉が仲間を結び付けてゆくようにできている * 言葉全体が全能である世界の中で 一つの言葉は全能性を失っている そして 全能性を失うことで その言葉を機能させて 人間を翻... 続きをみる
動きや状態は 時間の経過の中に存在する しかし 「動き」や「状態」という言葉は 時間の中で ドンと構え動きはしない 言葉には どこか時間から離脱しようとする意志を感じる 時間の流れの中で 万物を流転させる力から逃れ 同一を保とうとする意志である そこに永遠を観ようとする意志であるのかもしれない 流... 続きをみる
「真実を語る」という言葉もあれば 「噓を語る」をいう言葉もある 「言葉は嘘をつくけれど 瞳は嘘をつかない」という言葉もあれば 「あの瞳に騙された」という言葉もある 矛盾している言葉が存在しているが それに何の不思議も感じない 言葉は矛盾を超越して存在しているのである ある言葉が正しいか正しくない... 続きをみる
今は 存在の断片であり 言葉があらわそうとする意味は これらの断片をつなぎ合わせた総和である だから 言葉にはいくつもの意味を醸し出す 「リンゴ」には 赤い色も 黄緑のものもあり 酸っぱさや 甘さもある 皮をナイフで向くときの音までも 「リンゴ」には宿している 「リンゴ」という言葉と暮らすというこ... 続きをみる
桜の樹が 毎年春になると 同じ花を咲かせてくれる 去年の花は散り また新しく花を咲かせてくれるから 去年とは違う花なのでけれど 姿かたちは同じ花である この違いながらも同じである花が 流転する万物の中で 再び現れるのである このような 同じ花を再現する能力において 生命は流転を免れながら 息づいて... 続きをみる
思考の世界の中の大空に 「善」という字を描いてみる その「善」に 「善」についての語らいや 「善」とされる経験を紐づけてゆくと 大空に浮いていた「善」が 次第次第に落ちてきて 心の中に納まった 心の中に納まるや 「善」についての語らいや 「善」とされる経験が心を震わせながら いよいよ本物の「善」と... 続きをみる
「むかしむかしあるところに おじいさんとおばんさんが すんでいました」 こうした言葉たちを読むと 頭の中に おじいさんと おばあさんが生まれてくる おじいさんやおばあさんばかりではない 龍や雷様も生まれてくる 言葉には世界を創造する力がある そうした世界を 言葉たちがさらに動かす 凍てつくよう... 続きをみる
「オオカミが来た」 という言葉に反応して 山とは逆の方向に逃げる この行動は 言葉により誘導されたものであるが その背景には 「オオカミは山に棲む」 という知識 「オオカミは恐ろしいもので 襲われないように 距離をとらなければならない」 という知識がある このような知識は 「オオカミが来た」と... 続きをみる
お金が欲しいと思う できれば働かずに お金が入ってくればと願ったりもする お金が欲しいと思うことは 悪いことではない お金が欲しいのは 生きている証である 生きようとする意志の表れともいえるだろう お金が欲しい お金を稼ぐ お金を手に入れる お金を使う また お金が欲しくなる こうした円環のなかで... 続きをみる
反応が進むには 様々な条件がそろわなければならない 温度や湿度 pHや気圧や浸透圧 反応に必要な材料や 反応を触媒する仕組みも必要になる こうした様々な条件を整えられた場合にのみ 適切に反応が進むということになると 自然に任せていたのでは 到底適切に進むことが困難である そこで 反応が首尾よく進む... 続きをみる
半透膜で仕切られた内側で 細胞が規定された反応を巡回させているように 不完全な隔壁で守られた内側で それぞれの独我論がそれぞれの規定を巡回させている この巡回は 隔壁の不完全性において 外部とわずかに交流し この交流により 独我論は遷移する 「こうあるべきである しかし 世の中はそうなっていな... 続きをみる
言葉は 真実を語れるという野望の上に成立している幻想だ 予言が真実であることを取り繕うために 予言通りのことが起こるよう画策するがごとく 発した言葉を実現しようと 様々な努力を重ね 言葉に信頼を持たせることにより 言葉はその威厳を維持している このような実践努力がなくなると 言葉は信頼を失い 役立... 続きをみる
私にとって 言葉は借り物だ 同じ言葉を借りていると その人の間で その言葉で通じ合い 意思疎通できるようになっている 同じ言葉を借りることが大事で この人間観の連帯は その言葉の貸出元ということになる 言葉の貸出先はそれぞれの「人間」なのだが では言葉の貸出元も「人間」だろうか? 言葉は 親や周り... 続きをみる
