ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2018年11月のブログ記事

  • 無知よりも理屈が怖い時がある

    不祥事が起こると   業界の常識は   世間の非常識 このように揶揄されることがある 小さな社会において まかり通っている理論が 大きな社会でそのまま通用するかというと 必ずしもそうではないからだ 身近な例では 家族内で通じるわがままは 往々にして外の社会では通用しない 逆い言えば 小さな社会では... 続きをみる

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  • 基本としての組織化 応用としての競争

    細胞のシステムは 一つの細胞が 二つの細胞へと分裂することができるシステムだ システム内で 実に巧妙な仕掛けが たくさんたくさん働いている このあまたある仕組みがすべてそろって はじめて生存競争が成立する オリンピックが近づくと 「参加することに意義がある」という言葉を よく耳にするようになる 生... 続きをみる

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  • 同所的代替と異所的代替

    親の命を引き継ぎ 子が生きる 子は 親の代わりに生きているのか? 代替性の向上により 命はより太い束となり時を超える そう考えると 「子は親の代わりに生きている」という考えを 支持することになる しかし 子はその為だけに生きているのではない 子には子の生き方があるのだ 命の承継というシステムとして... 続きをみる

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  • 言葉の香り 言葉の臭い

    バラのような香りを発する言葉もあれば なにとは言わないが悪臭漂う言葉もある 愛の囁きもあれば 売り言葉や買い言葉があったりするということだ 言葉に思いどおりの香りづけができるようになるには 熟練が必要だ しかし 熟練すればするほどに悪臭も目立つようにもなりかねない 無垢な子供の言葉の美しさを失うと... 続きをみる

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  • 共役と代替で紡がれる命たち

    生命は 秩序だった共役的な反応が 連鎖的に循環することで維持されている この連鎖的な循環が途切れると 個体であれば死を迎えるということになり 種属であれば絶滅ということになる したがってこの連鎖の継続性が 自然淘汰で問われているということになる 継続性は むろん 共役がうまく循環することによるが ... 続きをみる

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  • 共にあることにより生まれる価値

    かわいらしい犬や猫が 品種改良されてきた あんなのもこんなのも飼いたくなる 飼えば餌を与えたり 下の世話をしたりと手がかかる 手がかかっても飼い続けたいのだから 犬や猫が繁栄する 犬や猫の価値は 犬や猫が決めるのではなくて 人間が決めているらしい * 細胞の中に細胞内小器官がある この細胞内小器官... 続きをみる

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  • 付加価値に囲まれて育つ融和への傾向性

    服を着替えると 気分が変る あの服を着ている自分と この服を着ている自分は別物だ * 素敵な車を乗っている人がいる 最新のスマホを自在に操っている人がいる 私が持っていないものを 持っている人を眺めては あれを私が手に入れれば わたしの素敵に変わることができる そんな幻想を抱くことがある * 人さ... 続きをみる

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  • 価値があると考える故に価値がある

    モデムの故障で インターネットへの接続が 途切れてしまった このことが原因となり 様々な差し支えが予想され 困ってしまった まるで病気になったような気分で 修理業者の到着を待つ羽目になった いつから こんなにインターネットに依存して 生活するようになってしまったのだろう 電話が普及すると電話が当た... 続きをみる

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  • システムの中で存在意義が循環する

    朝、ミカンの外皮をむいて 食べようとしたときに電話が来た 電話の話に夢中になり ミカンの皮をむいたことを忘れていた 夕方、外皮がむかれたミカンを発見した 内皮がカサカサに乾いていたが まだ、中はみずみずしいままであったので まあまあ美味しく食べることができた * ミカンの外皮の存在意義を考えさせら... 続きをみる

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  • 語り得ぬものとして沈黙しなければならない

    その言葉が 嘘であったり 本当であったりする 同じ言葉であっても 嘘であったり 本当であったりする だからだろう 言葉は生きている 生き生きと 生気を放つ ーーーーー メモ 言葉そのものに真偽はない 言葉そのものはその意味とともに存在していない 意味は言葉に反応する者の中にある したがって 真偽も... 続きをみる

