ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

物心二元論今日的科学的考察としての魂の分離


BMI


Body Mass Index
これは
健康診断で肥満度を表す指標だ


同じBMIでも
Brain Machine Interfaceという言葉を目にした
沢山の電極をネットにつなげ
このネットを帽子のように被ると
様々な脳波を読み取れるという


この脳波に応じて
機械を動かすことができるというのだ


脳で考えると機械がそれに応じて動く仕掛けだ


脳と機械を結ぶと
様々ことができるようになるだろう


考えただけで
あとは機械がしてくれるようになる


便利だ


その便利さと裏腹に
人間の尊厳への危機が迫りくる


隠し事ができなくなれば
きっと
困ったことになる
少なくとも
とても窮屈な思いに駆られる


それ以上に
肉体と精神の分離が心配だ


このような機械が発達した未来では
脳があれば
手足は不要になるだろうか?


植物状態に陥った人と
会話ができるようになるかもしれない


魂と体は別物であるとの二元論は
論理であるが
機械を通して
それを体感できるようになるかもしれない


もっと言えば
身体の死と
精神の死を分離できるようになるかもしれない


人為的行為で常の問題となるのは
選択の問題だ
何を残し
何を残さないのか
これを
人間が決める時
争いが始まる


生死を
人間が決めることを
人間は忌避してきた


命を
他人にゆだねたくないからだろう
魂の行方を
他人にゆだねたくないからだろう


身体から切り離された魂は
それを維持する機械を操る人々に
その運命を大きくゆだねることとなる


脳が
ペットのように
かわいがられてくれればよいのだけれど
苦役に晒され続けられたら大変だ
場合によっては
死ぬこともできぬのだろう

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