ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2020年11月のブログ記事

  • トリプルワールド59

    世界には 自己完結性の高い世界と 他の世界との関係性が高い世界に分けられる 同じ細胞であっても 単細胞生物の細胞は 自己完結性が高く 多細胞生物の一つの細胞は 隣の細胞など、他世界との関係性が高い 同じように 一匹オオカミや 個人主義者は 自己完結性が高く 軍隊の隊員や 組織人は 他世界との関係が... 続きをみる

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  • トリプルワールド58

    個人主義と 利己主義という言葉がある それぞれの主義の違いがある この違いを強調すれば   個人主義は   他人に対する干渉は少なく   自分は自分   他人は他人取った面持ちだが   利己主義は   他人に対して自己都合を優先しながら干渉し   他人を自分の支配下に置きたがる傾向が強い というこ... 続きをみる

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  • トリプルワールド57

    自らが発した刺激に対して 自らが望む反応が返ってくる領域は その主体の支配領域だ このような 自作自演の仕込みが 強く仕込むことができている場合もあれば 弱い仕込みしかできていない場合もある いずれにしても このような仕込みには コストがかかる マジシャンは このような仕組みを 空間の中にたくさん... 続きをみる

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  • トリプルワールド56

    世界は 現象の循環であり その近傍の環境では たくさんの世界が 刺激を交錯させている 主体が別の主体を ひきつける刺激もあれば 忌避させる刺激もある その刺激の狂乱に 世界がうごめく 鋭く素早い確固たる反応もあれば のんびりした緩やかな反応もあり 刺激に対し 全く反応しないこともある チョウチンア... 続きをみる

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  • トリプルワールド55

    細胞は 膜に覆われている 細胞内小器官も 膜で囲われている 私は皮膚で囲われている 内臓の中を通る食物や排泄物とは 内臓の内壁で遠ざけている 囲いの 内と外では それぞれ異なる世界が展開し 異なる現象が惹起している この境界が崩壊すると それぞれの世界に 他の世界の現象が入り込み 異常をきたす 世... 続きをみる

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  • トリプルワールド54

    生命世界は 遺伝子の実践と復活の循環で維持されている 世界は 循環する規定された現象の総和である 規定された現象が循環する流れは 早く強い流れもあれば ゆっくりとした強い流れもあり 弱弱しい流れもあるけれど このような 規定された現象とは異質の その世界の規定に従わない現象は 世界の外部の現象と認... 続きをみる

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  • トリプルワールド53

    生きるということは 生きるという奇跡的な筋道をたどるように制約され この制約の中で実現している しかし この制約の中にあっても 選択肢の自由がある 目的を達するための手段として 右の道と 左の道がある どちらの道を選んでも 目的が叶えば構わない そんな自由が 大きな制約の中の 所々に散在している ... 続きをみる

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  • トリプルワールド52

    椅子を見ると 座りたくなる 座る必要のない時は 椅子を見ても 景色の一部であり 椅子があることに気付かないこともある 椅子の足が抜け落ちそうでガタガタしていても 椅子に座る必要もなければ 直しはしないが 椅子に座りたければ 椅子の足が外れないようにはめ直したりする 椅子と同じように 言葉も 右から... 続きをみる

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  • トリプルワールド51

    刺激に対して反応し その反応が刺激となり 次の反応が生まれてゆく 言葉の形や 言葉の音が 意味を生むのも 形や音が刺激となり 反応が意味をひきだしてくれている 逆に 意味が刺激となり 言葉の形や音が反応として導かれてくる 猫という言葉が 猫との接触経験を呼び起こし 猫の色やこの柔らかさなどの属性を... 続きをみる

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  • トリプルワールド50

    見たくない光景が目の前に広がると 目を覆いたくなる 聞きたくないことが聞こえてくると 耳をふさぎたくなる 嫌な臭いが匂ってくると 鼻をつまみたくなる 主観には 他の世界を拒絶する権限があるらしい 目を瞑り 耳をふさぎ 鼻をつまみ 外部を遮断した主観が 純粋な主観とすると 純粋な主観は きわめて退屈... 続きをみる