子供の頃は 言葉を知らなくて 「あれ あれ」と言い 年を取ると 言葉が出なくなって 「あれ あれ」と言う 思考は 確かに 言葉で考えることが多いが 「あれをこうして」などというあいまいな言葉でも 思考は思考である 考えようによっては 「赤に黄色みがかかった明けの空」という言葉より 「今見えている空... 続きをみる
言葉は間主観的クオリアだ 感動や悲しみが 自分だけのものであるように 言葉も 言葉を話す人たちだけのものだ アリたちのフェロモンも 間主観的クオリアだ クオリアがクオリア生む連鎖のなかで 言葉や フェロモンが 個体から個体へと クオリアを伝達している 「好き」という感情 「嫌い」という感情もまた ... 続きをみる
言葉の字面と 言葉としての発音は 時空の世界では 全くもって異なる存在だが 言葉の世界の仲介により 同じ存在として認識することができるようになっている 「存在」と“そんざい“という発音は 同じ意味を共有しているからだ 意味を共有しているから 別々の時空的な存在が同じになると... 続きをみる
オスとメスが接触して 次世代命の誕生を迎える 普段は離れているオスとメスが 接触するように様々な工夫が施され 必然的であったかのように オスとメスが結ばれる 昆虫は フェロモンを放出し 異性をおびき寄せるたり 音を出して 異性を呼び寄せたりする 花々は 昆虫を誘い 花粉を別の花へと その昆虫に運ば... 続きをみる
べきである星人は 「・・・すべきである」と考えると それをとことん実践する 決められた予定を ことごとくその通りに実践しなければ 気が収まらないのだ それほどまでに 「べきである」という言葉を愛しているのだ さらには それを 他人にも押し付けてくるから たちが悪い ともすれば 自分には甘く 他人に... 続きをみる
法律は大切だ とはいえ 法律も 人情にほだされることもあり 力に屈することもある 経済も 人情にほだされてこそ輝きを放ち 力に屈しながら循環を続けている 人情も 力も 人間の欲の表れだ 人間の欲は 人間が生きるための義務の履行を促す手段である だからなのだろう 人間が生きる義務を 円滑に回すように... 続きをみる
頭の中で繰り返す私の主張を隠し 当たり障りない言葉を発する 言わずに隠し置く本音を 私は 一日にどれくらいため込んでいるだろう 私はきっと ため込んだ本音をどこかに捨てている 知らぬ間に 捨て去り 当然に 私以外のだれもがそれを知らない だから 私が発した当たり障りのない言葉たちが 私のイメージに... 続きをみる
人間が棲める環境は 気温や気圧 空気中の酸素濃度等々で 客観的に記載できる が 記載された文字の中を 人間が棲むわけではない 文字の中ではなく この文字が実践されている環境の中を 人間が棲んでいる 文字は 実践されている環境を 写し取るだけでなく 文字で描かれた理想を実現する過程でも その力を発揮... 続きをみる
痛みは 私だけのものらしい 他人の痛みは 頭で想像はできても それを知覚できない 自分の痛みだけが 私が知覚できる痛みだ このように 痛みは 普遍的なものではなく 個人的な感覚だ もっと言えば 独我論的感覚だ 痛みに苛まれている時 私の意識の全てが痛みとなる この全である痛みが 他人には無であるの... 続きをみる
言葉は規範となり 行動の鋳型となる そして 思考の鋳型となり 自我を成型する 成形された動きが 循環を描き 時間を超えて存続してゆく 鋳型のない自由な動きは 軌道を外れた衛星のように 消え失せる 他者が消え失せぬように その他者の鋳型となり その他者を循環の規範に乗せ 自信も 他者が形成する鋳型に... 続きをみる
助け合い 支えあうから人間であり 野放図な野生の生活を抜け出し 社会的で快適な生活を送っている この社会性動物を 言葉が支えている このことから 「助けてください」という言葉と 「ありがとう」という言葉と この両者の間にある 言葉を投げかけられて人の行為 この3つが連なってこそ 言葉は社会性を発揮... 続きをみる
好きや嫌いにかかわらず 万有引力と同じように 同調圧力にさらされている スリッパは日々足に踏みつけられ その足の形に馴染む形に変わっていく 足からスリッパに向かう同調圧力だ これと逆の方向 すなわち スリッパから足にも同調圧力が働く 心地の良い場所まで足を入れ それ以上でもそれ以下でもない場所に足... 続きをみる
