対応的同一:過去と未来を同じ土俵に乗せるということ
過去は存在するか?
過去は存在したか?
過去の遺物は存在するか?
過去が存在しない現在は存在するか?
過去と現在は異なる存在か?
*
地球儀は地球を射影した存在だ
よく見る平面に描かれた世界地図は
メルカトル図法によるもので
球を平面に投影させるために
極地方が拡大されている
この地図に見るように
投影する過程で
現実とは異質であるが同質とされながらも
写像の同一性が維持されている
過去を写像する過程で異質化しても
同質として現在が存在し
未来へと運ばれている
*
見えている星は
遠い過去に星から放たれた光であるという
私の目は
過去しか眺めていないらしい
しかし
そんな目に見えている過去が現在である
*
物質の動きは
周囲の環境により制約されている
この制約により
過去は現在のように移ろい
現在は未来へと移ろい続ける
物質の動きの本質は
注目する物質そのものばかりではなく
その周辺にも存在しているということになる
同じ動きが維持される状況においては
その物のみならず
その周辺にその動きのパートナーが存在している
同一性は
そのものと
その周辺が奏でる調和ということになるのだろう
調和により
多要素の存在が協調して同一性を維持しているということだ
同じ元素のままでいるのは
原子や電子だけではなくて
重力や時間の要素も加わって
調和が成立しているからなのだろう
同一性を維持でいているから
過去から未来に向かい存在できるから
同一を維持する為に集まっているかのような塊が
現在たくさん存在している
同一であるという結果が未来に残存してゆき
このような同一性を維持しやすい存在が増加してゆく
自然淘汰の考え方だ