ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2018年10月のブログ記事

  • 循環する機能の調和熟成過程としての進化

    細胞内小器官の間の機能調和の熟成には 何億年かけてきたのだろうか? 細胞間の機能調和の熟成には 何億年かけてきたのだろうか? 機能の連鎖が循環するシステム内において 調和が不可欠だ 相互により調和的な機能が 循環をよりスムーズに回転させる 生存競争はこの循環のための手段に過ぎない すなわち 環境へ... 続きをみる

  • 調和の中にあるということ

    同じ宗教を信じている 同じ法律を順守している 同じ情報の下にあると その情報が用意している調和を享受できる 細胞も同じだ 同じ遺伝子を共有してい細胞同士は 機能的に結ばれた調和関係にある しかし 外から侵入してきた細菌は 調和的な関係にあるとは限らない その象徴的な出来事が 免疫細胞による細菌の排... 続きをみる

  • 予測可能性の相互作用の結果としての調和

    情報的因果律に支配された世界は 予測可能性に満ちている 情報による予定が存在し その予定が 様々な物質を媒体として秩序が移転しながら 予定が実践に移される 情報としての予定調和が 調和的に実践されるということだ 情報による秩序としてのシステムも このような予定調和の実践により 組織化され形成される... 続きをみる

  • 予測可能性の相互提供による予定調和

    未知なる言語や 未知なる生き物と 日本語が関係性を持つことにより 未知なる言語や 未知なる生き物の規則性を 日本語により再現できるようになる 酸素や水素や鉄や銅 これらの物質の性質を日本語で再現するように 未知なる言語や 未知なる生き物の 規則性を日本語で様々に再現する このような規則性の再現によ... 続きをみる

  • 言語は物まねの天才を希求する

    日本語が外国語と出会うと 日本語としての使用方法に変わりはないままに 日本語と外国語の翻訳関係が形成される この関係が増えるという状況は 未知の生き物と日本語が出会った時にも生じるが この場合には 日本語の領域が増えるということになり 外国語との出会いとは 増える関係の質に違いがある ・・・・よう... 続きをみる

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  • 全体と部分が各自独立する時空からの自由

    相性の良い情報と 相性の悪い情報がある 右を向こうとする意志と 左を向こうとする意志は 本来両立しない でも どちらも持ち合わせている 自動車の ブレーキとアクセルも 同じような関係だ 本来両立しないものが 相性よく共存するのは 機能の拡大によることがある 右を向く機能ならば 左を向く機能は阻害要... 続きをみる

  • 物質的原因たちと情報的原因たちのハーモニー

    因果律の原因を 大きく二つに分けてみる 物質的原因と 情報的原因だ 足で小石を蹴ると 小石が飛んで行く 運動している足が小石にぶつかると 足の運動している力が小石に伝わり この時、小石に作用した力と方向と強さに応じて 小石が運動を始める これは物理的原因だ これに対して情報的原因は 小石を蹴る意志... 続きをみる

  • 記憶された過去という存在たち

    「おはよう」 そう呼びかけると 「おはよう」 と答えが返る こんな単純なあいさつの中にも 人間の幾多の機能が様々に働いている 声の質 顔の表情 反応の速さ遅さ 間合い等々 これらが読み解かれる そればかりではない 個体識別がされ 以前の「おはよう」と比較がされる 以前の「おはよう」がきちんと記憶さ... 続きをみる

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  • 客体たる主体であるという認識がもたらす妥協

    欲望には対象がある 言葉にも対象がある 行動にも対象がある 触れるもの 話すこと 食べる物 触られる私 聞く私 奉仕する私 私も 欲望の対象になる 言葉の対象になる 行動の対象になる 美しい対象があるということは 美しい対象になれるということである ーーーーー メモ 会話という行為は 互いに 話さ... 続きをみる

  • 崩壊を待つ秩序の美学としてのドミノ

    ドミノ倒しを抽象的に表現すると 企図的に能動的に形成された秩序の崩壊過程だ ドミノ倒しは二つの過程に大きく分けることができる ひとつは ドミノを並べてゆく過程で もう一つは ドミノが次々と連鎖的に倒れてゆく過程だ 前者を能動的運動過程 後者を受動的運動過程と呼んでおく 受動的運動過程が首尾よく 成... 続きをみる

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  • 予兆の知覚力が因果律を認識する助けとなる

    予兆は連続して起こる事象のひとつだ 連続して起きる事象には 大きく二つある 崩壊的事象と 秩序的事象だ 地震や火山は前者だ 生命活動は後者だ 物理化学的事象と 情報的事象ということができるかもしれない 自由エネルギーの流れと 制御されたエネルギーの流れと表現できるかもしれない 予兆から次に起こる事... 続きをみる