実効再生産数という概念が コロナ禍の中で脚光を浴びた 一生のうちに 何人の女児を 一人の女性が生むかを数値化した 基本再生数という概念が人口学にあるが コロナ禍の中で脚光を浴びている実効再生数は この人口学の概念を感染学に応用したものだ 再生数が1を超えれば 人口は増加 感染は拡大する 逆に 1を... 続きをみる
観察する時は 現実の動きを言葉に移しかえ 実践する時は 言葉を現実の動きに移しかえる このように 観察においては 言葉は後置され 実践においては 言葉は前置される 前置されたものから 拘置されたものへの変換においては 技術力が試される 観察においては 「絵にもかけない美しさ」ではないけれど 言語表... 続きをみる
物と物の対応関係を 言葉が仲立ちしていることがある 春には お内裏様とお雛様を並べてみたり 夏には 鼻緒のついた下駄と浴衣を揃えてみたり 秋には ススキとお団子を並べてみたり 冬には 柳の枝に白い繭玉を飾ってみたりする 時と場所に応じて 普段は別々に存在している物たちを 言葉が引き寄せる このよう... 続きをみる
法律は 法律の威厳を維持する為に存在するのであり 必ずしも 人々の幸せの為に存在しているのではない ただ 法律の威厳を維持する為に 人々が法律の部品として動く必要があり この必要を満たすために 法律は 人々に利益をもたらしている 言葉も 言葉の威厳を維持する為に存在しているのであり 必ずしも 人々... 続きをみる
全体を保持するコミュニケーションの中で 部品化が進んでゆく オータコイドやホルモンに反応する細胞たちが 細胞間コミュニケーションを実践し、 フェロモンや 姿や 動き それに言葉などの音に反応する個体たちが コミュニケーションを実践している コミュニケーションが進めば進むほどに 個体の部品化が進み、... 続きをみる
責任やら義務やらに がんじがらめになっていると 猫になりたくなる 言葉に翻弄されないからだ 別に猫にならずとも 言葉から解放されればよいのだけれど 私にも人間としてのプライドがあるので 言葉を理解し駆使することから逃れられずにいる だから 言葉に翻弄されないようにするために 言葉を駆使しようと躍起... 続きをみる
幼い子供は 思うようにいかないことがあると 素直に泣いて 思うようになると 素直に笑う 言葉はしゃべれなくても 泣いて 笑って 周囲の人々に 心を伝えている 人間は 心を伝え合い 争ったり 仲良くなったりする 言葉を覚えると 言葉で 気持ちを伝え合い 争ったり 仲良くなったりする 人間関係という状... 続きをみる
地球という言葉がない太古の時代から 地球は太陽の周りを回ってきた 言葉は そんな自然のなかで 生ま育ってきた その言葉が 人間を介して 自然を支配する 言葉が 草花を 野草や 雑草や 野菜に分類し 草花を支配する 動物や 益獣や 害獣や 益虫も 害虫に区分けされ 支配されている 人間にも 様々な名... 続きをみる
子供のころ 思うようにならないのは 自分が子供だからで 自分も大人になったなら 思うようになると感じていた 大人は 不平を言わず 何でもわかっているかのように振舞っていたからだ でも 大人になって 大人になっても思うようにならないものだいうことが分かった 大人が 不平を言わず 何でもわかっているか... 続きをみる
お金よりも大切なものがある だからと言って お金に惑わされずに生きてゆけないのが通常だ お金が欲しいから 一生懸命働く 逆に お金が欲しくなくなれば きっと働かない そうなれば お金で人を操っている お金持ちの人たちは 「こんなはずじゃない」と嘆くだろう でもそんな風にはきっとならない お金があれ... 続きをみる
みんなが生意気になれば もう少し自由な空気になるのだろう * 会議室のテーブルに向かい うつむきながら 自分を押し殺し座っているのではなく しっかり前を向き 生きている人間らしく 意気込みをもって 過ごさなければ 自由な空気が生まれないし 不平等は不平等のままだ 生意気にならなければ 何も買えられ... 続きをみる
受精した卵が 細胞分裂を繰り返し 内側に神経ができてきて 外側に皮膚ができてくる この内側の神経が 外側の皮膚を刺激して 手や足や指 それに目や鼻が誘導される 何の特徴もない皮膚の裏側に 神経が伸びてきて コチョコチョとくすぐると 皮膚がくすぐったくて ウネウネ動いているうちに いつの間にか 手や... 続きをみる
