ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

トリプルワールド45


動物愛護は
全ての動物に対してではなく
特定の動物に偏った運動だ


猫や犬
クジラやイルカがその対象になるが
ゴキブリやスズメバチは
その対象とならない
クマやヘビも大概外される


同じように
人権に相当する権利は
人間に限られ
チンパンジーやゴリラ、オラウータンには認めれない


人間による
人間のための
人間の動物愛護や人権だから
人間に決定権がある


ルールが
人間が創造する世界であるから
人間の都合で
動物を色分けできる


色分けする基準も
人間が創造する


この基準が崩れると
人権の世界も
動物愛護の世界も崩れ去ることになる


人間の力がもっともっと強靭になれば
動物たちはもっともっと
人間に認められるように努力をしないと
生存する権利をはく奪されてしまうのだろう


世界には
自らの維持をするために
自らの維持に不利益をもたらす世界を
攻撃する機能を有することができる


このような機能が大きいことも強さであり
他の世界のこのような機能から
自らの世界を防衛する機能が大きいことも強さとなる


論争は
このような世界間の攻防の一幕だ


論争がある限り
世界と世界は別物として存在する


右手と左手の関係のように
論争することなく
分業が成立すれば
完全ではないにしても
世界は統一されているかの様に
観察できるようになるのだろう

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