契約は未来の状態を約束しあう そして その契約により その状態を導くようにと 様々な努力を重ね その結果として 契約で約束された状態を 現実なものとして再現できると 契約は成就することとなる 売買契約の売主は 予定された売買の日までに 売買の対象物を買主のために売買するものを 確保し保管することに... 続きをみる
2022年2月のブログ記事
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意思は 手段に分類されるべきものか 目標に分類されるべきものか 意思のない目標は存在するだろうか? 意思のない手段は存在するだろうか? * 意思は 目標を手段を 包括的に結び付けようとしてくれている だから 目標にも手段にも絡んでいるのだろう * 意思が 引き継がれ 伝統が引き継がれる 生きようと... 続きをみる
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国際法はないに等しいので 国家間の関係はとても野蛮だ 国境を越えて殺人を教唆しても それを罰する法律がない そんな世界では 言葉は無力だ 理屈は 調和の道具ではなく 干渉しあうことしかできない 人間の本性は このような野蛮が好きなのだろう 自由が好きだからだ 自らの自由を拡大し 他者の自由を縮減で... 続きをみる
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管理するということは 侵略を意味している 稲作に適した環境が整備され 田んぼが広がっている この管理された環境に抵抗するかのように 雑草が伸びる かつて雑草の大地だったところに 田んぼを広げたのだから仕方がない それでも 伸びようとする雑草は 無残にはぎとられ 管理された環境の中で 侵略者である稲... 続きをみる
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お日様に意思があれば 今のように 毎日毎日 同じように 朝、顔を出し 夕に沈んでくれるだろうか? 意思は 機械仕掛けの繰り返しを 良しとすることもできるし 反逆することもできる カンブリア爆発の前 エディアカラの生き物たちにとって 意思は 動物であっても その存在意義は小さかったのかもしれない 天... 続きをみる
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肝臓と腎臓は それぞれ別の存在だが どちらも 私の体の中にあれば どちらも私の一部だ この私の肝臓や腎臓が 機能不全を起こすと 私は病気ということになる こうした病気を治療するために 肝臓移植や腎臓移植が行われているが 仮に移植が行われれば 移植された臓器が私の一部になる 臓器移植は 私が私として... 続きをみる
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痛みの知覚は 私を襲う存在だ 歩いているとき 氷の上で滑り転んでしまうと 腰を打って痛みに襲われたりする ここで 痛みと私の関係性を考えてみたい 痛みは私であるのか? 私ではないのか? 痛みは私を襲う存在である限り 私と対峙する私とは別の存在である しかし 痛みは 私以外の他者には 私の痛みは知覚... 続きをみる
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オタマジャクシは ナマズに似ているけれど カエルになるように運命づけられている このことを知っていると 「オタマジャクシを指さし この動物はやがてカエルになるだろう」と 予言することができる オタマジャクシの中には カエルになる未来を導く 複雑で微細な仕組みがたくさん入っていて これらがもれなく... 続きをみる
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万が一の災害に備え 非常食などを確保するなど 未来に備えながら 日々を送っている 災害のような非常事態だけでなく 明日の日常を維持するためにも 未来に備えて活動している このような日常の備えの例として 食事を挙げることができる 食事をとるということは 今の食欲に従うことでもあるけれど 明日の活動エ... 続きをみる
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太陽の周りを 地球が周回している もう一度 太陽系が作り直されたとき 今の地球の状態が再現される確率は 非常に小さい 地球の公転速度が今のままで 地球の質量がもっと大きかったり もっと小さかったりしていると 太陽に墜落するか 太陽系から放り出されるかするからだ このような 非常に小さい確率でしか起... 続きをみる
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例えば 日本語から英語に翻訳する時には 日本語の意味を頭に浮かべて その意味に沿った英語をあてがうことになる 反対に 英語から日本語に翻訳する時にも 英語と日本語に共通する意味を 頭の中に思い描く このように 意味を仲立ちとして 英語から日本語へ 日本語から英語へと 双方向に翻訳することができる ... 続きをみる