言葉の 形と音と意味は反応で結ばれている 人間の能動的反応がなくなれば 言葉の 形と音と意味は バラバラに散らばって 秩序ある世界から 無秩序へと 創られて来た系譜としての言語世界が崩壊してゆく 同じように 細胞を低温に晒し 酵素を失活させ 化学反応をストップさせると 細胞の秩序は失われ 維持され... 続きをみる
ダーウィンズフィンチは 豊富にある食べ物に応じて そのくちばしを それを食べるのに適した形へと 進化させてきたと考えられている この例でも分かるように 環境に応じて 臨機応変に対応できると「生き易さ」が向上する 氷結の地には 氷結の地の流儀があり 南国の地には 南国の地の流儀があり 砂漠の国には ... 続きをみる
去るも地獄 残るも地獄 そんな状況には陥りたくない それでも あちらを立てればこちらが立たず こちらを立てればあちらが立たず という状況が世間に溢れているので どこかで 去るも地獄 残るも地獄 というようなことになってしまう だから 地獄もそれなりに過ごしやすいと ありがたい そんなふうに あちら... 続きをみる
「今ある姿」とは違った 「あるべき姿」を思い描くことができる 「今ある姿」を 「あるべき姿」に近づけようと 努力を重ねたり 嘘をついたり 護摩化したりしてもする 「あるべき姿」を追い求めるのは 何も人間の意識だけのことではない 大腸菌も 闇雲に栄養をたくさん取って大きくなるわけではなく 大腸菌とし... 続きをみる
雨だれが ポツリまたポツリと水たまりに落ちている 水は水と重なり合うことができず 水と水がぶつると 弾け合い 音が生まれる 水から生まれた音は 弾け合うことなく 重なり合い 進む先々で生まれる音を飲み込みながら 拡がってゆく 滝つぼには にぎやかな音の群れが鳴り響いている 音ばかりではない 弾け合... 続きをみる
世界中の人が交流するようになって 世界中に息づくあらゆる病原菌が身近になってきてしまった コンピューターウイルスがそうであるように 病原菌もきちんとした規則に則った秩序であるから 恐ろしい 無秩序な病原菌には 感染力がない 秩序があり きちんとしたプロトコールに従い 人体に侵入し 増殖し 人体の秩... 続きをみる
言葉を聞くと 自動的に その意味を頭の中に思い描いてしまう 意味が 言葉を発した人ばかりではなく 言葉を聞いた人にも発生するようにできているから 会話が成り立つ 同じ言葉を聞くと 同じ意味を思い描くという能動的反応が 自動的に起きるように頭の中にうまく仕組まれているから 会話が成立しているというこ... 続きをみる
「生まれ変わったら、鳥になりたい」 ラジオから こんな言葉が流れてきた 「ああ、鳥か。どんな鳥だろう?」と 私は頭の中で反芻しながら 「鳥になるなら、何の鳥になりたい?」と 隣の人に声をかけた 「ええ?何だろう」 しばらく考えていた隣人が 「カラスかな」と反応してくれた 「あれれ、意外だなあ。じゃ... 続きをみる
昔々、「言葉」にも意識があり 「言葉」も生き生きと成長していたので いつか「人間」になれると信じていた そんな言葉を傍らで見ていた「人間」は 「がんばれ」と励ましてくれたりもしたけれど 「無理だから、諦めなさい」と元も子もないことをいったりもした 「言葉」は 「がんばれ」と励ましてくれる人が好きだ... 続きをみる
我思う故に我在り、という 「思う」ことで存在する「我」を コギトというのだが このコギトは 「思う」ことで現れるので 「伝える」ことでは現れてはくれないらしい 「我」は 物の名前やその使い方と違って 「伝えられ」て記憶しているのではなく 「思う」対象に先んじて存在している ここに コギトの孤独があ... 続きをみる
人間には 言葉という刺激がある 言葉は お米や小麦 お肉やおさかなのように 味覚を刺激してくれないし 腹も膨れない そんな 内臓が見向きもしない言葉を 目や耳が欲している 目や耳は 遠位感覚器だ 遠くにある餌の在り処や 遠くにある危険な存在を感知するために 進化してきた感覚器だ 言葉により 行った... 続きをみる
イデアは静止した永遠不滅の存在らしい * 「歩く」という言葉がある この言葉は 歩かずに静止している 静止している「歩く」という文字を見ていると 「歩く」が 永遠に続いてゆく 「生きる」という言葉も 「歩く」と一緒に静止して 一緒に続いてゆく 「歩く」も「生きる」も 動かない だから 歩くのをやめ... 続きをみる
椅子を見ると 座りたくなる 座る必要のない時は 椅子を見ても 景色の一部であり 椅子があることに気付かないこともある 椅子の足が抜け落ちそうでガタガタしていても 椅子に座る必要もなければ 直しはしないが 椅子に座りたければ 椅子の足が外れないようにはめ直したりする 椅子と同じように 言葉も 右から... 続きをみる
