妄想と現実:時を超える妄想たち
私の生命感は
「生命は
繰り返せたことを繰り返す主体である」
というものである
生命には
同じことを繰り返す能力があり
この能力が実践できると
再び同じことを繰り返す機会が与えられる
絶滅した生命は
繰り返す機会を失った生命であり
現存生命は
繰り返す機会を維持している生命である
生命は
この機会を維持するために
周辺に力強くかつ狡猾に接することを繰り返している
そして
昨日を明日に繰り返す努力を続けている
昨日が明日になると
その主体は時を超える存在となる
繰り返す現象の背後に
それぞれの主体としての妄想が時を超えて
持続しているのである
妄想が過去を蘇生しながら
生命を維持しているのである