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言語は神である 言語がすべてであり それに従わなければならない 従わなければ言葉を失うからだ * 意味は観念論的存在であり 文字や音声は実在論的存在だ だから 言語は 観念的であり 実在的な存在だ * 文字が 実在し 意味を観念させるように リンゴは 実在し 味覚を観念させる 実在と 観念の間に ... 続きをみる
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機械は 古くなると故障が出てくるようになる 形あるものは壊れるのだから仕方がない だから 古くなった部品を 新しいものに入れ替えなくては システムは維持できない 同じものがたくさん必要だ 同じであるということは 代替が効くといことだ 代わりが効けば 違うものを同じものとして扱える 同一性は このよ... 続きをみる
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皇族の人権についての議論の中で 「皇族である前に人間だ」という文言を見た 私も 「日本国民である前に人間だ」 「黄色人種である前に人間だ」 「長野県民である前に人間だ」 もっと言えば 「人間である前に動物だ」 「動物である前に生命だ」 秩序を維持することに疲れたら その秩序が課す義務を放棄して自由... 続きをみる
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数えきれないほどたくさんの世界が併存している 宗教ごと 宗派ごとに異なる世界観があり その世界観が それぞれの世界を構築している 憲法ごと 法律ごとに異なる世界観があり その世界観が それぞれの世界を構築している 組織ごと チームごとに異なる世界観があり その世界観が それぞれの世界を構築している... 続きをみる
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自然の摂理において 同じ時間同じ空間は 二度と現れない いつでも何かが 異なっているのが自然な時の流れだ これに対して 生命の摂理においては 時間の流れの中で同じが追及される 同じものを集め 同じように組み上げ 同じような状態を維持し続けている だから生命は 自然にあらがう能力が試され続けている ... 続きをみる
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今を未来に再現し続ける これが生命の宿命だ この目的を果たすために 今をもたらした過去を 踏襲し続けている 同じ質料を集め 同じように形成し 同じ形相を 現在に再生する このように アリストテレスの四原因は 生命の再現を見事に言い表している キノコを見ると 毒なのか うまいのかを見極めたいと思う ... 続きをみる
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助け合い 支えあうから人間であり 野放図な野生の生活を抜け出し 社会的で快適な生活を送っている この社会性動物を 言葉が支えている このことから 「助けてください」という言葉と 「ありがとう」という言葉と この両者の間にある 言葉を投げかけられて人の行為 この3つが連なってこそ 言葉は社会性を発揮... 続きをみる
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言葉は使われなければ 衰退する はやり言葉は いつしか使われなくなるから はやり言葉として 使われなくなり 忘れ去られた言葉がたくさんある 無くても支障がないから 忘れ去られてしまうのだろう 、、、どこか物悲しい 古語も 忘れ去られた言葉の仲間だ むろん 歴史的な価値はあり 遺物として大事に保存さ... 続きをみる
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システムは 未来において 予定された結果を出すためにしつらえられた 原因の集合体だ だから システムに不備があるかどうかは 最終的には 未来において判断されることになる 車や飛行機でも 定期的に点検され システムに不備のないことが確認されるが 見逃された不備が 未来において機能不全を露呈することが... 続きをみる
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伝統を引き継ぐ あるいは 前例を踏襲するといった行為は 「同じことを繰り返す」ことだ 「同じことを繰り返す」再現により この行為が 時代を超えて存続してゆく 芸能事でも 商売にしても 御贔屓さんがいて 再現してゆくことに価値が生まれ この価値が再現を可能としている 生命の存続にも 御贔屓さんが欠か... 続きをみる
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時間は 原因から結果へと流れてゆく 自然の流れはこの流れに沿っている これに対して技術の流れは 時間に逆らうところがある 技術の開発において まず目的があり それを達する結果をえるために その結果をもたらすべき原因を寄せ集める 技術の実践は 時間に沿って 寄せ集められた原因が 予定どうりの結果を導... 続きをみる
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愛があるから 互いに恵みをもたらし合う 互いに恵みをもたらし合うから 愛が育まれる 愛と互恵は それぞれに原因となり 結果となり循環している そんな好循環の中にあると 愛も互恵も高めあってゆく このような意味において 肺と内臓 それに心臓は 互いに恵みを施し合い 大いなる愛を育んでいる 肺と内臓は... 続きをみる
