予定と実践:言葉と実在の予定調和について
ノストラダムスの大予言ではないけれど
予定表に
起こりもしないことを記載することが出来る
日記にも
実際に起こらなかったことを
さも本当に起こったことのように記載することが出来る
本来
言葉は
実在から自由なのです
予定からも
実践からも自由なのです
この自由を縛り合い
言葉の放蕩をたしなめながら
言葉と実在の相似関係が維持されている
それでも
言葉は
堅苦しい実在を離れ
夢の世界に翼を広げ羽ばたくのです
人間には
そんな自由の翼が備わっているのです
うまく飛べれば良いのですが
落ちて大けがをするのも
自由の翼のいたずらです
そんな自由の翼を畏れては
また堅苦しい実在の中に
言葉を漬け込んでゆくのです