ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

先入観の扉の中で


好きと嫌いがある


好きだと思っていると
その良いところがどんどん見えてきて
どんどん好きになってゆく


逆に
嫌いだと思っていると
その嫌いなところがどんどん見えてきて
ますます嫌いになってゆく


だから
道徳の先生は言う
「好きなところを探しなさい」


理由は定かではないけれど
確かに
好きな人がいる
そばにいたい人もいる


男と女


誰でもいいというわけではない


好きになれない人がいる
嫌いになれない人がいる


どうしても
好きと嫌いがある


ぬぐえない先入観があって
それが
ますます強くなってゆく


道徳は
この先入観をやめなさいと言う
そして
よりよい先入観を持ちましょうと勧める


でも
また
その道徳も
学ぶ人の中に
好きと嫌いを作り上げてゆく



食料になる動物と
ペットになる動物がある


人種があり
民族があり
国があり
地域があり
宗教があり、、、


先入観が先入観を育て
好きと嫌いが脈々と続いてゆく


先入観を見直せと言われながらも
脈々と続いてゆく



思考の中で
感性と慣性が呼吸している


呼吸をするということと
考えるということが
どこかで同調している


この同調の中で
失敗をしでかし
また挑戦をし
それを何回も繰り返し
たまにうまくいく


そしてまた
先入観の呼吸を繰り返す

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