ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

対応世界:秩序と物質の流れ


対応関係のなかで
物質群から物質群へと秩序が流れてゆく


たとえば
DNAからDNA
DNAからRNAそしてたんぱく質への流れがある


ミトコンドリアの電子伝達系も
秩序だった物質の流れだ


こんな世界を思考していると
秩序の中を
物質が流れてゆく世界を観念できる


秩序が物質の流れも
物質が秩序の流れも
同時に存在して
世界が保持されている世界だ


そんな世界の中で
物質が対応する物質を選択し
その物質がさらに対応する物質を選択することにより
物質が局在してゆく


物質の局在により
選択的対応関係も局在することになり
このような対応関係の局在か所に
特定の物質がさらに高密度に集積し
選択的対応関係もさらに先鋭化し
局所的対応関係が高密度となってゆくのだ


物質の自己機械化現象による高密度化だ


同じことを繰り返す機械が
対応関係を維持しながら
特定の物質を巻き込み
特定の物質を吐き出しながら
同じ事の繰り返しを維持している


このような高密度な機械から吐き出される物質は
その機械が醸し出す対応世界から不要になった物質たちだ


その世界に対応しない物質たちということもできるだろう


うんこやしっこは
そんな物質たちだ


だからなのだろう
うんこやおしっこといった排泄物は
私の身近に存在するのだけれど
私が維持しようとする世界とは
馴染まずにいるところがある


住む世界が違うということは
そういうことなのだろう


うんこやしっこ程身近ではないにしても
身近にできれば避けたい社会はたくさん存在している


友好的な対応関係がない世界では
角が立ったり
流されたり
窮屈を感じたりして住づらい


それでも
私はうんこを排泄する立派な人間であり
社会の一員だ


そう思い踏ん張って
住みづらい世界に留まるように設計されているらしく
頑張って努力するのだから
自分をバカにしたい気持ちと
褒めてあげたい気持ちが
複雑に混じり合った
不思議の世界を夢想したりする


そんな場所が世界の辺縁なのだろう


一人でいれば辺縁は遠い向こうにあるけれど
人が集えば
あるいは
大自然の中に飛び込めば
辺縁は身近なものとなる


辺縁で佇み
悩み続けなければならぬのだろう

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