感覚と未来:過去と未来を結ぶ絆
感覚が 未来を変えてゆくきっかけを作り続けている 怖いと思ったり いいなあと思ったり 感覚が さまざまな思いを揺り動かす この思いに駆られ 体が動く 逃げたり 追いかけたり 座り込んだり 立ち上がったり 声を発したり こうした動きが それを対象とした感覚を刺激し この感覚が さらなる未来の変化をも... 続きをみる
砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。
感覚が 未来を変えてゆくきっかけを作り続けている 怖いと思ったり いいなあと思ったり 感覚が さまざまな思いを揺り動かす この思いに駆られ 体が動く 逃げたり 追いかけたり 座り込んだり 立ち上がったり 声を発したり こうした動きが それを対象とした感覚を刺激し この感覚が さらなる未来の変化をも... 続きをみる
意識が 感覚を記憶となし この記憶を呼び起こし 過去の答え合わせをしながら 未来へ回答を繰り返している こうした答え合わせや 解答が 思考である そして 過去の答え合わせは 過去の思考にとどまらず 過去の実践に対しても行われている 同じく 未来への回答もまた 思考にとどまらず 未来に向けた実践とし... 続きをみる
意識にとって 未来は答えが待っている時間であり 現在は答えを待っている時間である 目の前に 見たことのない料理が並んでいる それを眺め 臭いを嗅ぎながら 美味いかどうかを吟味する 美味そうだとなると その料理を口に運び 舌でその味を体験する 視覚と臭覚の答え合わせが この味覚体験である さらに こ... 続きをみる
目の前のものを見ている時 あるものを あるがまま眺めているのではなく その後に起こることをも眺めている たとえば 赤信号を見ている時 何時青になるか 何時青になるかと待ちわびながら 赤信号を見つめている 目で見ている景色は 純粋な景色ではなく 未来を眺める不純をはらんでいるのである この不純がなけ... 続きをみる
見ることで その対象がもたらすであろうことを あれこれと想像しているらしい その想像の中で 私に危害や恵みをもたらさないということになると その対象の興味は無くなり かりに その対象が 何かわからないものであったり 私に危害や恵みをもたらすということになると 私はその対象を さらに凝視したくなるの... 続きをみる
うちの軒にツバメが巣をかけた 巣の下の糞には閉口するが 大きなくちばしを開け 「餌をくれ」と精一杯叫ぶ雛の姿に癒される 野良猫に襲われずに 無事に巣だってほしいと願いさえする この祈りにおいて うちの雛は 他のところにいるツバメの雛とは違うものとなっている このような祈りを言葉にすると さらにうち... 続きをみる
同じ製品を作り続けてゆくには 同じ製品が売れ続けてゆかなければならない 同じ政党が主流であり続けてゆくには 同じ政党が投票され続けてゆかなければならない 同じ生き物が生き続けてゆくには 同じ生き物を生み続けてゆかなければならない 同じ宗教が流行り続けてゆくには 同じ心が伝わり続けなければならない ... 続きをみる
赤インクを一滴水に落とすと 赤い色素が水の中を拡散してゆく この現象を観察するには 新しい水に新しい赤インクを落としても 観察できるし 一度観察した水を蒸留して採取した水に 一度観察した赤い色素を分離収集したインクを落としても 観察できる 赤い色素が水の中を拡散してゆく現象を再現するのに 様々なプ... 続きをみる
水の中に赤インクを一滴落とすと 赤インクは水の中を散逸してゆき 色は薄くなり 元の濃い赤い粒に戻ることはない 散逸してゆく自由運動である このとても薄い赤色の水を蒸発させ 残った残渣を一滴に水にしたすと 一滴の赤いインクができあがる この赤いインクを 水の中に落とすと 再び赤インクは散逸して 薄い... 続きをみる
