悪徳と正義:需要と供給の共進化
経済の発展がそうであるように
生命の進化においても
需要は供給を追い求め
供給は需要を追い求め
共進化が進展してきた
ダーウィンズフィンチは
自然が供給している餌に応じて
そのくちばしの形態を独自に進化させてきた
そこあるものを追い求めそれを利用することは
需要が供給を追い求める姿である
花は色を奏で匂いを出し
たくさんの虫を引き付ける
見返りを求める供給は
供給が需要を追い求める姿である
呼気に含まれる二酸化炭素は
植物により利用され
植物は酸素を供給する
需要と供給が調和するところに
生態系の安定が訪れる
なにも
植物に二酸化炭素を与えようとして
呼吸をするのではない
そうした目的意識を超越して
需要と供給が調和しているところに
共進化の醍醐味がある
目的意識は
これを奇跡と感じる
欲しいものが目の前に都合よく現れるからである
これ脇席ではない
共進化の過程で
現れるものを欲しがるようになってきた成果である
もしかしたら
ダーウィンズフィンチも
なぜかそれぞれのくちばしの形に適した食べ物が
生まれた場所に豊富にあることを
奇跡と称し
神を崇めているのかもしれない