ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生得的適応技術と習得的適応技術


人間のために
経済があってほしい


経済が好回転するために
人間が存在するのではなく
人間が存続するために
経済が存在していてほしいということだ


しかし
経済と人間が別物である以上
経済が人間に淘汰圧をかけてくるから
経済のために人間も働かざるを得なくなる


この働きに応じて
経済が人間を推し量っている


経済が人間を淘汰選抜しているということだ


森が
人間の適応度を量っているのと同じように
海が
人間の適応度を量っているのと同じように
人間が
家畜たちの適応度を量っているのと同じように
経済が
人間の適応度を量っている


そして
言語も
人間を推し量っている


人間は
様々な存在に寄生しながら生きている
だから
寄生する先に適応し許されなければ
存続が危ぶまれる


この寄生先に適応する技術力は
生得的なものもあれば
習得的なものもある


伝承的な習得もあれば
独創的習得もある


経済社会の中に生まれた
経済にもまれ
経済と相性の良い技術を習得しなければ
この社会の中ではうまく生きられない


人生は経済ばかりではない
しかし
生きながらえるくらいの適応度は
経済に対しても確保しなければならない


甘えさせてもらえれば
それはそれでありがたい
しかし
甘えていてばかりでは
経済からの淘汰圧が強まったときに
屈することになるのだろう


寄生する先に
適応しなければ生きていけない
・・・生命の限界がここにある


さあ
今日も技術比べが始まる


競争しようとするのではない
ただ
結果として競争してしまうのだ
・・・寄生をするために

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