規則的相当性:なぜ死ななければならないのか?
命は規則に従順である
人間が作った規則ではない
それぞれが培ってきた規則に従順である
人間からしてみれば
愚かしく見える規則であろうとも
それがそれぞれの規則なのである
一見愚かしい規則でも
総じてみれば合理的に
その命を紡いでいる規則
そんな規則の下で
それぞれの命が維持されている
一見愚かしい規則でも
命を紡ぐということに対して
合理的なのである
その規則の中で
死ぬという規則がある
この愚かしい規則を忌み嫌い
それを避けようと奮闘しても
避けようもなく
死はいずれやってくる
規則を外れた外界は
不確定要素に満ちている
そんな外界がなく
全てが規則の中で調和していれば
完璧に生き抜くことができるのかもしれない
そうなれば
死も避けられる現象になるのかもしれない
しかし
規則が通用しない外界の力は強く
不確定要素が多い中では保険が必要である
新しい命は
そんな保険の機能を請け負っている
死は
そんな保険を助ける保険料なのだろう
数万の卵から一匹の命が成長し繁殖に携わる命がある
9999匹の死する命は
一匹の繁殖にかかわる命の保険料なのである
規則から外れた外界が安定すれば
死は避けやすくなる
戦争や災害のない外界があれば
もっと計画通りに事が運び
より合理的な生命の規則の下
死を避けやすい環境が整うであろう
生き延びることは
運がよいことである
運頼みが大きいほどに
保険の必要性が高まるのは
仕方がない合理的なことと言わざるを得ないのだろう