定義と現実:自己複製されてゆく定義の淘汰選択
実践的定義は
正しいか正しくないかではなく
通用するか通用しないかである
「こうした場合にはああする」
「こう言った場合にはそうする」
さまざまな実践的定義に従い行動を繰り返し
こうした定義が
現実において通用するのかしないのかが
試され続けている
そして
その定義が繰り返されれば通用したのであり
繰り返すことが出来なければ
通商しなかったということになる
繰り返されなければ
その定義は消えてしまうからである
カエルが卵を産み
その卵が再びカエルに成長できるや否やも
こうした
実践的定義の実践を通した
通用するかしないかの試行錯誤なのである
カエルばかりではない
タンポポもツクシも
ツバメも人間も
授かった実践的定義に基づき
命を未来へと運んでいる
通用する実践的定義は
適応的な定義であり
こうした定義を数多く運ぶことで
より確実に
命を未来へと運んでゆくのである
細菌もウイルスも
現実に適応した実践的定義を駆使して
増えれる時に増えれるだけ増え
死滅する時は死滅しながら
それでも
残存したものたちが
再び増えることが出来る時を待つ
増殖する定義が
生き残りをかけ
増殖を繰り返している場が
現実なのだろう
法が定義され
神が定義された
増殖する定義なのか
潰えてしまう定義なのか
現実に通用する定義なのか否か
それぞれの定義が試され続けている