帰納法的蓋然性が存続する体系にて
種の破滅を繰り返しながら
生命は生き延びてきた
失敗を繰り返しながら
成功を迎えてきた
何時だって
手探りだ
確実に生き延びる保証は
どこにもない
万が一にも生き延びるチャンスがあるならば
億の個体を用意すれば
神様は
その役割りを果たせることになる
うまくいったことを書き留め
下手だったことは捨て去ろう
このシステムの中で
うまくいくことが残ってゆく
明日のために
何を残し
何を捨て
染みついてゆく色を
鮮やかにしてゆこう
放っておけば褪せてゆく色を
鮮やかに顕そう
少しずつ
また
少しずつ