  • 帰納法の得意分野と苦手分野

    帰納法は周期性のある事象が得意分野だ 陽が昇り明るくなり 陽が沈み暗くなる 日周リズム このリズムに合わせて 様々な生物が活動リズムを刻む 冬寒く 春暖かくなり 夏は暑く 秋涼しくなり 寒い冬がまためぐりくる 年周リズム このリズムにも合わせて 様々な生物が生活リズムを刻む 様々な生き物は 帰納法... 続きをみる

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  • 反芻を欲する本能

    一日の中で 何回「わたし」という言葉を 頭の中で反芻するだろうか? 牛が食べ物を反芻する動物と定義されるならば 人間は「わたし」を反芻する動物だ その「わたし」が反芻されるたびに 「私の立場」も関連付けられ それに関連するかのように 「あなた」や「わたしたち」も それぞれの状況に従い想起される こ... 続きをみる

  • 周期を形成する目的に集う機能たち

    細胞周期というのがある ひとつの細胞が2つの細胞に分裂する この一連の事象が連続して周期的に起こる 大雑把に表現すると 分裂した細胞は まず成長しDNA合成に必要な準備を整える 準備が整うとDNAが複製される すると次は細胞分裂への準備が始まり この準備が整うと 実際に細胞分裂が実践され 2つの娘... 続きをみる

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  • 機能分化と予定調和

    カルビン回路 オルニチン回路 クエン酸回路 様々な代謝の連続が 生体活動を支えている このような代謝の連続は 一連の酵素群がとり揃っていて初めて成り立つ ひとつの酵素だけでは成立しないということだ 様々な酵素が集まり 協調して代謝反応を連続させる 酵素群としての機能は ひとつの酵素だけでは発揮でき... 続きをみる

  • アポステリオリな予定調和たち

    アプリオリ と アポステリオリ というのがある それぞれ よりさきにあるもの よりあとにあるもの という意味だ 先天的 後天的 原初的 経験的 このように訳され対比される言葉だ 物理化学的法則がアプリオリならば 生物学的な秩序はアポステリオリということだろう アポステリオリな秩序が アプリオリとし... 続きをみる

  • 戻ってくるための予定軌道たち

    太陽の周りを廻る地球は 慣性の力だけで同じ軌道を維持している これに対して 人工衛星は 地球の周りを エンジンの力を借りて 軌道修正しながら 廻り続けている だから この軌道修正に失敗すると 軌道から外れ 遠方に飛び去ってしまったり 地上に落下してしまったりする 予定された軌道に戻る能力があるとい... 続きをみる

  • 秩序を転写する能力としての命

    風景が視覚を通じて意識に投影する そして 目を閉じても思い出される景色ができあがる 言語能力においては シニファンがシニフェを呼ぶ シニフェがシニファンを呼ぶ そして これらが各種知覚と癒合しながら相互作用する 人間は秩序を転写する能力に満ちている 脳内のイメージを 手先で再現することも秩序の転写... 続きをみる

  • 中心と辺縁

    秩序が維持される場合には 大きく二つに分類できる 全く動かない場合と 同じ動きを繰り返す場合だ 前者を不動秩序 後者を循環秩序と呼んでおく 生命は循環秩序の典型だ 石碑は不動秩序だ 形あるものは壊れる これが不動秩序の危うさだ 逆に 動きが止まれば崩壊する これが循環秩序の危うさだ 危うさを観察す... 続きをみる

  • 魅せられたる魂が運ぶ秩序

    専門用語が一つあるとしよう その用語を知る程度は 人により差がある よく知る者と よく知らぬ者が出会った時 極端に言うと よく知らぬ者がよく知るになる場合と 両者が離反する場合がある 前者は その用語の勢力範囲を拡大するものだ 後者は その用語の孤高性を高めるものだ 職人の世界でのみ 引き継がれる... 続きをみる

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  • 情報と機能の安定的循環が真実を創造する

    予測可能な運動が持続することで 保たれる秩序がある このような運動をもたらす原動力が失われた時 命は尽きることになる * 昨日生きていた 今日も生きている 明日も生きてゆくだろう この帰納法を成立させているものは 観念だろうか? それとも実存だろうか? * 知人の訃報が届いた 「彼は死んでいる」と... 続きをみる

