環境への適応は 自己部品化現象だ 自己機械化現象を推し進める主体が さらに大きな機械の部品として 適応能力発揮するその過程として 自己部品化現象が現れる 主体が別の主体に取り込まれる過程でもある このような自己部品化現象が進みにつれ 小規模な自己機械がいくつも集まり 中規模な自己機械を自己組織化し... 続きをみる
2021年6月のブログ記事
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免疫系の細胞が 体内に入り込んだ異物を排除している このような免疫により 自己以外の細胞は 異物として排除される そのために 私を構成する細胞の一つ一つには きちんと私の名が刻まれている そして 私の名前が刻まれた細胞は 免疫系の細胞の排除を受けず その名が刻まれていない細胞が 免疫系の細胞により... 続きをみる
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命は義務の総体だ 起こりうる現象のなかで 選りすぐった現象を次から次へと連鎖させ 生命を維持している 不適切な現象を排除し 適切な現象だけが起こる様に工夫を重ね 生命現象を維持している 右にも左にも反応できるのだけれど どちらか一方を義務的に選び 命は命のとしての個性を輝かせている このような義務... 続きをみる
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一個人の人間は 言葉に意味を強要できない 意味を強要しているのは 人間ではなく言葉の側だ 人間の群れが創り出した 言語システムが主体となり 個々の人間は そのシステムの部分として 言語世界に奉公している 人間は この装置の部品として 今ある 文字の形と音と意味の関係を尊重し これらの間の関係が 自... 続きをみる
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機械部品には それぞれの義務があり その義務を果たせないと 故障ということになる 故障した部品があると その部品が組み込まれている機械に組み込まれた 他の部品も機能を果たせないことになる だから 機械が機能し続けるためには 機械を構成する部品は 互いに故障しないよう配慮しあいながら 全体を保持する... 続きをみる
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自己機械化現象は 自己に義務を課しながら進行している この義務の課し方に 気圧のような強弱があり 強い義務に弱い義務が押しやられたりしている 私が私であろうとする義務にも 多様な種類の義務があり 食欲や性欲排泄欲に導かれる 自己の身体維持のための義務や 名誉欲や金銭欲ねたみ嫉妬正義に導かれる 社会... 続きをみる
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欲望は義務の一種だ 欲望は 自分で自分に課す義務であり 自分の内側から 自然に湧き上がる義務だからだ 自己は 欲望を通じて 自己に義務を課し 自己を制御し 自己機械化現象を 自己の為に遂行している 欲望が沸き上がり 自己機械化現象の渦の中で 振り回されて 義務を履行し続ける 一般的に言う義務は 他... 続きをみる
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生命の世界は 欲望の渦に満ちている 強い渦が 弱い渦を飲み込み さらに強い渦をつくる これを避けるために 渦は 他の渦に飲み込まれまいと 防御し対抗したりしている その結果様々な渦の防衛領域が出来上がり 細胞の中も 防衛の境界線である膜で覆われた細胞内小器官が それぞれの領域内で それぞれの機能を... 続きをみる
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法律は 法律の威厳を維持する為に存在するのであり 必ずしも 人々の幸せの為に存在しているのではない ただ 法律の威厳を維持する為に 人々が法律の部品として動く必要があり この必要を満たすために 法律は 人々に利益をもたらしている 言葉も 言葉の威厳を維持する為に存在しているのであり 必ずしも 人々... 続きをみる
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細胞は 細胞として主体的に自己機械化現象にいそしみ 多細胞生物の細胞は 細胞として主体的に自己機械化現象をいそしむとともに 個体の一部として自己部品化現象をいそしんでいる 自己機械化現象は 自己保持をするために 栄養を周囲から取り込み 不要となった老廃物を外部に排泄するなど 細胞としての機能を維持... 続きをみる
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機能は 定型的な状態の変遷である 機能の性能は 目的と結果の合一性において評価される ところで 「目的」は何処から来たのだろう まあ 「機能」もどこから来たのかよくわからないから 「目的」がどこから来たのかわからなくても 仕方がなかろう 「必要」は 「目的」や「機能」をもたらすけれど 「必要」とい... 続きをみる
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機械には保守が欠かせない 保守されず 長年放置されると 機械としての機能を発揮できなくなる そうなると ただの物質の塊だ 細胞の中で 細胞を維持するための細胞内小器官は 劣化して機能不全に陥る前に壊され 新しく形成された細胞内小器官が 壊された細胞内小器官の機能を引き継いでゆくという 子孫を増殖さ... 続きをみる
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血圧は 上がりすぎると 腎臓からの水分排泄が増えるなどの反応が起こり 少しずつ血圧が低下する 血糖値も 上がればインスリンが分泌され 下がればグルカゴンが分泌され この拮抗する作用を持つ両ホルモンのバランスにより 適切な値を維持されている このように 生体内には様々な調整機構があり それぞれの機能... 続きをみる
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言葉にムチ打たれ 夢を実現するための努力を続ける 言葉は 実現不可能な夢も描けるし 実現不可能な命令も発出できる このような実現不可能な言葉は 現実の壁にぶつかり 妥協を求めることになる たとえば 現実離れした夢や命令は怒りを買って 反論されたり 実現できないと知り諦められたりする 夢と現実が近づ... 続きをみる
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全体を保持するコミュニケーションの中で 部品化が進んでゆく オータコイドやホルモンに反応する細胞たちが 細胞間コミュニケーションを実践し、 フェロモンや 姿や 動き それに言葉などの音に反応する個体たちが コミュニケーションを実践している コミュニケーションが進めば進むほどに 個体の部品化が進み、... 続きをみる