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  • 社会の強靭な組織化の象徴としての超人

    自分は小さな存在である 取るに足らない存在である こう思ってしまう時間がある ある意味 正解だから仕方がない 個人は大きな意味で代替性のある部品であるからだ 生命の循環が途切れない様に この循環が束になり廻っている ひとつの線が切れても他の線により束が維持される このような代替性を進化させることで... 続きをみる

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  • 大樹の陰にある個人の尊厳

    時間とともに 秩序は劣化する これに抵抗するために 崩壊を上回る速度で 秩序は形成され続けなければならない 子供の成長は 劣化が形成を上回る形で秩序化が進む状況だ 第一線で成長し続ける人々も同じだ 反対に 秩序化を怠ることもある 久しぶりに車の運転をすると 事故を起こさないかと不安になったりする ... 続きをみる

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  • 言葉の存在形態としての循環

    言葉は言葉単独で存在していない 具体的には 「ありがとう」は それを発する人 それを聞き理解する人の 存在なくして存在しない 多種類の秩序の存在との関係の中でのみ 「ありがとう」は存在しているということだ 「神」という言葉も同じである より多くの人がその言葉と関係を持つことにより 言葉は大きな束と... 続きをみる

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  • 大同小異なるものの束としての系譜

    倭の国 大和の国 日本 国名が変っても 同じ国であるらしい 住んでいる人も違っていても 同じ国である 人間が進化した 新しいホモ属たる人類が 日本に住み着いても 日本であるかもしれない 江戸時代も 明治時代も 平成時代も同じ日本 憲法など変っても 日本であり続けている 憲法が最高法規ではあっても ... 続きをみる

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  • 共役の輪の部分であることが存続の根拠である

    約束を守る人と 約束を守れない人がいる 約束を守れる時と 約束を守れない時がある 守らないと 秩序が崩壊しかねない情報もあれば 守らなくても 大勢に影響のない情報もある このような意味での 情報の濃淡の基準はどこにあるのだろうか? 秩序が存続するために必要とされる機能がある この機能に奉じる情報は... 続きをみる

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  • 大いなる情報と個人の関係について

    言葉を交わす関係にあっても 人間関係は様々だ 発した言葉に対して 同意することが多い人 反論することが多い人 発された言葉に対して 同意することが多い人 反論することが多い人 同じ言語を共有する関係にあってもの 人間関係の濃さや質は様々だ 互いの予想可能性が高まり それを是とすれば 人間関係は安定... 続きをみる

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  • 適応関係、共存関係、共役関係にみる適応と前提

    関係には様々な質的違いがある 片思いのような関係 両思いのような関係 縛りあう関係 雑駁に言えば それぞれが 適応関係 共存関係 共役関係に対応する 片方から適応している関係 両方から適応している関係 両方から適応し且つ前提とされる関係 ということになる 人間関係でいうと 片思い 恋愛初期の関係 ... 続きをみる

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  • 存在の理由としての循環の一部であること

    川のわきにある水車小屋を想像してほしい 川の水の流れが 水車を回している 別段 水車はなくても 川は流れるのであって 水車を回すために 川が存在するわけではない すなわち 川に対する 水車の立場は適応的であるが 水車に対する 川の立場は適応的というわけではない このような片側から適応してゆく関係と... 続きをみる

  • 縦の共役関係と横の共役関係

    化学反応の組み合わせにしても 人間の働きの組み合わせにしても 組織化されたシステムには さまざまな共役関係が観察できる 化学反応をみても 同時的な共役反応もあれば 経時的な共役反応もある 同時的共役関係を横の共役関係とすれば 経時的共役関係は縦の共役関係と表現できる 横の共役的化学反応の典型として... 続きをみる

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  • 組織淘汰の課題としての共役関係の保持

    人間は 遺伝子以外の情報を巧みに操り そして それに染められることで 化学技術や社会性を築いてきた生き物だ だから 染まる情報により 行動が変化してしまう性質があり その行動は複雑になる 動物はその種類を特定すれば その行動をある程度予測できる しかし人間は 動物としての種類を特定するだけでなく ... 続きをみる