科学論文は 過去を数値化し言葉に変え その再現性を確認する 過去の集大成が 科学の集大成である このような過去を 未来に活かすのが 応用科学である 自然科学は 物質の過去を主題とし 人文科学は 物質や言葉に対する人間の反応を主題としながら 発展してきた 物質は どの様な状況でどう変わるのか 人間は... 続きをみる
可動域が狭くなれば その分だけ自由な動きが損なわれる 自由は 可動域がもたらしてくれる恩恵なのである アキレスと亀という思考実験がある 足の速いアキレスが亀に追いつけないのである アキレスが亀を後ろから追いかけると やがて亀との距離が半分になる そしてその後さらに追いかけて その距離を半分になる ... 続きをみる
体の中にはたくさんの筋肉があって 使われない筋肉は小さくなって固くなり 使う筋肉は大きくやわらかに成長するようである 使わなくてもどうということもない筋肉でも 使われず委縮した筋肉が増えるに従い 姿勢は悪くなるばかりで 周囲の血行が悪くなれば なおさら委縮も進むという悪循環にも陥ることになる 目の... 続きをみる
「歳をとると 筋肉がこわばるのは 鳥も人間も同じだ」 マッサージ師の方に こう言われながら マッサージを受けた どこがどう違うのかよくわからないが 若鳥のから揚げの方が 老鳥のから揚げより格段においしそうである 公衆浴場で眺めていると 若者と お年寄りでは 体つきが全然違う 張りのある餅と と... 続きをみる
寝静まっていた景色に 鳥たちが歌いだし かすかな光が届き始める やがて 日の光も届き始め 往来に 人や車が行き交い始める 朝は ゆっくりと始まり ゆっくりと終ってゆく そしてまた いつの間にかやってきては いつの間にか過ぎ去ってゆく こうした繰り返しの中で 朝が続いている 毎日消え 毎日現れ 朝が... 続きをみる
台風の辺縁は 雨風が弱く 中心に地下ずくほど 雨風が強くなる 水や空気の動きが 中心から 渦を巻きながら外側へと流れてゆく この定常的な流れが 台風であり 水や空気が台風なのではなく その動きが台風なのである 鳴門海峡の渦潮も 海水が渦潮ではなく 潮の流れが渦潮なのである 動きが収まれば 台風も ... 続きをみる
国境線が引かれ 国境の壁が出来る この壁の外と中で 言語の境や 物流の境 人流の境ができあがる 完璧な境ではなくとも この境の外と中では 異なる循環が形成され その循環の散逸を この壁が妨げている 国境地帯は 循環の辺縁が交わるところなのである どちらの側からの影響力も弱く どちらの側への拒否感も... 続きをみる
車はぜいたく品であった 子供の頃 街へ出かける手段といったら 長々と歩くのか バスであった 時折 ぜいたくにタクシーに乗ることもあったが 真っ黒なコールタールが塗られた電柱の脇を トボトボと歩いてゆくのが普通であった このコールタールが 夏の暑さに溶け柔らかになった それをいじって形を変えたり は... 続きをみる
檻の中の虎が 右へ行き 次に 左に行き また 右へ行き 左へ行き 首を振りながら 右行き 左行きを繰り返している 檻という制約が この循環を維持しているのである こうした制約がなくなると トラの行動は散逸し 規則性なく 自由に大地を駆け巡ることになる 私の体内に取り込まれた炭水化物は 私が用意して... 続きをみる
人の道というものがあるらしい 人の心に従えば 人の道を外れることはないとも聞く 猫にも 猫の心があり 猫の道があるので 犬のようには振る舞わぬのであろう こうした 心や道が循環を作り 人としての行いや 猫としての行いが 散逸を免れている 心は内臓に在ると聞く 満腹は幸せを呼び 空腹はイライラを募ら... 続きをみる
急いでいる時の赤信号に苛立つ その苛立ちを堪えていると いつの間にか 貧乏ゆすりが始まっていた 「急ぎたい」という私の気持ちだけでは 急ぐことが出来ないのである 車で急ぐのではなく 走って急ぐのであれば 「急ぎたい」という気持ちは 肉体の限界まで急ぐことはできるだろうが 車の場合 社会の限界までし... 続きをみる
