ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2020年6月のブログ記事

  • こんなでよかったっけ?

    どうやら私には 猫になる自由がないようだ 子供のころ みにくいアヒルの子の童話を読み 密かに 「ぼくは、ねこのこだ」と勝手に思うことにした 猫女とか 化け猫とか 病気の猫とか 憎たらしい野良猫ではなく 上品で かわいらしい 上流家庭の飼い猫になれる そんなことを夢想していた * 自由に使える時間 ... 続きをみる

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  • 風に舞う凧の不自由

    伸び続ける人は 自分の誤りに気づき続ける人 自分の歪みを直し続ける人 そして 自分や周りの人を信じて行ける人 そんな規律高い思いが現れては また 消えてゆく * 生きているという秩序は 平穏な無風の晴天ではなく 台風の渦のような秩序なのだろう 台風の渦の中心に 必要なものを集める力が働き 不要なも... 続きをみる

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  • 覇権争い

    猿の群れには リーダーがいる ボス猿だ そして次のボス猿の座を狙う 強いオスも 猿の群れの中にいる トキディデスの罠    覇権を守るものは    新興勢力の力を削ごうとする    これに対して新興勢力は    この削ごうとする力に対抗する    守ろうとする力と    攻めようつする力が    ... 続きをみる

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  • ご機嫌予報

    仲のいい人を優遇し 仲の悪い人を冷遇することはよくあることだ 仲というものは 社会の中で とても重要なものらしい この仲というものは 物質ではなく 観念だから 物理化学的に 薬をかけると変わるというような 単純なものではない だから いわゆる理科的には 扱い難い存在ということになる ただ 生物学の... 続きをみる

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  • 知識なんかなくても、、、でも、、

    なんとかなる 今まで 何とかなってきたから 今生きている 知らないことが沢山あって 失敗もするけれど 何とか生きている そう 科学も文明もない時代でも 何とか 人間は生きてきた わたしよりものを知らない 虫たちも 花も獣も 草木もちゃんと生きている そう 知識なんかなくても 生きていられればそれで... 続きをみる

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  • へこばなければ、、、

    コンピュータの 音声入力の技術が発達してきた 活舌の悪い私の発音も 正確に読み取って デジタル信号に変えてくれる ところが、、、 カタカナでの音声入力はできても 英語での音声入力がうまくできない 発音がでたらめなのだろう 同じように発音したつもりでも 意図しない想定外の言葉が デジタル信号として変... 続きをみる

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  • 無我

    お金には 色がないという 優しい色も 哀しい色も 恐ろしい色もない ただ 金額が事務的に並んでいるだけだ そんなお金には 人のこころの色も 消しさることができるのだろう お金の前で 私はわたしでなくなっている時がある 信念を捻じ曲げ 悪魔にはならずとも 小悪魔に身をゆだねる お金のために 屈服し ... 続きをみる

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  • 平等ではないのだけれど

    世の中は不平等であふれている 多様性であることの裏側に 必ず不平等がある 進化論は この不平等を肯定する うまくやっていける優れたものが選抜され その中から もっとうまくいくものがさらに選別されてゆく それが進化だ お金持ちが もっとお金持ちになってゆく ということが自然の流れであり これに抗する... 続きをみる

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  • 干渉のネットワーク

    人間には 他人に干渉する性分があるようだ 「こうしなさい」 「ああしなさい」 「こんなふうに考えましょう」 「いや、それよりしかじかが良い」 その反作用なのか 人間には 他人の干渉を受け入れたり 面倒がって拒否する性分もある このような性分により形成される 干渉のネットワークが 社会を維持している... 続きをみる

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  • 超遠位感覚としてのSNS

    五感がある 思考は前提として まず この奇跡に驚かなければならない この奇跡がなければ 思考は今よりも ずっと貧しいものであったろう 五感に飼いならされた思考は 今このようにある思考を 自画賛美しなければ始まらない * 感覚は 2つに大別される 五感のうち 味覚と触覚は 近位感覚と呼ばれ 残る 視... 続きをみる

