ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2019年11月のブログ記事

  • アウシュビッツばかりではない

    自分のやりたいようにやる そうすると 随分と辛いことになることがある 上手くいくときはいいけれど 失敗したときに人のせいにできないのは 辛いことだ だから 人に言われるとおりにしていると 気が楽だ * 「咎める」には 他人を叱る他動詞としての用法の他に 自分を叱る自動詞としての用法がある 自分から... 続きをみる

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  • 自律する魂に従い、安きを生きる

    自律するには 自分で自分を評価する必要がある 自分の至らない部分を 自分で見つけ それを直してゆく これを繰り返しながら 立派な自分を形成してゆく 自律する過程だ * 自殺は 人間特有の現象らしい 人間は自律する生き物だからだろう * 多くの生き物が 自然にふるまいながら 自然に溶け込んで生きてい... 続きをみる

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  • 美しく咲き誇る花々

    庭をそれなりに管理していても 隙を見せると すぐに雑草に覆われてしまう 雑草の生命力は 人間の意向には 見向きもしない まして 私に忖度することは無い * 人間の意向に寄り添う生き物がいる 家畜や ペットや 人間だ 意向を伝えるのは 餌であり 鞭であり 言葉である * 言葉を操れば操るほどに 意向... 続きをみる

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  • 枠の中に納まる

    本能が 自由の叫びをあげ それを 法律が鎮めている  気持ちはわかるのだけれど  守らなければならない掟がある 法律に縛られた魂は 次第に萎えてゆくだろうか それとも 怒りの炎を上げるだろうか 野生の暴れ馬も 飼いならされ 従順で懸命な馬となる 構造が主体を支配する 法律が心を支配する 法律の定め... 続きをみる

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  • 狂人が心の奥底に控えている

    誰にでも 隠している意識がある その意識を 垣間見る能力がある人がいるとしたら その人の精神は正常でいられるだろうか? 口にしている意識と 頭の中で隠し持つ意識を どちらも把握し 比較している人がいたとしたら その人は ごく普通に ごく普通の社会生活を 何気なく 淡々とやり過ごしてゆけるだろうか?... 続きをみる

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  • 条理から離れ不条理へと躍動する命たち

    「生きていることに意味はない」 このあいまいとした不条理を乗り越えてこそ 生命は躍動する 不条理の世界から条理の世界へ跳躍する力が生命力だ この跳躍は恣意的だが 跳躍し続ける新たな地平ができあがる だからだろう 跳躍に伴い 様々な命を犠牲にする 私のためになる犠牲は尊いものであり 私が犠牲になるこ... 続きをみる

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  • 独我論世界と無我論世界の境界域

    言語化した意識は 物質化可能な意識である 意識の声への物質化 意識の文字への物質化 言語化していない意識は メロディになったり 絵画や彫刻のような物体へと 物質化が試みられる 物質化であっても 言語の方が緻密な物質化で 芸術的な物質化は抽象的という印象はあるけれど 物質化する人の技量によろう いず... 続きをみる

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  • 思う故の存在と見る故の存在を比較してみる

    意識には 言語化している意識と 言語化されていない意識がある アナウンサーの研修に 見ている景色を 言葉にしてゆく訓練があると 聞いたことがある アナウンサーのように 流ちょうな言語化はできないが 「あ、車が来た」 「やっと雲間から陽が出てきた」などと 頭の中で言葉をつづっている 知覚を言語化して... 続きをみる

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  • 歪みを誇張する意識が進化を加速する

    たとえ歪んでいても 私の意識は 私を歪んでいないと思っているらしい 歪んでいると直すこともあるのだけれど 歪んでいると気づく前は 歪んでいるとは思っていない 気づいて歪みを直すと すぐに治った気でいる また 歪んでいない私に戻る 私は よっぽど 歪んでいてはいけない対象らしい むしろ 自慢をしてい... 続きをみる

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  • 物心二元論今日的科学的考察としての魂の分離

    BMI Body Mass Index これは 健康診断で肥満度を表す指標だ 同じBMIでも Brain Machine Interfaceという言葉を目にした 沢山の電極をネットにつなげ このネットを帽子のように被ると 様々な脳波を読み取れるという この脳波に応じて 機械を動かすことができるとい... 続きをみる

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  • ホコリのような意識が集う場としての形而上

    過去と 別の過去が 記憶の中でつながる 記憶がなければ 時間と時間はつながりながら ただ流れ去る過去が 記憶の中で 反芻している * 同じ光景は二度とない けれど 似たような光景にはよく出会う 似たような光景を 過去から集めなおすと そこには 似たような光景からなる歴史ができる 朝の景色 夕の景色... 続きをみる

