サケが回遊し 生まれた川に戻ってくる 再帰性 再び元の場所に戻ってくるのは 何もサケばかりではない 地球も 太陽を一周して また 元の場所に戻ってくる 夏至も冬至も春分も秋分も それぞれ また 戻ってくるのだ 心臓の拍動も 一拍動ごと周期を描き また元の状態に戻ってくる 細胞周期も 細胞分裂の直後... 続きをみる
2022年11月のブログ記事
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オスとメスが接触して 次世代命の誕生を迎える 普段は離れているオスとメスが 接触するように様々な工夫が施され 必然的であったかのように オスとメスが結ばれる 昆虫は フェロモンを放出し 異性をおびき寄せるたり 音を出して 異性を呼び寄せたりする 花々は 昆虫を誘い 花粉を別の花へと その昆虫に運ば... 続きをみる
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親ガエルはカエルであり 親ガエルが産む卵も その卵から孵る オタマジャクシもカエルである しかし 卵はオタマジャクシではなく 親ガエルはオタマジャクシではない これを記号で描くと AはBであり CもBであり DもBである しかし AはCでなく CもDではない このように 演繹が成立しないのは AC... 続きをみる
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自然劣化する存在の 劣化を抑えることは 自然劣化する存在にとって恩恵だ この恩恵を受け続けることが 自然劣化する存在にとっての命綱なのだから 当然だ この恩恵を受け続ける為に 維持されていなければならないことがあると それを保持しなければ 事前劣化する存在は存続できない このような能力を含め 恩恵... 続きをみる
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劣化する触媒の相互利他の関係が 劣化の抑制や 劣化触媒の新規形成による置き換える この相互利他の関係性が維持により 劣化する触媒は 一過的に存在するのではなく 集団として永続することになる 集団から離れ単独になると 劣化に曝され 消滅するから 集団として 劣化を相互に抑制しあわなければならないのだ... 続きをみる
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触媒は 機能するように形成される その触媒が形成される過程でも 触媒が使われる この両者の触媒の間には 物理的接触以外の関係が存在している どちらの触媒も 相手の触媒が 自身の形成に不可欠な関係が 生命現象で観察されている 触媒は 互いに欠くことができない存在になっているのだ 触媒が永遠不滅の存在... 続きをみる
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触媒に触れると 誘導され 定められた予定を実践することになる 信号は 触媒であり 赤信号は赤信号の 青信号は青信号の定められた決まりを順守させる 人の目も触媒である 悲しいかな 人の目のある所と 人の目のないところでは 後者の方が自由気ままだ 人の目があると その人の目にかなう行いを強いられている... 続きをみる
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触媒により 必然が進むと 同質が大量生産される この大量生産された存在に 触媒作用があると また別の存在が大量生産される この存在にも触媒作用があり どの産出物にも触媒作用があり、、、と 繰り返し このような触媒の連鎖のなかで 触媒反応が閉環し循環するようになると 周期を描きながら 存在群が一連の... 続きをみる
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様々な化学反応が起こっている場に とある触媒を投入すると 特定の化学反応しか起こらなくなる こんな触媒は高性能な触媒だ このような触媒により 偶然起こる化学反応が 必然的な化学反応へと昇華する 触媒はエントロピーを低下させ 因果律を必然化する魔法の杖だ このような触媒を利用して 化学工場では 様々... 続きをみる
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酵素は 化学反応を予定している それぞれの酵素が それぞれの化学反応を予定しており 予定していない基質と触れ合っても反応せず 予定されていた基質と触れ合ったときに反応する 触媒 触媒は反応を予定し 環境が整えばそれを実践する 酵素は 化学反応そのものではないが 特定の化学反応を実践させる 触媒作用... 続きをみる
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ネコ好きからすると ネコに嫌われ逃げられるのは悲しいことだ 愛するということには 対象というものがある この対象があるということにより 愛する存在と 愛される存在との間が分離する この分離により 働きかける側と 働きかけられる側の非対称性が描き出される 攻撃する側と 攻撃される側の非対称性 様々な... 続きをみる
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「何事も予定通りにはいかない」 と思っていても 予定通りにできていることがたくさんある 考えてみると 予定通りにいっていないことは 全体からすれば どちらでもよいような些細なことなのかもしれない だから 予定通りにいかなくても なんということもなく 「予定通りにいかない」と嘆いていられる これが ... 続きをみる
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迎合は組織化をもたらし 離反は組織からの排除をもたらす 迎合と離反が繰り返され 自然は遷移し続ける この遷移の中で 迎合の系譜が進化を描いている 迎合が積み重なり 機能と機能が調和し 細胞内小器官が調和して細胞が機能し 細胞と細胞が調和して臓器が機能し 臓器と臓器が調和して器官が機能し 器官と機関... 続きをみる
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権威に対しては 敬意を表しなければならないと予定され それが実践されることで 権威の下 秩序が維持されている その秩序の下 恩恵を授かるものは 権威に敬意を払い続ける 恵みをもたらしてくれる自然には 敬意を払いたいが 何の恵みももたらさない自然には 無関心でいる 人類は 人類にとって恵みをもたらす... 続きをみる
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人間は 人間という権威を創り上げながら生きている 人間に敬意を払う生き物には 優しさを振りまき 人間に敵意を抱く生き物には 鉄拳を与え 人間にとって有益な気候を崇め 人間にとって不利益な現象を忌み嫌い 人間の意向に沿った環境を整えながら 人間の権威を高めてきた 強すぎる権威主義は その権威から漏れ... 続きをみる