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  • 動物たちの科学や観念

    意識として 心象風景が存在している この風景が 夢のなかでは夢のように 目を覚ませば現実のように姿を変えてゆく さらには 文字を読めば 描かれた内容に応じた心象風景が現れる 科学も 観念も 心象風景だ 実体験も 読書体験も 心象風景だ 憧れの恋も 破れそうな恋も 腐りかけた恋も 心象風景だ 鳥が啼... 続きをみる

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  • 経験は思想を太くする

    星と星を 目に見えない線でつなげて星座を描くように 文字と意味をつなげて言葉を創る すると 星座が動き物語を語るように 文字が物語を語りだす 言葉とともに過ごした経験が 言葉とともに思い出を醸し出し 思い出とともに言葉を醸し出す 言葉と思い出が 互いを強くしあっている 同じように 経験は思想を太く... 続きをみる

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  • 先入観の扉の中で

    好きと嫌いがある 好きだと思っていると その良いところがどんどん見えてきて どんどん好きになってゆく 逆に 嫌いだと思っていると その嫌いなところがどんどん見えてきて ますます嫌いになってゆく だから 道徳の先生は言う 「好きなところを探しなさい」 理由は定かではないけれど 確かに 好きな人がいる... 続きをみる

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  • 唯物論と観念論が争う夜空

    唯物論と 観念論が存在している この事実と向き合い どのように収まりをつけるのか 哲学している人が沢山いる 唯物論は 星座を還元して 一つ一つの星として語らなければ 真実には至らないと主張し 観念論は 星座を 一つ一つの星に分解すると 星座の意味がなくなり 真実には至らないと主張する 確かに 私の... 続きをみる

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  • シュレーディンガーの猫

    ご機嫌という存在は 不可思議な存在だ その存在を 把握しようとすると 元の姿を失い さっきまでのご機嫌は 逃げ去ってしまう 原子核の周りをまわっている電子の軌道も 知ろうとして追いかけると 見えなくなってしまうという * 何時の間にやら 事態が急変していることがある なぜ 何時 どうしてそうなった... 続きをみる

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  • イカロスの翼

    できもしないことを考えることができる たとえば ピアノの前に背筋を伸ばして座り ドビュッシーの「月の光」でも さりげなく奏でてみたい * 今できることをする このことにとって 将来の目標や夢は 邪魔になる 理想は 今の現実の中には存在しない そのことを 了解したうえで 今できることが存在しなければ... 続きをみる

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  • 過去に操られる仕組み

    どれだけの現在が 過去に縛られ操られているだろう 夢を見て それを未来に託そうと 様々な工夫を凝らしている現在がある その工夫が 未来であった現在を 縛り 操る * 操られている現在は 昔見た夢 不完全に 醜くゆがめられた 昔見た夢 * 生まれる前から見ていた夢 赤子のころに見た夢 子供のころに見... 続きをみる

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  • アリと話をしてみたい

    アリの国の住人に 働きアリというのがいる 仲間同士であいさつを交わし 食事を分かちみんなでなかよく暮らしている そして そんなみんなのために 野山を歩き 食べ物を集めては アリの国に持ち帰る 社会保障はどうなっているのだろう? 病気になって働けなくなったら 誰が面倒を見てくれるのだろう? そんなこ... 続きをみる

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  • 象徴としてのリバイアサン

    強大な力を持つリバイアサン その支配により秩序が保たれる この秩序に 守られる者は リバイアサンを信奉し この秩序に 虐げられる者は リバイアサンを倒そうと 謀略を重ねる * 潔癖症のリバイアサンは どんな些細な反逆も罪も許さない おおらかなリバイアサンは 失敗を大目に見て許し合う 自分のことばか... 続きをみる

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  • いのちの景色

    此岸に佇み 彼岸を眺めても 何も見えない そんな大河が流れている いのちの河だ 岸にただ佇めば 時間から取り残され 未来に行けない そこで 生き物たちは 時の流れる河のなかに 生殖細胞を投げ入れてそれを見送る 此岸は やがて 彼岸になるのだろう 空には ぽっかり雲が浮いている あの雲に乗ったなら ... 続きをみる