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心臓という部品が うまく機能しているから 全身に血液が送られている 心臓を形成している細胞たちには 自身を保守する能力の他に 身体全体の中で 部品化する能力が備わっている 細胞としての自己を 自律的に維持しながら 身体全体の中の部分を 細胞や臓器としての自己が演じている 自己が部品化することで 自... 続きをみる
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自己による 自己のための 自己と云う機械 生命は 自己を保持し続けるシステムだ 保守も点検も 設計施工も 自律したシステムとして 自己が負い 自己を保持し続けている だから生命の数だけ自己が有り 繁殖により自己が大量に創生し続けている この大量の自己が それぞれに 自己である機械を保持するために ... 続きをみる
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機械は まともに動いている時には とても便利なのだけれど 故障すると 厄介者になる 車が故障して動かなくなると 車を放り出して その場から逃げたくもなるのだけれど 車の管理者として 車に繋がれ 鎖につながれた犬のように 車の周りをグルグル動き回ることになる こうなると 私が車を支配しているのではな... 続きをみる
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責任やら義務やらに がんじがらめになっていると 猫になりたくなる 言葉に翻弄されないからだ 別に猫にならずとも 言葉から解放されればよいのだけれど 私にも人間としてのプライドがあるので 言葉を理解し駆使することから逃れられずにいる だから 言葉に翻弄されないようにするために 言葉を駆使しようと躍起... 続きをみる
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「・・・である」 「・・・ではない」 このように 言葉は 肯定の表現方法も 否定の表現方法もあるので 存在も不在も表現できるし 正も不正も 本当も嘘も表現できるようになっている これに対して 物質の世界は 今あるものしか存在しないのであり 言葉が仮想するような 過去の状態や 未来の状態は 現在にお... 続きをみる
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日々雑務に追われている 本当にやらなければならない仕事をできず なんとなく 雑務の中に身を置き 雑務を終えると 次の雑務を探し 本当にやらなければならない仕事が何であるかを 考えもしないし それを探しもしない そうして 雑務に追われながら 平々凡々と平和に一日を過ごし 夕べには疲れ 眠りにつく 日... 続きをみる
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自然には 平等意識が欠落している だから 絶滅してしまう生物種が後を絶たない うまく立ち回らない責任が 絶滅と云う訳だ 古生代カンブリア紀に覇権をとったアノマロカリスも その後に現れた生き物に覇権を奪われ 衰退し 絶滅した 生物界にとって 現状を維持するということは 進化の芽を摘むことでもある 神... 続きをみる
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理屈は 通るから理屈であって 無理やり通す理屈は 理屈というよりも 規則といったニュアンスが強くなる それでも 規則と言うことになっても なぜのその規則があり なぜその規則を守らなければならないのか といったことを説明しなければならなくなり 理屈を出すことになる だから 始めから 理屈と規則がごち... 続きをみる
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失うとその存在意義を思い知らされる 指や 手や 足を失えば 困ってしまう 健康はかけがいのないものだ 宴会や 演劇や 演奏会も このコロナ禍で遠ざかり その存在意義をひしひしと感じるようになった 緊急事態宣言で 渋滞が緩和された道路も どこか寂しい 嫌だ嫌だと思っていた 車の渋滞や 思うように歩け... 続きをみる
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蒸気機関車は生き物の様だ 、と言われることがある 理由はいろいろあるのだろうけれど 大きな理由に 機械なのに 機嫌がいい時と 機嫌が悪い時があることが挙げられる 同じ操作をすれば 同じように動くのが機械なのだけれど 蒸気機関車は 同じように操作しているつもりでも 思うように反応してくれないので 機... 続きをみる
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言葉は 役に立ったり 楽しかったり 悲しかったりする 顔と同じように 様々な表情を 日々 言葉からくみ取っている 音楽にも 様々な表情がある お料理にも 様々な表情がある 人が違えば 大きく印象が違ってくるように 言葉も 音楽も お料理も それぞれに固有の表情がある それでいて 同じ人でも様々な表... 続きをみる
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白い猫も 黒い猫も 鼠を捕る猫はいい猫だと云う 同じ文脈で考えれば 腹をすかせたオオカミも 腹を満たしたオオカミも 同じオオカミなのだけれど 腹をすかせたオオカミは餌をとるから いいオオカミで 腹を満たしたオオカミは餌をとらないから 悪いオオカミということもできるのだろうが 被食者からして見れば ... 続きをみる
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どこかに慢心があるのだろう 時代から取り残されてゆく ウサギとカメの物語のウサギのように 満足して 立ち止まり 時代遅れになってしまっている 終わりのない旅は続いて行くのに 満足して立ち止まり 幸せを満喫する 春爛漫の慢心を味わうことは 罪なのだろうか? * 猿人や原人を凌駕して 現代人が栄えてい... 続きをみる
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銃口を向けられると恐怖する この恐怖心がなければ 随分と楽に死ねるのだろう 怒鳴られても 叱られても どんなに苦しい作業を強いられても 辛さを感じなければ 恨めしさも生まれてこない 私はもっと素晴らしい状態で もっともっと幸せに生きてゆかなければならない そいうふうに生きてゆくべき存在だ ・・・こ... 続きをみる
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幼い子供は 思うようにいかないことがあると 素直に泣いて 思うようになると 素直に笑う 言葉はしゃべれなくても 泣いて 笑って 周囲の人々に 心を伝えている 人間は 心を伝え合い 争ったり 仲良くなったりする 言葉を覚えると 言葉で 気持ちを伝え合い 争ったり 仲良くなったりする 人間関係という状... 続きをみる