  • 一対多の関係において維持される秩序

    一なるものの周りに 多が集い 多なるものが 一なるものを一なるものとして維持してゆく この相補的関係の渦の中で 一なる秩序が維持される この渦の外には この秩序は存在しない 多が集うほど渦は大きくなり強くなる 他の集わぬ一なる渦は静かに消えてゆく ーーーー メモ 一なる言語のもとに その言語を使用... 続きをみる

  • 台風とイデア

    同じことを繰り返させる源がある こうなったらこうする ああなったらこうする こーならこーだ あーならあーだ 言葉は 同じこと同じことやものを思い起こさせる源のひとつだ 認識した言葉に応じて それをいちいち説明されることなく 何かを思い起こすよう用意されている これが 言語の記憶だ 言語の記憶を中心... 続きをみる

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  • マニュアルと台風

    同じことを繰り返させる源がある こうなったらこうする ああなったらこうする こーならこーだ あーならあーだ お料理のレシピは 同じことを繰り返させる源のひとつだ 状況状況に応じて いちいち命令がなされるのではなく 事前に 状況別の反応を用意しておくのが マニュアルだ マニュアルを中心に 人々が反応... 続きをみる

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  • 中心を廻る

    太陽の周りを 地球が回る 銀河系の中心を 太陽が回る 宇宙の中心を 銀河系が回る 遺伝子を中心に 化学反応が廻る 記憶を中心に 私が廻る 法律を中心に 社会が廻る それぞれの歴史が 築いてきた中心に 秩序とされる動きが廻る いな 中心を廻るから 秩序とされる ーーーーー メモ 原子の周りを 電子が... 続きをみる

  • 情報を蓄積する意義としての私

    「わたしが好きなことを  決めているのは  誰?」 これに対して 「わたしが決めている」 と答えるところに わたしの価値がある わたしな好きな食べ物 わたしが好きな風景 わたしが好きな香り みんなわたしが決めている そう思うところに わたしの価値がある ーーーーー メモ 遺伝子の歴史が 金太郎あめ... 続きをみる

  • 鬼は両義性が欠如しているものである

    動物実験と 動物愛護の間には 大きな溝がある この溝の根底にある問題は 動物摂食と 動物愛護の間にも存在する ある目的の達成のためには 犠牲は仕方がない この考えは 戦争と兵隊の問題にも通じている 目的と犠牲 勝ち負け 白黒をはっきりと付けられない問題だ カビの生えたような 古い議論を 繰り返し続... 続きをみる

  • 御嶽海とリン酸エネルギー

    秩序だった反応がなければ 生命は維持できない 秩序のためには 制約が必要で 反応のためには エネルギーが必要だ 生命の反応は ATPに代表されるリン酸エネルギーによるところが大きい タンパク質にしても 糖類にしても 遺伝子の物質基盤である核酸も 部品たる化合物が リン酸と結合した 高エネルギー状態... 続きをみる

  • 予測可能性を高める努力としての制限

    太陽の周りをまわる地球の軌道が 今の軌道であることは奇跡的な確率だろう しかし 地球が去年と同じ軌道で 太陽の周りをまわっていることは 必然だ * 一年後の天気を予想することと 明日の天気を予想することは 大きな違いがある ましてや 一年後の天気を予想することと 一時間後の天気を予想することは た... 続きをみる

  • 忠誠心を移植するということ

    いずれ 太陽もブラックホールに飲み込まれる ただ それまでに莫大な時間がある その間に 人類は地球に似た星を見つけ そこへ移住することができるかもしれない 移住に使う乗り物は 「ノアの箱舟」と呼ばれ 目指す星の名は 「イスカンダル」と呼ばれるかもしれない 漫画の見過ぎか アニメ「宇宙戦艦ヤマト」に... 続きをみる

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  • 偶然の中に小さなたくさんの必然を見つける努力

    偶然と必然を区別する線を どこかに引きたがるのが 人間の性だろう * 下手なゴルフに興じる 長いパットが入って悦に入る時があるから 止められない このパットは偶然入ったのか? 必然的に入ったのだろうか? * 地球が太陽の周りを 現在の質量で 現在の距離で 現在の速度で廻っている もう少し遠くを回ら... 続きをみる

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  • 少機能の気軽さと多機能の贅沢

    上手くいくことだけを拾い集めると 凡人も天才になれる 失敗がなければ良いか、と言えば そうもいかない 何もしなければ失敗もしないが 成功もしない 沢山の成功と わずかな失敗がいい * 多細胞生物と 単細胞生物がいる 多細胞生物は 細胞がたくさんあり いろんな種類の細胞があるから 機能も盛り沢山だ ... 続きをみる

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