ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

自作因果律:循環論の中の収斂


蝶の羽の模様は
種ごとに違っていて
羽の模様で
蝶の種を分類するので
同じ種なら
同じ模様を持っている


なかには例外はあるが
同じ種なら同じ模様であり
模様が同じなら同じ種だ


模様と種名の関係は
模様が刺激となり
種名を想起させる反応が引き起こされ
種名が刺激となり
模様を想起させる反応が引き起こされる
双方向の刺激ー反応系により維持されている


このように双方向に
刺激ー反応系が成立しているがために
循環論が成立している


言葉の意味と
言葉の発音の関係も
双方向の刺激ー反応系が成立している


自作の刺激ー反応系が
双方向に向き合い循環することで
言葉を聞けば
その意味を想起し
意味を考えると
その意味に言葉を想起する関係が成立している


自作の因果律により
循環論が維持されているのだ


このような循環の中で
反応できるような言葉や
反応できるような意味が厳選され
反応できないような意味や言葉は淘汰されてゆく


自作自演の因果律の中で
淘汰選択が働き
言葉も意味も
この因果律の中で反応されやすい形態へと収斂されてゆく


モンシロチョウの羽の模様が
繁殖行動の刺激となり
それに反応して交尾が行われる


このような循環の中で
モンシロチョウの種としての
自作自演の因果律が循環し
羽の模様も
この循環が回りやすい形で収斂しているのだろう


このように種内収斂により
種として羽の模様が維持されている


モンシロチョウは
自分らしさを
自分たちで保持するようにできているようだ


言葉も
その言葉らしさを維持できるシステムの中で
言葉として維持されている


循環論の中で
変化することを忌避されながら
現状維持への収斂圧力を受けているのだ


この収斂圧力により洗練された言葉が
語りうべきものであり
この循環による収斂を受けていない事象は
語り得ぬものであり
このような収斂されていないことに対しては
沈黙することになる

×

非ログインユーザーとして返信する