地震や大雨

自然の脅威は
ときに
人の命も脅かす

そんな荒ぶれる自然に
人が犠牲になることは
悲しいけれど
仕方がないところがある
自然の力は偉大だからだ

でも
これを「仕方がない」と言わず
「あってはならないこと」と言い続けることで
人は強くなってきた

嘘が人を強くしてきたのだ

同じように
科学技術の人災も
「あってはならないこと」と言い続け
人災を抑え込んできた

あまたある摂理は
必ずしも人にやさしくはない
だからこそ
「あってはならないこと」として
畏怖し続けているのだろう

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メモ

「人は　自然の摂理を超越した存在だ」
傲慢な思想がある

この自然への宣戦布告の思想の一環として
「あってはならないこと」も存在している

自然という万物に対して
人間のエゴを実現してゆく戦争のなかで
人間の繁栄を勝ち取ってゆく

人間のエゴに適合した自然が
いい自然であり
人間のエゴにそぐわない自然は
荒ぶれた自然である

人間のエゴを基準にして
自然を色分けし
人間色の自然を創り上げる

天国と地獄は
こんな人間の色分けする性向を
反映してつくられた世界なのだろう

このような超越世界を創ることで
人類は自然に挑み続けている

このような流れの中で
人間の体の中にある自然も
攻撃されてしまう

人間の傲慢な超越世界が
人間の自然を攻撃するのだ

この攻撃の割り振りの中
個人と集団の間で
葛藤が収まることなく続いてゆくことになる

強さには忍耐も必要だ