規則的相当性:フローチャートを実践する条件反射
酵素は
条件反射を行う高分子である
一定の条件が満たされると
特定の生化学反応を惹起するのである
条件が満たされない時は
何もしないし
条件が満たされた時も
予め規定された反応以外のことを行うことはない
このような酵素が反応し
予定されていた生化学反応が実践されると
次に控えていた酵素の条件が整い
その酵素が条件反射として
その酵素が予定していた化学反応を実践する
このような条件反射が連鎖してゆき
生命は維持されている
コンピュータープログラムの
フローチャートにしたがい
プログラムが実践されてゆくように
酵素が連帯し
条件反射の連鎖を実践しているのである
酵素は
フローチャートの四角や丸のなかで示された作業を行い
次の四角や丸が作業を行う酵素が実践を行う必要条件を満たすのである
酵素には
予定が組み込まれているのである
そしてその予定を実践すべき時もまた
組み込まれているのである
この組み込みが
条件反射を引き起こし
必要な時に必要な実践を繰り返しているのである
「こうなったらこうしよう」
酵素には
こんな意志があり
その意思が条件反射を実践させているように見受けられる
私も
状況を見定めながら
「よし今だ」とばかりに行動を起こすことがある
酵素は
大きな生命の流れの中で
適切な「よし今だ」を叫び続けているのだろう
こうした酵素の条件反射が
生体内で様々な規則を維持している
きっと
視覚と目の外に広がっている世界の間にある規則相当性も
こうした酵素に組み込まれた条件反射の恩恵により
維持されているのだろう