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  • 自由や自然が自治や管理を振りまわす

    身の回りは きちんと管理されていた方がいい 例えば 電気上水下水のライフラインは 無論のこと 災害に強い持続可能な環境を きちんと管理してもらいたい でも管理は大変だ 時として 自然は荒々しく 管理の壁を越えてやってくる 管理者の能力には 限界がある 管理の壁がキレてしまうと 災害が発生する * ... 続きをみる

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  • 夜迷言

    人間は 他の動物に比べて とてもたくさんの過去を保持している 開発された技術を承継し 約束された意味を共有することにより 言葉を交わし 法律を覚えて秩序社会を維持している 過去を承継し保持しながら 秩序を維持し続けている 人間には 動物に比べて とてもたくさんの 守るべきものがある この守るべき過... 続きをみる

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  • マニュアルという因果律

    生物は 刺激に反応して 定型的な行動をとる たとえば ミドリムシには 光の方向へ泳いでゆく 走行性がある 植物の根は 地に向かって伸びる 葉は 天に向かって伸びる このような定型的な動作が まわりまわって 生物に恵みをもたらす 恵をもたらすマニュアルが 残存してゆくダーウィンの掟 帰納法的に繰り返... 続きをみる

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  • 過去と未来を結ぶ糸

    言葉を残すということや 絵を残すということは 何かを未来に残すこと 言葉を読むということは 絵を眺めるということは 過去を紐解くこと そして未来を思うこと 言葉や絵ばかりではない 過去と未来を繋げている 様々な存在が 脳裡をかすめては また 消えてゆく 物質に刻まれた記録や記憶が 過去や未来を行き... 続きをみる

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  • 境界をさまよう運命

    漫画でも 小説でも プロレスでも 悪役がいて 正義の味方がいる そして その間を揺れ動く 運命がある 白い運命は 黒い運命と 互いに交わらないように設計されている それが ふとしたきっかけで混ざり始める 設計された世界が複数あると 境界ができる 緩衝地帯がひろい境界もあれば せせこましく入り組んだ... 続きをみる

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  • 目が存在することと思考が存在すること

    目が存在する このことの意味を思考できるが このことを無視して思考することもできる 時間が存在している このことを思考できるし 無視もできる 思考は 常に部分であり 何時だって 全体には届かない 目と同じように 時間と同じようにしか 思考も存在できはしない

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  • 巨大なるものの下で同じ景色が動き回る

    月夜を散歩していると お月様が散歩についてくる どこに行っても お月様がついてくる 電柱や 家の屋根は 歩を進めれば はるか彼方に消え去るのだけれど お月様は 同じような場所を陣取り どこまでも散歩についてくる * 電柱と一緒の散歩もできる 何の事なく簡単にできる 電柱の周りを 散歩し続ければ 電... 続きをみる

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  • 知覚と帰属による恣意の必然化

    気が付けば どうしようもなく 帰属しているということなのだろう 刷り込まれた帰属の意識が 夢を導く旗となる 優れた集団には 美しい旗があり 美しい歌がある * 動物にも言葉がある ユリカモメの母親のくちばしには ユリカモメのひなに餌が来たことを知らせる模様が 埋め込まれている トゲウオたちの 婚姻... 続きをみる

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  • 「右手が存在する」構造主義と現象学

    右手の掌を上に向け 上から左手で叩く パチンと音がする この一覧の動作を この文章を読みながら 再現できる人は 間主観的に私と連なっている それだけではない 文字を見る目と右手や左手が連なっている 構造が前置されていてこそ パチンと音がする * 右手は 主観的存在か? それとも 客観的存在か? 右... 続きをみる

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  • 38億の器と100の器と

    生命の誕生から 38億年たっているという 地球誕生からは46億年 銀河系誕生からは138億年という 普段 数千円単位でものを考えているものにとって 何十億円何百億円という話は想像しにくい それだけあれば さぞ贅沢ができるのだろうと ただ漠然と思うだけで 何ができるか想像できない 小市民である 70... 続きをみる

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  • 代替の連鎖の中で

    チームスポーツでは レギュラー選手だけではなく 控えの選手がいて チームの層に厚みが生まれている 必要最小限の選手の数では チーム力を維持できない 怪我をして レギュラー選手が活躍できない場合に 控え選手が上手くバックアップしてこそ チームというシステムが機能するからだ レギュラー選手と控え選手の... 続きをみる

