科学実験には再現性が求められる 一度だけ起こる現象ではなく 条件を整えれば 何度でも 任意の時間にその現象を再現できる このような再現性がある現象が 普遍的事実として 記録されてゆく 逆に言うと このような普遍的事実は 条件を整えないと 再現されないということになる 普遍的事実は 適応的な条件下で... 続きをみる
自作因果律のブログ記事
自作因果律(ムラゴンブログ全体)-
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予定されている因果律が 斉一的時空の中で 実践を繰り替える 予定された因果律が描く潜在的時空は 多重的に存在しているが 斉一的時空では 多重には存在しえない そこで 実践を試みても たくさんの潜在的因果律が 実践途上で打ち砕かれる 実存の 実在競争だ この実在競争の勝者が 再現性が高いということに... 続きをみる
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植物の種の中には 「ああ」して「そう」して「こう」しよう という予定された実存的な因果律が詰め込まれている この実存的な因果律が実践されると 芽が出て葉や花が開き やがて種を結ぶということになる 実存的な因果律には 実在の斉一的時空はないが 実存としての時空が多重に存在している この多重に存在する... 続きをみる
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機械の中に用意されている因果律は 普遍的で抽象的な時間の中にある 「そう」したら「こう」なる この「そう」したらの時間も この「こう」なるの時間も 確定していない任意の時間であり 基本的にはいつでも構わない想定となっている このいつでもどこでもよいという普遍的な条件下で 機械には「こう」なる準備が... 続きをみる
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機械の取り扱い説明書には 「そう」したら「こう」なる ということが たくさん書かれている 機械は 「こう」なるために 「そう」されることを常に待っている 機械の内部で 「こう」なることが常に予定され 引き金である「そう」される時を待っている それにもかかわらず 「そう」しても「こう」ならない時は ... 続きをみる
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因果律には時間がつきものだ 「こう」なったら「ああ」なる この「こう」にも「ああ」にも 時間の経過が存在している 時間の動きの中で 「こう」と「ああ」が相関関係をもって 何度も何度も現れるから 因果間関係として記憶されている 春になったら桜が咲く 夏が近づくと梅雨が降る 秋になると虫が鳴く 冬にな... 続きをみる
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無機的な存在と 生気に満ちた存在がある 前者には動きがなく 後者には動きがあるというのが 一般的な感覚で 植物の種には あまり生気を感じられない かたい植物の種は 石ころのようだ そんなかたい種から やわらかい新芽や やわらかい根が生えてくるから 生命は不思議の塊だ 種には 「こうなろう」とする意... 続きをみる
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主体とは何か? 太陽系の主体は やはり太陽だろう 太陽がなければ 中心がどこなのかはっきりしないし 惑星の軌道も 太陽の重力がなければ 今のようにはいかない 太陽系には 長い長い歴史があり その歴史を通じて 太陽が存在し続けた 太陽があり その周辺に惑星が公転する太陽系には この歴史の長さに応じた... 続きをみる
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西城秀樹さんの「情熱の嵐」が好きだった ♬ 君が望むなら たとえ火の中も 恋のためなら恐れはしない 情熱の嵐よ 昔は「ファン」といっていたが 今は「推し」というようだ 自分が楽しむだけでなく その楽しみを他者にも推して 一緒に楽しむことで より大きな喜びに変えてゆく ファンクラ... 続きをみる
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頭の中で繰り返す私の主張を隠し 当たり障りない言葉を発する 言わずに隠し置く本音を 私は 一日にどれくらいため込んでいるだろう 私はきっと ため込んだ本音をどこかに捨てている 知らぬ間に 捨て去り 当然に 私以外のだれもがそれを知らない だから 私が発した当たり障りのない言葉たちが 私のイメージに... 続きをみる
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算数は 決められた規則が描き出す世界だ 小学校のころ 30㎝のものさしをカバンに入れて持ち歩いた アナログな竹の板に 等間隔に刻みが入った直定規だ この等間隔の刻みごとに 数字をデジタルに期待した体系が 自然数ということだ 自然数というけれど 自然ではない 人為的に定義されたデジタル指標だ 人間が... 続きをみる
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アリが一列になって行列する 脇に逸れ 隊列を乱す個体はいない まるで軍隊の行進のように 統制されている この行進のからくりには 道しるべフェロモンという物質が関与している このフェロモンを 先頭のアリが地面につけてゆく アリには このフェロモンが付着した場所を 歩く性質が備わっているため 先頭のア... 続きをみる
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「おはよう」が 「おはよう」の意味を共有する人々の間を 循環している この「おはよう」現象は 「おはよう」を共有する人々が形成するシステムの中を 循環している このシステムを基準にすると 「おはよう」と発語する現象は システム内の刺激であり 「おはよう」を聞き「おはよう」と返す現象は システム内の... 続きをみる
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太陽の周りを 地球が回り続けている 太陽に落ちる可能性も 太陽から遠く離れてゆく可能性もたくさんある中で 地球が 太陽の周りを周回し続けている 混沌の中の奇跡的な秩序として 地球の公転が観察されている * アクアリウムは 水を循環させ 魚が棲める環境を 小さな水槽の中で実現している 水の循環は ポ... 続きをみる
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刺激と反応の関係は ホルモンとその受容体のように 刺激も反応も自己であるような場合もあれば 外部の刺激に自己が反応する場合 自己の刺激に外部が反応する場合がある 観察者から見れば 全ての刺激も反応も外部の存在だ このように刺激と反応の関係は ①外部刺激→外部反応 ②外部刺激→自己反応 ③自己刺激→... 続きをみる
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蝶の羽の模様は 種ごとに違っていて 羽の模様で 蝶の種を分類するので 同じ種なら 同じ模様を持っている なかには例外はあるが 同じ種なら同じ模様であり 模様が同じなら同じ種だ 模様と種名の関係は 模様が刺激となり 種名を想起させる反応が引き起こされ 種名が刺激となり 模様を想起させる反応が引き起こ... 続きをみる