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赤信号は ある意味 権威の象徴だ 皆が その権威を認め 赤信号では 歩行者は立ち止まり 車両は停止する 赤信号を無視して 歩き続けたり 走る続けたりすると 事故を起こさなくとも 白い目で見られたり 取り締まりの対象となる 赤信号は 事故防止のためではあるが 単に事故を起こさないためだけにとどまらず... 続きをみる
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明日の今時分について 多様多彩な予定を たくさんたくさん描くことができるが 実践するのは その中の一つだ 時間が十分あれば どの予定も 時間を分けて 実践することも可能ではあるが 時間に限りを設けると 予定のうちのほんの一部しか実践できない この様に 予定には 時間の制限がない それに能力の制限も... 続きをみる
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答案用紙に 解答を記入する 全て正しく回答したつもりでも 採点され返ってくるときには だいたいにおいて 全問正解というわけにはいっていない 試験を受けている時 正解が知らされていない 今 において 解答を記入しなければならない この 今 を支えるのは 試験に向けて勉強してきた実績だ どうしたらよい... 続きをみる
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明日の予定が 今 存在する 実現することもあり 実現しないこともある明日の予定が 今 存在する 明日の予定は 真実であることも 虚偽でもある もしかしたら どちらでもないのかもしれない 明日にならなければ その虚実がつかないのであれば 予定の間は あくまでも予定であり 真実でも 虚偽でもない そん... 続きをみる
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全身にかよっていた血液の流れが滞ると 滞った血液は固まりだし 血液により養われていた細胞たちは悲鳴を上げる 実際に悲鳴を上げることはないが 細胞たちは活動を継続できなくなり 生化学反応で発生していた熱も失われ 身体は冷たくなってゆく 明日も血液がかよっている そんな予定の中で 細胞たちは暮らしてい... 続きをみる
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在るものは壊れる この当たり前のことを 存在と時間という視点で眺めると 存在に 時間という要素が加わると その存在は 崩壊という現象と共に存在するということになる そして 予定と実践の間に 時間経過が存在する限り 予定にも 実践にも 崩壊現象が付きまとうということになる 無為ならば 崩壊する存在が... 続きをみる
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鶏と卵は どちらが先に現れたか? という議論も面白いが 鶏と卵は同じものか? という問いも面白い 鶏と卵は 全く違う形状をした別の存在だ しかし 卵なくして鶏はなく 鶏なくして卵はない関係にある どちらも ニワトリなのだ かつて 卵だった存在から ひよこが生まれ この存在が成長し 鶏となる この鶏... 続きをみる
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正義が 生き易さを封じ込めていることがある 正義が実践され 皆が生きやすくなれば ありがたいのだけれど 正義が 生き易さを封じ込めてしまうことがある 正義より 生き易さが大切ならば これは本末転倒な事態だ 逆に 生き易さより 正義が大切ならば これは当然の成り行きだ このような葛藤は 多数派の正義... 続きをみる
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小鳥が空を飛んでいる 空には自由があるように見えるのだけれど 小鳥たちは とてもせわしなく飛び交っている もしかしたら いたしかたなく空を飛ぶ羽目になったのかもしれない 空を飛ばずとも生き永らえれたのならば 小鳥は あえて空を飛ぶ必要はなかったろう いやいや そんなことはない きっと 空を飛ばずと... 続きをみる
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明日のために チョコレートを半分残しておいて それを食べることを 明日の楽しみに取っておく 今味わっている チョコレートの甘味を また明日味わい 今の幸せな気持ちを また明日味わうためだ このチョコレートを 誰かが見つけて 食べてしまうと 私は その人を恨むだろう チョコレートがなくなるからではな... 続きをみる
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予定が 次の予定に引き継がれ その予定もまた 次の予定へと引き継がれてゆくと 持続してゆく予定の流れができる ああなって それからこうなって その後はこうだ そうして また ああなって それからまたこうなって、、、 妄想が 一巡して また元に戻り 二巡目に入り さらに 三巡目 四巡目と 繰り返して... 続きをみる
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予定があり それが実践されることにより 不自然な現象が観察されることになる 物質は 水の流れに沿って流れるのが通常であるにもかかわらず メダカは 水の流れに逆らって泳ぎ その場にとどまる 水の流れに流されない不自然な動きは メダカが それを予定し 実践しているから実現している 不自然な現象だ メダ... 続きをみる
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予定とは何だろうか? 現実には未だ現れていない現象を 予め予定する この能力により 生命はそれぞれの命を全うしている * 今日の予定に 気分が軽くなる時と 気分が重くなる時がある 気分が重くなる予定に曝されていると 自分には自由がないと嘆きたくなる 逆に 気分が軽くなる予定に曝されていると 自分は... 続きをみる
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生のCDと 音楽が録音されたCDには違いがある しかその違いは微妙なもので 見た目にはわからない むろん 触っても わからない そんな微細な違いが CDプレイヤーによって 様々な音として現れる このような CD上の微細な物理的な形状の違いと 音との関係は きっちりと予定されており その予定に従い ... 続きをみる
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相手のあることは 相手次第で 結果が変わるから 容易に結果を予定できない 相手のあることでも 相手の予定を把握していると 結果を予定しやすくなく これで 敵を知り 己を知れば 百戦危うからず ということになる 人間は 同じ人間として 同じように感じ 同じように考える傾向があるので 相手の今後... 続きをみる