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  • 幸せが力強い流れをもたらす

    生命の系譜 この大きな流れを眺める時 人類の幸せや 自分の幸せは ほんの小さな支流となる あっても なくても 大きな流れは変わらない しかしそんな支流が ひとつひとつ懸命に 命をつないでいるから 生命の系譜がつながってきた ひとつひとつ懸命に 命をつなぐように 幸せを招き入れているから 命の系譜に... 続きをみる

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  • 嘘の散逸構造としての秩序

    夢を語ることは 非現実を語ることであり 非現実を語ることが 嘘を語ることであるならば 夢を語ることも 広義では 嘘を語ることになる 確かに 嘘を語る能力が 夢を実現へと駆り立ててきた 嘘をつくことの功罪が 一つの屋根の下で同居している 夢や嘘は虚構である おそらくは 虚構は過去を記憶する能力から派... 続きをみる

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  • 人の群れに飲み込まれ

    人は 人の群れに飲み込まれながら生きている このことを懸命に否定しようとするのだけれど 人の群れから零れ落ちた自分の無力さに ただ 怯えることしかできない だからだろう 群れに 人は群がりつづけ 膨れ上がり成長してゆく 時に その姿に恐怖して立ち止まり 立ち尽くし 再び 自分の無力さに立ち返る 人... 続きをみる

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  • モノマーをポリマーに添付してゆく思考過程

    思考に際限がないという観念には 時間を無限に使用する必要が伴う 時間が思考を制約しているからだ 「一定の時間内に思考できることは限られている」 この命題を思考するためにも時間の経過を必要とする 細分された時間の中では 思考も分断されてしまい 細分のされ方次第では 思考は無意味化する 例えば 時間の... 続きをみる

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  • 欲望に振り回される心地よさ

    ネット社会が進展し 物欲が萎えてきていると聞く 現実より 電波信号に恋い焦がれる時代 物体を支配する喜びよりも ネット社会をリードする喜びが 優っているのだろう * ネット社会は 発信する側が 受信する側に認知されて成立する 車の運転よりも 乗馬に似ている 車はマニュアルに沿って動かせば動き マニ... 続きをみる

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  • 自然な人間 人工的な人間

    人間は 火を使えるようになった おかげで お肉をおいしく食べれるし 温かいスープも飲める 寒い場所でも 暖かく過ごせるようになった 人間は 動物を使えるようになった おかげで 馬に乗り早く移動できるようになった 牛や馬に土地を耕してもらえるようになった このような便利さは 機械によるところが大きく... 続きをみる

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  • 帰納法的蓋然性が存続する体系にて

    種の破滅を繰り返しながら 生命は生き延びてきた 失敗を繰り返しながら 成功を迎えてきた 何時だって 手探りだ 確実に生き延びる保証は どこにもない 万が一にも生き延びるチャンスがあるならば 億の個体を用意すれば 神様は その役割りを果たせることになる うまくいったことを書き留め 下手だったことは捨... 続きをみる

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  • 理系的不平等起源論とその緩和戦略必要論

    生命は 負のエントロピーを食らい生きている エントロピーが増大すると 均質化に向かい エントロピーが減少すると 異質化に向かうということからすると 生命は異質化に向かい活動している主体ということになる 平等ではなく 不平等に向かう傾向性が 生命の根源にあるということだ 理性が平等に向かい 本能が不... 続きをみる

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  • 自治と管理

    管理権が 自分にあるか 自分の他にあるか を 意識することがある 自治をしているか 管理されているか ということだ 何か問題があった時 誰が責められるかという話でもある たいてい 責任は取りたくないが 自治をしたい だから うやむやな話になりやすい 人間は 管理したいようでいて しっかり管理されて... 続きをみる

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  • 命のアリ地獄

    お金の誘惑が染みついた言葉が躍っている やがて 魅惑に引き付けられた悪党どもが 酒宴を奏で 終焉へと歩を進めてゆくのだろう ここは地獄の一丁目 砂金でできたアリ地獄 人と人とが誘い合いながら言葉が躍っている やがて 魅せられたる魂が自由を失い 心が折れて 憎しみの淵へと歩を進めてゆくのだろう ここ... 続きをみる

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  • 過去と未来の狭間の中で

    やりたいことと やらなければならないことの 狭間の中で 今日も一日暮れてゆく やり遂げたことは いつの間にやら 過去の闇の中へと消えている ただ 記憶がそれを留めてくれている 言いたいことと 言わなければならないことの 狭間の中で 今日も一日暮れてゆく 交わす言葉の中で 様々な未来が生まれては消え... 続きをみる

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