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  • トリプルワールド49

    異常という言葉と 異質という言葉の違いを考えてみた 世界が上手く循環する現象の一つに 不都合が生じると 異常ということになる ひとつの世界の中に 別の世界の現象が入り込むと 異質ということになる 異常は誤りなのだけれど 異質は誤りではなく 噛み合わせの悪い正常な隣の世界の現象の混入だ 仮に 赤色の... 続きをみる

  • トリプルワールド48

    橋は橋であり 端ではない こうした棲み分けをきちんと整理しながら 文字とその意味を共役させ 言葉の世界が成立している 橋という文字が 永遠に橋という意味であるためには 「橋という文字」と 「橋という意味」は 永遠に共役しなければならない この永遠の共役関係が崩壊すると 「橋」という言語の世界は崩壊... 続きをみる

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  • トリプルワールド47

    あまり使わない単語や用語は その意味や正確な書き方を なかなか覚えられないけれど よく使い よく書く単語や用語は きちんと覚えている 単語や用語は その形と音と意味が 互いに関連し 連想し合う間柄になって維持されている 連想は反応であり 橋という字を見て橋の意味を連想することは ひとつの特異的な反... 続きをみる

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  • トリプルワールド46

    生きている細胞の中から 細胞が生きるため 大切な役割を果たしている酵素反応を 細胞の外に取り除くと その酵素反応も 細胞も 共に機能不全に陥り消滅する その酵素反応と 他の様々な反応は 共存し 反応が循環して はじめて 時間を超えて細胞として存続できる このような共生的連帯の中で成立する循環が 世... 続きをみる

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  • トリプルワールド45

    動物愛護は 全ての動物に対してではなく 特定の動物に偏った運動だ 猫や犬 クジラやイルカがその対象になるが ゴキブリやスズメバチは その対象とならない クマやヘビも大概外される 同じように 人権に相当する権利は 人間に限られ チンパンジーやゴリラ、オラウータンには認めれない 人間による 人間のため... 続きをみる

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  • トリプルワールド44

    人生にお休みはないけれど 会社や学校にはお休みがある 組織の休息は 個人と組織の間の板挟みから 個人を解放してくれる 板挟みは 世界と世界の接点の一態様だ このような休息による ダブルバインドの解消が 調和の連帯関係が不完全で弱いサードワルドでは 比較的容易にできるけれど 身体のように 調和の連帯... 続きをみる

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  • トリプルワールド43

    クラスごとに それぞれの個性がある 世界は それぞれに 自律した循環を形成し その循環を維持し続けており この循環維持の目標に適う実践が その世界の善を構成している この善は 別の世界から見れば 公正でないこともあり 悪でさえある ウサギを狩ることは オオカミには善であるが ウサギには悪である 駅... 続きをみる

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  • トリプルワールド42

    新しい学校に入学し 新しい教室に入ると 新しい仲間に出会うことになる クラスメートは 何時から仲間になるのだろう? 同じクラスになることが 学校の会議で承認されて決まった時だろうか? クラスに入る人の名前が公表された時だろうか? クラスメートが指定の教室に入り集合した時だろうか? 学校生活のなかで... 続きをみる

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  • トリプルワールド41

    月の裏側を見ることができない それどころか 地球の裏側や 自分の頭の後ろも 見ることができない 食べた食物が 胃に入って それがどうなっているのかも 見れない 科学技術の進歩で 衛星中継で 地球の裏側や 自分の背後の出来事を 画像としてみることができるようになった 胃カメラを使えば 食べた食べ物の... 続きをみる

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  • トリプルワールド40

    人間の意識は 人間の中心にあると感じるが 代替性のある辺縁と考えることができる 意識は 気まぐれに考えていることが変わってしまうことから 少なくとも代替性の高い機能である 人間の意識は 様々な表現世界を築いている たとえば 夢や現実をそれぞれの表現として把握している 言葉や数字や図形の表現を把握し... 続きをみる