あまり使わない単語や用語は その意味や正確な書き方を なかなか覚えられないけれど よく使い よく書く単語や用語は きちんと覚えている 単語や用語は その形と音と意味が 互いに関連し 連想し合う間柄になって維持されている 連想は反応であり 橋という字を見て橋の意味を連想することは ひとつの特異的な反... 続きをみる
「うわー!うんこだ」 「逃げろ!逃げろ!」 「くさい!くさい!」 子供たちが騒いでいる 私も子供の頃 「うんこ」という言葉から逃げ回った 本物のうんこがなくても 「うんこ」という言葉さえあれば くさいのであり 逃げ回る動機になる こんな子供たちのじゃれ合いを 物質主義者は 「存在しない「うんこ」と... 続きをみる
人間には 様々な物事に名前を付ける権限があるらしい そして この権能を振りかざし 名前をかぶせた事物を支配することに夢中になる 全ての事物に名前を付け それらをすべてを支配下に置く そんな夢物語を描く性分が人間にはあるのだろう どんな高い山にも上り どんな深い海にも潜り 宇宙の果てまで冒険してみた... 続きをみる
人間には 人権が認められ この人権の名のもとに 人間が保護されている 猫や犬には 当然、人権がない 人でないからだ それで保護の手も手厚いとは限らない 猫や犬は 法律上は動産ということで 花瓶や本棚と同じ扱いということの様だ どんなにかわいらしいペットも 動産というレッテルが貼られ 殺されてしまっ... 続きをみる
ちゃんとした言葉がなくても 猫も犬も 食べれるものと 食べれないものの微妙な違いが判るらしく 鼻を近づけ臭いをかぎ 食べたり 横を向いて食べなかったりする 「いい匂いがする」という言葉がある この言葉を聞くと 鼻を近づけその匂いをかぎたくなる そして 「ああ、いい匂いだ」と 同意することもあれば ... 続きをみる
金魚が 水の中で息をしている 私が水の中に潜ると 一分もしないうちに息が苦しくなる 実に金魚は凄いことをしている まあ 金魚にしてみれば 水の外で息をしている人間の方が よっぽど凄いということにはなるのだろう 空気のない宇宙空間で生きている生き物に出会ったならば 「凄い生き物だ」 「どうやって呼吸... 続きをみる
同じものを見ても 見る人により異なる意味が生まれる 誤解と評される類のこともあれば それぞれの人の背景により生まれる違いもある 同じ夕空を見ても 明日は晴れそうだと思う人もいれば 明日は雨が降りそうだと思う人もいる 同じ行為や発言を見聞きしても 好ましく思う人もいれば 迷惑に思う人もいる このよう... 続きをみる
人間の目は 物よりもその意味を見ようとする だから 形として飛び込んでくる文字も意味になる 人が人の行いを眺める時 その行いよりも その意味を見てしまう 裏も表も見てしまう 人の口は 物そのものよりもその意味を語る むしろ 言葉になると 物自体は無となり 意味だけが空を舞う この意味世界に 人は右... 続きをみる
ネコが 自由気ままに見えるのは 言葉を知らないからかもしれない もし 言葉を知っていたとしても その言葉にどれだけ従うだろう 猫好きの私としては 言葉を無視して 自由気ままに 猫を貫いてもらいたい 意にそわない言葉をかけられても それに異を唱えることもほどほどに 自由気ままにふるまう そんな猫に憧... 続きをみる
言葉が偉そうに ウンチクを並べたてているのだけれど ウンチ君が騒ぎ出すと 並べられていたウンチクは ドミノ倒しのごとく次から次へと倒れてしまい 頭の中はウンチ君でいっぱいだ 飾り奉られた 立派な正義も ウンチ君の前では形無しになる だから ウンチ君は 立派な言葉たちにより 闇から闇へと葬られて 表... 続きをみる
写真の世界のように 言葉の世界の中では 時間が止まっている もしくは 言い換えれば永遠となっている だから 言葉の世界の中で 時間は自発的な流れを止めて 時間は受動的に流される こうして 言葉の世界の中では 時間も操作対象になり下がり 1年でも 100年でも あっという間に過ぎ去ることになるし か... 続きをみる
「蔑む」という言葉がある この意味するところは 言葉の世界にのみ存在してはいない 現実の世界を反映した言葉である 「差別」という言葉もまた 言葉の世界にのみ存在していない ある主体が ある客体を蔑む時 主体は客体との関係において 主体の側が 自由のみならず優位性を取得する 言葉ではなく 現実におい... 続きをみる