持続可能とういう偶然を求めて
元来
情報には真も偽もない
意味もない
たとえば
01010001
この無意味に意味を生じさせるのは
情報を読み取り反応するシステムがあるからだ
システムは
エネルギーを消費しながら
反応が繰り返されている
システムに
エネルギーが供給されなければ
情報は意味を失う
言語の学習は
エネルギーが必要だ
学習されなくなった言語は
忘れ去られその意味は消滅する
語り継がれ
物語は複製され増えてゆく
その傍らで
その物語を知る者が死に物語が減少する
物語の増加と減少が繰り返されながら
物語が存続してゆく
現象よりも増加が多いと
物語が存続してゆく
人間という動物には
様々な存在が寄生している
言葉や
宗教や
法律や
哲学や
科学や
風習等々
人間というシステムの中で
持続可能な偶然を求めて
様々な存在が
エネルギーをもらい受けながら寄生している