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今認識している存在は 循環の断面である 私を形成している元素も 数億光年の間には 光になる時期があるだろう この断面を形作る現象群の集積として 今がある 現象がなぜ集積し持続しているのか? 自然科学はこのことを問い続けている そして 自然科学を応用した技術が 現象を再現し続ける技術を磨き続ける 人... 続きをみる
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単独で存在している存在を 私は知ることはできない その存在と私の接点があれば その存在は単独で存在しているとは言えないので 私が知り得た瞬間に その存在の単独性が失われる 仮に その存在が 私が知り得る存在に対して 何らかのの影響をもたらす場合にも その影響をもたらした瞬間に その存在の単独性は失... 続きをみる
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過去は存在するか? 過去は存在したか? 過去の遺物は存在するか? 過去が存在しない現在は存在するか? 過去と現在は異なる存在か? * 地球儀は地球を射影した存在だ よく見る平面に描かれた世界地図は メルカトル図法によるもので 球を平面に投影させるために 極地方が拡大されている この地図に見るように... 続きをみる
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世界に同じものが二つとない場合 1+1の 左側の「1」と右側の「1」も それぞれが同じではないことになるはずだ 5個の石を河原で集めて 一つの塊を作る そして もうひと塊 5個の石を河原で集め この二つの石の塊を 同じものであるのか 違うものであるのか、を考える すると 数字を そのまま現実世界に... 続きをみる
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日の丸は赤い 赤信号も赤い よって 日の丸は赤信号だ、、、とはなない 日の丸も 赤信号も 全体を象徴する言葉であって 赤いだけの存在ではないからだ 同じように 同じ名前であれば 同じ人格や容姿である、、、なんてことにはならない 演繹に従えば A=B C=Bであれば A=Cなのであるが AやBやCが... 続きをみる
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家訓は 人を縛る 人は縛られることにより 家を守り 家は人を守る 家と人が互いに守り合い 家の同一と 人の同一が保持されてゆく 宗教も 人を縛り 人と宗教が互いに守り合う 社会も 人を縛り 人と社会が互いに守り合う カースト制度も 同じだ このような互恵的対応関係の中で 秩序としての同一性が持続し... 続きをみる
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ドーナツの中心には何もない そんな ドーナツを重ね合わせてできたようなチューブにも 軸の中心には何もない空間が広がっている この何もない空間に 上水が流れると水道管で 下水が流れると下水管だ ガスが流れるとガス管だし 血液が流れると血管だ 穴には 何もないようでいて その中を自由に物質が行き来して... 続きをみる
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おいしいものを食べたいと思う この欲が 私を未来へと運んできてくれた 様々な欲に駆り立てられ 私の感情は 時に高ぶり 時に安らぎ 私を未来へと導いてくれた 私の理性はと言うと 私の欲や感情 周辺にある欲や感情の上に立ち 支配しようと躍起になるのだけれど いつしか振り回され 眠りについたりした 泣き... 続きをみる
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卵の中には 未来が詰まっている あんな未来も こんな未来も みんな詰まっている だから それを紐解いて 再現すれば 約束された未来がやってくる 約束された大地に立ち 約束された姿で 約束された動作を繰り返すのだ 残念だけれど これらを再現できなければ 約束された未来はやってこない 卵の中の目論見は... 続きをみる
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いつしか 死ぬ時を悟る日が来るのだろう 死ぬべき時と 死ぬ時が同じなら幸せだ * おいしいものを おいしく食べられると 幸せだ それほどおいしくないものでも おいしく食べられれば 健康だ おいしいものを おいしく食べれなければ なんだか悲しい * 幸せの定義は何処にあるのだろう? 身体の中にあるの... 続きをみる
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世界地図の一点を指さし 「私はここに住んでいる」と語ることができる 私は 地上に住んでいるのだが 地図という「紙の上に住んでいる」と表現できるのだ 「私はここに住んでいる」と 「紙の上に住んでいる」とは 同じニュアンスと取れる部分と 異なるニュアンスを取れる部分が混在している 同じような表現に 「... 続きをみる