傘を盗られないようにする為には 傘の柄に 「神は見ている」と 書けばよいと聞いたことがある 人様の傘を手に取ろうとしたときに 「神は見ている」という言葉を見ると 手を戻したくなるようならば その人の心に「神」は生きているのである そして その人がその心を押し留め その傘に手を伸ばし拝借すれば 神を... 続きをみる
葛藤のブログ記事
葛藤(ムラゴンブログ全体)-
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愛するということが 不公平をもたらすことがある 愛する人と そうでない人を区別するからである 愛されている人と 愛されていない人では処遇が違ってくる 愛されるのは人ばかりでなく ペットである場合もある すると ペットの方が 愛されない人間より大事になったりする 愛は 人類のエゴを超え ペットを優先... 続きをみる
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思考と その思考を擦る主体とは別の主体の思考は 別の世界を構築しているが 交流し 同調することが出来る この思考の性質としての同調性により 仲間が形成される 仲間が形成されると 同調することが義務となりえる 絆が強い仲間ほど この義務化が進む このようにして義務化が進んだ思考は 強力な影響力を持つ... 続きをみる
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痛みから解放され 自由になった理性は 痛みとは無縁の思想を説くこともできるだろう しかし 痛みを前にして その思想は何も慰めてはくれない 欲情から解放された純粋理性は 食事の喜びからも 飢えの苦しみからも 自由である 便秘の苦しみからも 排便の喜びからも 解放されている そんな純粋理性でさえ その... 続きをみる
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駄々っ子が 人目をはばからず 母親に向かい泣き叫び 何かを叶えようとしている その駄々っ子を 母親が封じ込めようと 必死にその子を𠮟りつけたり 諭したり 怒りつけたり なだめたりしている そんなことを繰り返しているうちに 駄々っ子の中に 母親が入り込み 湧き上がる駄々っ子を 自身でなだめ 我慢が... 続きをみる
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豊かな森があり その恵みを守りながら生活する狩猟民族にとって 貨幣経済の下で行われる土地所有と この権利に基づく経済活動は 生活の破綻を導く蛮行だ 人工と自然の交じり合いの中で 私は暮らしている 都市部で便利さと人工美を堪能し 山の中では自然の安らぎを覚える これは 心が 理性と本能の交じり合いの... 続きをみる
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義務が 秩序を維持しながら 帰納法を実践している 昨日と同じ義務が 今日も継承され あの人と同じ義務が この人にも適応され 同じ秩序が広がって 世界が構築されている 猫と共存しているネズミは 猫から隠れ逃げながら その命を紡いでいる 隠れることも 逃げることも義務の一種だ 義務を果たせなければ 帰... 続きをみる
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言葉を正しく使うには 周りに合わせることが基本である 厠 便所 WC トイレ いとおかし もののあはれなり ディスられた ヤバい 時代時代で 言葉の使用頻度は変わって来るし 意味や使用する状況が変わって来る 言葉は絶対的な存在ではない 時代とその場の雰囲気に合わせて 言葉を選ぶのが 言葉の正しい使... 続きをみる
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空間的調和と 反応的調和がある 空間的調和は カギと鍵穴の関係に喩えられる 酵素反応における 酵素とその基質の関係もそうであり コオロギの生殖器の接合もそうである 反応的調和は コオロギの歌の呼び合いにある その歌を聴いて避け合うようでは 恋はうまくいかない それを聞き 互いにひきつけ合わなければ... 続きをみる
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