2019年9月のブログ記事
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理屈の上では 理想がきらびやかに描けるのだけれど 現実は 現実しか描いてくれない そんなように 現実は融通が利かないから 困ってしまう それでも 理屈は 現実に向かって立ち向かい 懸命に努力を重ねて 理想を追い求める あんまり頑張りすぎて 暴力を使ったり お金にものを言わせたり 餌を撒いたり 逆に... 続きをみる
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マイクロチップに 私の名前を書いて 私の生年月日を書いて 趣味を書いて 履歴を書いて 貯蓄額を書いて 負債額を書いて 収入を書いて 支出を書いて 病歴を書いて 薬歴を含む治療歴を書き そのほか 沢山の感情や思い出を書き込み 私の腹に埋め込む そして マイクロチップに日々起きた様々なことを 書き加え... 続きをみる
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お墓参りすることに どんな意味があるのだろうか? お墓参りは 象徴といえば象徴だ たかが象徴であっても象徴だ お墓参りに行けば 何があるということはない その意味では 意味はない 意味はないけど きっとイミがある そんな感じだ 片思いを続けているあの人のことを想う時間 その時間に意味はないけれど ... 続きをみる
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惚れた弱み 惚れると 無条件の愛が待っている この無条件の愛が 無条件の服従をもたらすと 惚れた者の弱みとなる * 惚れられた強みを どれほど活用してよいものだろう 強みを使えば使うほど 便利には違いない しかし 使えば使うほどに すり減るのも強みである 惚れ薬の効き目を持続するのは それはそれで... 続きをみる
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自分で自分を苦しめるには 強い意志が必要だ だから 自分を苦しめる作業をするには ひとりではなく 誰かの導きや監視があると 長続きしやすい ひとりでは すぐにやめてしまうことでも 誰かが導いてくれていると それを続けてゆくことができるからだ 身近な人であれ 見知らぬ人であれ 神様であれ 誰かの導き... 続きをみる
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生きることは 反応の連続だ 見たものに反応し 聞いたものに反応し 触れたものに反応する 匂いにも 体の中か発せられる痛みにも 反応する どこからともなく湧き上がる情動にも反応する 理性的な解釈を介しながらも 湧き上がる本能に反応する 理性的解釈自体も反応だ 思考をめぐらす時 言葉が次の言葉を紡いで... 続きをみる
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個人の自由を制限しないと 集団は成立しない だから 集団に帰属していると 守られる安心感とともに 集団を裏切ってはならないとする窮屈さを もたらしている この窮屈さが拡大し 個人が集団から独立しようとする時 集団からはみ出した個人の意思は 皆既日食の直後のダイヤモンドリングのように輝くことになる ... 続きをみる
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言葉に囚われるということは その囚われた分だけ 視野を狭めることになる このような言語とのおつきあいにあって 言葉を連ねることを2種類に分けて考えられる 見ている視野の中にある言葉を連ねる場合と 見ている視野の外にある言葉を連ねる場合だ 前者が還元的言語連鎖で 後者は統合的言語連鎖と表現しておく ... 続きをみる
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伝承された物語がある その物語を聞きながら育ち その物語の中から真理を学び取り それを糧にしながら人生を演じてゆく 宗教戦争がそうであるように 戦争には 物語の正当性を争うところがある だからなのだろうか 戦争の勝者が 物語を監修する権利を取得して 歴史を修正してゆく この修正の過程で 勝者の善は... 続きをみる
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猫を どこまでも 猫かわいがりすることができる 殺処分される猫を無くすことも 際限なくお金を使えば可能になる 私は 猫が好きだ 人間の都合で 殺される猫がいるのは 哀しい かといって かわいそうな猫を助けるために 世界の核開発を止め それに費やすお金を 猫のために回すことはないだろう でも そうし... 続きをみる
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人間も 野山で暮らせたら お金など要らない 世界中に経済が広がって もはや野山では暮らせない人間たちが 次から次へと増えてきた 豊かさが広がった 人に頼りながら生きてゆく その強みと弱さを 経済発展とともに 人類は喜び勇んで育ててきた もう引き返さないのかもしれない お金で買った おにぎりと お茶... 続きをみる
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統計は 数字として 現実を映す鏡となる 経済指標や 疫学調査 様々な数字が 現実を表現している 科学技術においても 対象の測定による数字化により 現実が把握にされている 数字という虚像が より細密に よりグローバルに 現実を映し出し 記録されてゆく そして その数字が 過去を示すものとして 現在に... 続きをみる
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大事なものは 奥の奥の芯の方に隠されている 表面には 使い捨ての変わりゆくものたちが 配されているから 大事なものは 奥の奥の方に配されている 日々配られる新聞やテレビのニュースは 木の葉のように やがて色づき散りゆくものたちだ 私の脳裏に浮かび 消えてゆくさまざまな認識たちも 台風の外苑の 素早... 続きをみる
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理屈はプレゼントに似ている 存在するだけでは足りない 受け止められ共有されて初めて有意義に機能する 受け手が喜ぶプレゼントもあれば 受け手が悲しむプレゼントもある 受け手を喜ばせるプレゼントは 送ればすぐに受け止められて共有できるけれど 受け手を悲しませるプレゼントは 送っても拒否されて機能するこ... 続きをみる
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「刷り込み」という現象がある ハイイロガンのヒナが 卵から産まれ 初めて目にしたものを母親と認知し その認知したものを追いかけ続ける 生れた時が このような母親の「刷り込み」が起こる時期であり 産まれてしばらくすると もう母親の変更はできなくなる 人間を初めに見たハイイロガンのヒナは その人間を追... 続きをみる
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「生きたい」という思いから始まる動きがある この「生きたい」は 意識であることも 無意識であることもあるだろう 理性的であることも 本能的なこともあるだろう このような 「生きたい」から始まる動きを 人間から差し引くと 何が残るだろう * 「死にたい」と悩むのは 「死にたい」が「生きたい」を 乗り... 続きをみる
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過去は存在しない 未来も存在しない 今はそういう状態だ 今ある過去の遺物は 過去そのものの姿ではない 記憶も 記録も 今であり 過去そのものではない 過去を思う今は 確かに今ある そして その思う事は それぞれの個人の裁量に任されている 他人は影響を与えることができるだけだ 記録を含めた過去の遺物... 続きをみる
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通貨は信用のバロメータ、、、だそうだ だから 信用があるうちは 自国通貨で 国が借財を重ねても 国家は破たんしないという 信用がなくなるまでは大丈夫 核兵器は 保有し合う状況では 抑止力が働き合うので いくら増えても 使われることがない、、、という 自制力が壊れるまでは大丈夫 生物種は 様々な工夫... 続きをみる
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繁栄してゆく国もあり 衰退してゆく国もある 成長してゆく人もいれば 老化してゆく人もいる 同じではいられない 時間が進むのだから 今日が昨日と同じであるはずはない しかし 昨日と同じ今日を予想しながら 今日がゆっくり動き始める * 昨日と 同じであるような今日を みんなで予想している そして みん... 続きをみる
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人間は 自分が被害者であると思っている時に 一番酷いことをするものだ こう教わった 日本の中間層が 貧困化しながら 貧富の差が広がり始めた 恨みを集め それを どこかにぶつけるには まず恨みを貯め込まねばならない 次に その恨みの自覚を促し その恨みが 何処から来たのかを はっきりと 認識させなけ... 続きをみる
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