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  • 適応淘汰と組織淘汰

    自然淘汰を 概念的に二つに分けてみた ひとつは適応淘汰 もうひとつは組織淘汰 適応淘汰は 環境への適応関係に働く淘汰選択であり 組織淘汰は 全体を構成する部分間の相互適応関係に働く淘汰選択だ システムの外部との関係が適応淘汰 システムの内部の関係が組織淘汰ということだ 適応淘汰により 環境への適応... 続きをみる

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  • 主体外存在に向かう傾向性の方向と強さについて

    集団に隷属していると その全体から利益を受けることができる この利益が 帰属集団からの暴力や迫害を避けることができる というような消極的な利益だと つらい やはり 何か積極的な利益を見返りとして 欲しい この見返りも 多ければ多いほど良い このように考えるのは 隷属させられる側の思考であり 隷属を... 続きをみる

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  • より良きもののために我慢するということ

    ウサギが ウサギ小屋の地面を掘って 檻の外に逃げ出してしまったことがある もう戻ってこなかった ウサギ小屋は餌をもらえる快適な環境であると ウサギは考えもしなかったのか 檻の外へ脱走してしまった そこにいれば 食べ物に困ることはないと ウサギは知らなかったのだ それを熟知し 思考し 外へ出たときの... 続きをみる

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  • 前提たる情報に奉じる

    生きているから競争できるのか? 競争に勝つから生きられるのか? 鶏と卵の前後関係のような関係だ しかし目的論的に考えると 競争は手段のひとつであり 大きな目的は生きることであると考えられる ウィトゲンシュタイン先生の有名な言葉に 「語り得ぬものに対しては沈黙しなければならない」 というのがある 「... 続きをみる

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  • 情報的予定調和の隙間としての自由

    情報的現象と 非情報的現象と区別しておく 情報の下流に秩序的現象が情報的現象で 情報とは無関係に生じる地球の自転などの現象が非情報的現象だ 生命活動は情報的現象であり 周囲に存在する 非情報的現象に適応的であり また 情報的現象にも適応的である 非情報的現象への適応としては 四季や気温などの気候へ... 続きをみる

  • 制御可能領域の改良の蓄積としての進化

    心筋細胞は 日がな一日 昼夜関係なく 収縮と弛緩を繰り返している 縮んで伸びて また 縮んで伸びて ・・・・ この繰り返しだ 簡単に考えれば簡単だが 難しい作業を実に簡単そうにこなしている という風に考えるのが筋だろう 筋細胞は 10や20どころではない もっとたくさんの生体反応がかかわりあう 複... 続きをみる

  • 適応至上主義という本末転倒

    生存競争という言葉は のんびり生きることを 否定しやすい言葉だ 少なくとも あまり肯定はしてくれそうもない 今生きている生き物に比べ カンブリア紀に生きていた生き物は のんびりと暮らしていたのだろう そんな中 せかせかと生きる生き物があらわれ のんびり生きている生き物のえさを横取りしていった ある... 続きをみる

  • 巨大化する循環秩序に押しつぶされる自由

    予定と 結果の間に 実践がある 予定だけでは 結果はない 遺伝子は 予定に過ぎない 実践が必要だ 言葉も 予定に過ぎない もしくは 結果に過ぎない 語られない言葉や 思考されない言葉は 連なりのない存在である 連なりがなければ 循環し機能することもない ーーーー メモ 役に立つ情報は 使いでのある... 続きをみる

  • 反復性秩序の調整と統合

    長い付き合いの間柄は 一朝一夕では形成されない 幾重にも折り重ねられた 繰り返された関係の中で熟成した間柄 良きことも悪しきことも 争いも融和も 間柄の中で熟成し溶けあっている * 失敗しながら 自転車に乗れるようになる 自転車との調和だ 間違えながらしゃべり 言葉を覚える 言語との調和だ 注意さ... 続きをみる

  • 終わりが始まりとなる秩序の流れの中で

    水の流れがあるように 秩序の流れがある そして その流れに 始まりがあり 途中があり 終わりがある 終わったままなら それまでだ 終わりが始まりに続くと また始まりからの流れに戻る 朝起きて 動き回り食事をとり 夜寝る 四季が巡るように 再び朝が始まる 生産され販売され 次の生産資金となり 再生産... 続きをみる