ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

感覚と未来:記憶が連ねている存続

catsdoodle


未来が来ることを知っている


今が未来であるからである


昔

子供だった頃

3時にならないとおやつを食べてはいけないと言われ

3時になるのを

時計を見つめながら

今か今かと待っていた


時計の針は

ちっとも動いてくれないように思えていたが

ほんの少しづつ動いて

柱時計が3時の鐘を鳴らすと

私は喜び勇んでおやつを食べた


そんな昔

私が子供だった頃

私も大人になり

やがて

老いてゆくことを知っていた


そのことが

今

実現した


おやつをほおばる様に

私は

青年を味わい

中年を味わい

老年を味わっている


時の流れの中で

今は次々と無くなり

私は変わりながら存続している


時間に記憶が在るのならば

もしからしら

私が次々と居なくなり

時である自分自身が

変わりながら存続しているのだろう


時の記憶の中で

3時のおやつをほおばっていた少年が

年老いた私であることは

記憶する価値のあることではないのであろう


今の私を知る人が

3時のおやつを待ち焦がれていた私を

どれだけ知っているのだろう

ありがとうございました

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