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  • 苦境の淵にうごめく

    もはや ウイルスの横暴に 人類は驚くばかりだ 目に見えない権力が 人々の自由を奪うように 目に見えない病原菌が 人類の自由な活動を奪ってゆく 横暴なウイルスも 横暴な権力も 生き物だ 生き物は横暴になる資質があるらしい 確かに 人類は横暴だ 人間に歯向かう生き物は 苦境の淵にある そして いつだっ... 続きをみる

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  • 自然と私と幻想と

    自然というものは どうにも融通の利かないもので 馬鹿正直で困るところがある もっと 人間に いや もっと私にやさしくしてほしい そんなことを自然に対してお願いしても 聞く耳を持たないらしく 相も変わらず 融通の利かない馬鹿正直でいる 自然は無慈悲だ それでも 私はあきらめきれず 自然に対して幻想を... 続きをみる

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  • 自己実現と自己評価の導き

    自分はよい人だろうか? 周囲の自分への評価が気になることがある これを気にして したくてもできないことが山ほどあるし したくないことを さも、待ってましたとやることもある このように 自分の価値を推し量る自己評価が 時として 自己実現を阻害する しかしそれは 自己破壊を免れるための手段でもあるから... 続きをみる

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  • 知を求める心

    みんなが知っていることを 自分だけが知らされていないと 仲間外れにされた気になる 知を求める心は こんな場面でも顕れる 自分の支配下にあるものの全てを 私は知っている こんな幻想も 知を求める心の顕れだ 知を求める心の自尊心が 傷つきやすくできているほどに 知的に生きる意志が強くなる 「知らない」... 続きをみる

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  • 目的論に育られた現在

    目的論のない思想は どのように未来を語れるだろうか 目的に応じて行動する主体が存在し 目的の持ち様により未来が変わってゆく 例えば 大腸菌が捕捉しようとする栄養が変われば 地球の未来も変わってゆくだろう このように 目的は 意識しているものばかりではない 大腸菌の行為の合目的性のように 思考を経由... 続きをみる

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  • 時節の変わり目

    急激に変わってゆく時節もあるが たいていの時節はゆったり推移する そして そのゆっくりとした速度に馴染んでいるから 急激に変わる時節が なんだかとても迷惑なものに思えてくる 馴染めたこと 馴染めなめたかったこと 様々な記憶がある 馴染めたことと 馴染めなかったことの差が どこにあったのか どこにあ... 続きをみる

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  • 未来を学ぶ

    現実が悲しいのではない 「描く未来が閉ざされた」 そのことを観念が気づくから悲しくなる だから 悲しみは 同じ現実でも 観念によりその程度が違ってくる それで 時代により空気が変わし 経験を積むと感性が変わる 立場も変われば思考も変わる * 科学は歴史から学ぼうとして 観念が未来を見つめる 未来を... 続きをみる

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  • 先入観を取り払って考えるということ

    身体が泳ぐようにできていないから 泳ぎながら うまく呼吸をすることができない だから 我慢をするか 息継ぎをする技術を体得するかしないと うまく泳げない 泳ぐときには 口の替わりに呼吸する穴が クジラのように 背中の側についていれば便利に違いない 一層の事 目も背中の方にもついていれば 水の中で目... 続きをみる

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  • 人間らしい精神

    何もしなければ 肉は腐ってゆく 植物であれば 枯れてゆく 生きているということは 腐らないように 何かをしている状態に他ならない 人間は人間らしく 腐らないように肉体を維持している 人間は人間らしく 肉体のみならず その精神も腐らないように維持している この精神面における人間らしさを追求することが... 続きをみる

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  • 生贄という文化

    功利主義によれば 少数の生贄により 大多数の幸福が満たされれば それは正義にかなうことになる 持ちつ持たれつの自然界にあって 人間は搾取する側にだけいるというのは 虫の良い話であり 人間も人間以外の自然に奉仕しなければ 自然の中で 持続可能性が維持できない そのために 人間も 犠牲を払わなければな... 続きをみる

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  • 身体の内側で

    身体の中心には 内臓がある おへその内側の 大きな空間を 我が物顔で 内臓がうごめいている でも 精神の中心はどこにあるだろう    内臓ではないらしい 内臓より外側の辺縁にあるのではないだろうか と思われる なせかといえば 身体と精神の間には齟齬が生ある こうあるべしと思っても おなかがなったり... 続きをみる

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