規則的相当性:相当であることを維持する努力
川は水が流れてゆく空間である
こうした川は
地形と水が下へ流れる性質により維持されている
こうした自然に形成されている緩い規則により
川の流れはある程度の制御がなされて
川でないところに川の流れが入り込まないようになっている
しかし
大雨がふると洪水ということになり
普段は川でないところに川の水が流れ込むことがある
川という規則の崩壊である
こうした規則の崩壊が起こらぬように
護岸工事がなされ
さらに強い規則をもって川が制御されるようになってきた
規則が強化され
川はより川らしく生まれ変わるのである
こうして
規則相当性が強化され秩序維持が進んで来た
生命という空間も
規則を強化しながら進化してきたに違いない
原核細胞は真核細胞へと規則が重層化し
単細胞生物は多細胞生物へと規則を重層化させてきた
がんじがらめの規則の中で
より安定した秩序を可能にしてきたのである
規則相当性の重層化による世界の進化である
規則は技術であり
技術は特異的反応として観察される
働くということは
特異的な反応を繰り返すことであり
酵素も受容体も
多細胞生物の個々の細胞も
それぞれの得意分野で働いている
秩序を守るため
規則を守り
相当であることを維持しているのである
私も私として相当であることを
懸命に維持しようと働いている
時にくたびれながらも
私であることの相当性を求め続けている