湧き上がる感情に 私の行動や幸福が支配されている こうした感情が紡ぎだしている循環に 理性が「待った」をかけたりするのだけれど 湧き上がる感情を制御できずに 理性はあんぐりと口を開け 呆然と感情の暴走を見送ることがある 犯罪を犯すということが 日常のすぐ横に寄り添いながら 時は流れているのである ... 続きをみる
災害を予知できると有難い 今を維持しやすくなるからである 被害を出来る限り少なくする措置をとり 安全な場所に避難できるれば 災害の復旧は より効率の良いものになる 今が恋しいのである 困難を抱え 不満を抱いては居るのだけれど 今が恋しいのである この恋しさに 保守の核心があり この核の周りで 実体... 続きをみる
カエルとヘビは 両立しないところがある カエルが生きるためには ヘビは邪魔であり ヘビが生き延びるためには カエルを捕食しなければならない 仲良くはできない それでも カエルはカエルの生活環を繰り返し ヘビはヘビの生活環を繰り返し 共に生き永らえている カエルは ヘビを徹底的に邪魔にせず ヘビは ... 続きをみる
目横鼻縦 人間の顔は 目が横に2つあり その中央に鼻が縦に伸びている 皆同じである しかし みな違う顔付をしている 皆同じようでありながら 少しづつ違っているのである きっと 鰯たちにも それぞれの個性が在るのだろう そうした同じでありながら個性的な個々が 精一杯生きようと努力している その結果が... 続きをみる
言葉が人を操る 命令形の言葉はその典型である しかし 言葉だけでは人は動かない 「特攻して自爆せよ」と言われて その通りに自爆した戦争中の若者には この言葉に従う心があった 言葉の背景には このような心が存在していなければ 言葉は機能しない 言葉の背景に 暴力が存在することもある 拳銃を突き付けら... 続きをみる
循環を共にする鰯は きっと彼らにとっては 皆それぞれに異なる鰯である しかし 傍から見れば 皆同じ鰯である 同じ鰯であるので どの鰯を食べても 同じ味がするし どの鰯が生き残っても 食べられた鰯が生き残ったのと同じことになる こうして 異なりて同じくする存在は 共に形成している循環を強固に支えあっ... 続きをみる
トウモロコシ畑に たくさんのモロコシの葉が茂り たくさんのモロコシの実が実っている それぞれのモロコシは 血を分けた兄弟と同じ関係に在り 互いに異なる存在ではありながら 互いに構造はほぼ同じであり 栽培している人は どれもこれも同じ物として扱い 収穫された実は 流通させる人により どれもこれも同じ... 続きをみる
セテウスの船は 部品を取り換えながら維持された船が 当初の船なのか それとも 取り替えたるために取り外した部品を集め それを元の船となる様に組み立てた船が 当初の船なのかを思考する例え話である 空間的な承継としては 前者が当初の船であり 物質的な承継としては 後者が当初の船である 共に 構造的同物... 続きをみる
春と夏は異なる存在である しかし それは経時的な異物であり 同時的な異物ではない あなたと私は 同時的異物であり 昨日の私と今の私は 経時的異物である あなたと私は 同じ人間として構造的な同物であり 昨日の私と今の私は 空間的連続に在る空間的同物である 去年の元日と今年の元日は 経時的異物であり空... 続きをみる
循環している存在は 変化しながら存在しているので その局面局面をとれば異質なものである 春と夏は異なるが また巡り巡って同じ春が来る 走馬灯のように 私の気持ちは変わりながら私であり続けてゆく いくつもの違う私が現れては消え また現れてくる 今の私は 先程までの私とは異なり こうした異なった私の総... 続きをみる
精神が崩壊すると 私は私を責めなくなるだろう 精神が健全ではないけれど元気である時に 私は私を責め 「明日が来なければいいのに」などと 明日を恨むのだろう 精神が崩壊すれば 明日はどうでも良くなるはずである 明日 私の周辺にある構造が全て散逸し始め 私の生存が脅かされても そのことを苦にもしないは... 続きをみる