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  • トリプルワールド39

    代替性がある辺縁の循環は途絶えても 主要部分の循環は保存される よくある例えではトカゲのしっぽきりだ トカゲは 捕食者にシッポを捕らえられても そのシッポを切り捨て逃げおおす 人間の肝臓も 半分摘出しても また元の大きさに戻る 皮膚の表皮細胞は 常に新しいものに代替され続け 使い古された細胞は 垢... 続きをみる

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  • トリプルワールド38

    予定通りに事が運ばなことは よくあることで ドミノ倒しも何かの拍子で 途中で途切れることがある 規範とその実践次の実践につながる そんな循環が成立している世界は その主要な循環が途絶えると消滅する 揺れ動く自然は 規範通りにいかない自由をもたらす脅威だ この脅威が 循環の辺縁を変質させてゆく この... 続きをみる

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  • トリプルワールド37

    規範とその実践が循環し 規範が実践価値があるものとなると 規範とその実践が循環し 時間を超えて存続してゆく 逆に その規範に反する実践は この循環の中で排斥されるので この循環が ひとつの秩序ある世界として 機能してゆくことになる 例えば 車の世界では 道路は左側通行が原則であり 交差点で赤信号は... 続きをみる

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  • トリプルワールド36

    1から10まで数える 1の次は2と相場は決まっているので 1の次を3と答えてしまうと 間違いと指摘され 「1から10まで数えられない」と 叱られてしまう 1の次は2 2の次は3 3の次は4・・・・ このような規範に従うことで 維持されている世界がある 同じように インスリンA鎖のアミノ酸配列は グ... 続きをみる

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  • トリプルワールド35

    「世界」という言葉と 「地球」という言葉にニュアンスの違いがある 「家(ホーム)」という言葉と 「家屋(ハウス)」にも似たような違いがある 前者では 家族という表現にみられる 人の営みを加味したニュアンスもあるが 後者でも それを排した感がある だからだろう 「全世界」という言葉があっても 「全地... 続きをみる

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  • トリプルワールド34

    ジグソーパズルの 鍵と鍵穴の関係は 裁断の形により形成される現象である どのピースとどのピースが どのような関係で連なるかは この裁断の形により決する 裁断が 法則を創造したと表現できる 自然法則を応用し 様々な法則が創造されている スイッチを入れると電気がつく 赤信号で車が止まる 「お座り」と言... 続きをみる

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  • トリプルワールド33

    鍵が形成されるという現象と 鍵穴が形成されるという現象は それぞれ2つの 独立した現象である しかし 全くもって無関係ではない この2つの現象が 近くで起こり 鍵穴にカギが入り込む機会をも創られると 鍵の形成と 鍵穴の形成の間に 共役の関係が成立しうる 鍵と鍵穴の首尾よく接合し 鍵を持つ物質と 鍵... 続きをみる

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  • トリプルワールド32

    世界を 内部と外部に分けて思考することがよくある 身体の内側と外側 国の外と中 臓器の内側と外側 地縁血縁の内と外 共役関係が密の部分が世界の内側で 共役関係が疎である場合は世界の外部と認識される 密な共役関係が創造されることにより 現象が循環し 世界が成立するので 世界の内側の共役関係はとても濃... 続きをみる

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  • トリプルワールド31

    生命の進化は 地層の中の化石の推移で観察できる 生命には40億年ほどの歴史があるようだ この間に 生命は 生命を維持する現象を保存し続けてきた 生命を維持するためには 生命システムを補修する力が必要であり そのためには 同じ形相を再現する仕組みと それを動かすエネルギーが必要だ エネルギーの獲得と... 続きをみる

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  • トリプルワールド30

    ワニのオスは ワニのメスに惹かれるらしい カマキリのオスも 食べられてしまっても カマキリのメスに近づいて行く そうできていると言ってしまえばそれまでの 当たり前のことではあるが このように惹かれたり 近づいて行くために 様々な工夫が身体の中に仕組まれている 個体を司っている主体は一つのようでいて... 続きをみる

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