ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生れたての柔らかな暖かさ


こころが
あたたまる
それを目指す思想が
宗教かもしれない


厳密に言えば
宗教の始まりかもしれない


始まりがあり
終わりがある
そして
その間がある


始まりのこころがあり
終わりのこころがあり
その間のこころがある


それぞれに
別々のこころがある


批判され
それに対抗するため築かれた理屈の山の中で
宗教も思想も
こわばって
肩こりや片頭痛に
悩まされているのではなかろうか


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メモ


「初心忘るべからず」


やわらかで
あたたかな初心を忘れてしまうから
この警句が名言として
生き生きと伝えられてゆく


初めてできたことの喜びが
できて当然のこととなり
つまらない形式的なものに成り下がる


そんなとき
「初心忘るべからず」
そうつぶやいて
また
こころをあたためたくなる時がある


何かができなくて
壁にぶつかり
ささくれだったこころをなぐさめるのだ


柔らかく暖かな心が
時間と共に冷やされてゆく


冷え切らないうちに
また
初めに戻り
終わりを遠ざけるのだ


「いつのころの心を思い出そうか?」
年の瀬の
ふとした空き時間に
お正月への思いが湧き上がる

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