ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2018年6月のブログ記事

  • 増やす工夫

    お金を運用すると お金が維持される ただ消費すると 次第になくなる 楽しみも同じだろう ただ消費すれば 次第になくなる 半月後 半年後においても 楽しみが続くような楽しみ方が ありがたい お金を増やす 楽しみを増やす 増やすのは ただ消費するよりも 難しく 貴重だ 自分一人ではかなわない 何か そ... 続きをみる

  • 存在と存在の相互作用としての約束

    山中で カモシカに遇った こちらを見ながら 動かない 私も 見つめる 存在が 存在を認め合う 私の中に彼がいるように 彼の中に私がいるのだろう 互いに見つめあう 彼は私から目を離し 草を食みまた私を見た やがてゆっくり 山も中へと消えていった また会う約束もせず 立ち去った また会う約束をする術も... 続きをみる

  • 日々新しく新鮮に

    永遠を求めるならば 永遠に努力を続けなければならない 意識的な努力だけではない 無意識に行われている現象においても 持続の努力がなされる必要がある 意識の劣化と 物質の劣化 意識では肉体を支配しきれない 肉体を鍛えても意識を鍛えきれない 劣化を防ぐだけでは足りない 劣化してしまったものを 新しいも... 続きをみる

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  • 脱忍耐と忘却がもたらす動態

    人が集まると 集団ができ ルールが生まれる この集団が 大きくなる過程で 集団に人が入ってくる 新しく入ってくる人々は 集団のルールに従う 既存の人々が醸成した そのルールに従う 人がいて ルールがあり 集団がある ルールも 集団も 人の外側にある 人はそれらを受け入れる この受け入れの過程で 人... 続きをみる

  • よどみではないおさめるところ

    欲しがるばかりでは 得られない 息を吐かなければ 息を吸えない様に 得たものを おさめるところを創ることなく 欲しがるばかりでは 得ても すぐに失うことになる おさめるところ よどみではない ただ ためるだけでは 得た価値は減退する ーーーーーー メモ 使われない機能は 失われてゆく 言語能力も ... 続きをみる

  • 一日にしてならず

    雨が降る 止んでもまた 雨が降る 雨が 空の上に 尽きることなく 存在しているかのようだ 簡単なことを することは とても易いけれど 簡単なことを 毎日ずっと続けることは とても難しい 難しいことでも 自然にできることもある 自然にできていることもある 言葉を話すことは 簡単なことではない 毎日 ... 続きをみる

  • 幸せの遠近法

    夜、 星空が空を覆う 太陽の 何百倍も 何千倍もの大きな星々が 空を覆う 朝、 小さな太陽が顔を出し 巨大な恒星たちを光で 覆い隠す 我々は 身近な小さな光で 目隠しされるのだ 遠い遠い未来の人類の大きな幸せを 今の人類の幸せが覆い隠す 大きな大きな世界の幸せを 身近な些細な幸せが 覆い隠す 命は... 続きをみる

  • 自己淘汰による排除が維持する調和

    私を構成する細胞たちは 情報を共有し 上手くやってくれている 予定調和を含有する情報の共有による 上手な状態だ このように予定調和が成立しているシステムに 予定調和を含有していない病原菌などが侵入すると システムの調和に乱れが生じる システムから病原菌などの排除の必要性がここにある 非調和的存在の... 続きをみる

  • 変りながら持続するという課題

    すでにあるものと どう向き合うか? 新しく現れたものと どう向き合うか? 変りゆく世界は すでにあるものと 新しく現れたものの 出会いの場だ 新しいものの出現により 既存の予定調和が乱される 静かな乱れもあれば 激しい乱れもある 守る既存と 攻める新規 攻め切った新規は既存となり 相性の良い既存に... 続きをみる

  • 人間はAIのような生命である

    できないことは できない できるようになるには ひと工夫必要だったりする このひと工夫を得る過程で 様々な努力がなされる 生命における努力は 遺伝子の重複や変異である 未知数のひと工夫が試され 機能的なひと工夫が残存してゆく このように仕組まれたひと工夫で 生命は生き抜くのが基本である 人間この基... 続きをみる

  • 仕組まれた因果律

    花が咲き 実がなる この因果律は 遺伝子の役割なしには 成立しない 仕組まれた因果律の 機能的集合体が システムだ 遺伝子が仕組む システムとして生命が存在し 言語が仕組む システムとして社会が存在する 機械は 選ばれた因果律の集合体だ 選ぶという過程で 自由が奪われ 因果律が仕組まれる 仕組み仕... 続きをみる

  • 鯉と恋の各存在性

    鯉の存在と 恋の存在には 違いがある 鯉は全体性が強い存在であり 恋は部分性が強い存在だ 鯉は個体としての全体 恋は間個体に生じる部分である 恋は社会を形成する部分間の存在であり 個体をより上位の階層たる社会の部分ということになる はやり歌が 鯉より恋を題材としやすい由縁だろう 歌も恋も 間個体的... 続きをみる

  • 繋がりが密になると窮屈になる

    言葉を 引き継ぎ 使用している 秩序の 引継ぎは 言葉だけでない 文化全体もそうであり 身体もそうだ 保守的な引継ぎもあり 革新的な引継ぎもある 引き継がれない 秩序もある 1000年前と 同じ秩序もあり 変わり果てた秩序もある 1年前との比較においても 同じものと変わったものがある ある秩序の変... 続きをみる

  • 賞賛は継続の力なり

    自然は破壊者である 命は破壊されながらも 再生を繰り返す力である 自然選択は 再生を繰り返す力が試され 選択される過程である 継続する力が試されている ーーーー メモ 秩序は崩壊してゆくのが 自然の理だ 崩壊しない秩序には 理由がある 理由は 物質的結合が強固であるか 崩壊しても直す仕組みがあるか... 続きをみる

  • 彼らは何処より来りて、何処へ行くのか?

    言葉はどこから来たのか? 言葉は何ものか? 言葉はどこへ行くのか? 蜘蛛の巣はどこから来たのか? 蜘蛛の巣は何ものか? 蜘蛛の巣はどこへゆくのか? 秩序はどこから来たのか? 秩序は何ものか? 秩序はどこへゆくのか? 秩序が姿を変えながら流転する 因果律は秩序の伝播の法則だ ーーーーーー メモ 蜘蛛... 続きをみる

  • 動くものと動かざるものの調和において

    夢をあきらめると その夢がなくなる いつの間にか 忘れさられた夢は どこにもない 思い出した夢は そこに存在する 忘れられた歌は 存在しない 忘れられた小説も 忘れられた英雄も もはや存在しない お腹が満たされると 空腹が消え去るように 様々な知性が 消えてゆく これを 避けようと 様々な知性を ... 続きをみる

  • 存在論としての若さについて

    言語体系が存在する こう表現したとき 存在を物質界から自由にした と いうことができるか? あいうえお と 鉛筆で書けば 鉛であり 万年筆で書けば インクであり 発音すれば 音波である しかしその 物質性は 本質ではない 言語体系の存在は 物質そのものではなく 生命の魂のような存在である 魂が存在... 続きをみる

  • 幸せか?お金か?それが問題だ

    お金と幸せの関係は むずかしい どうしたらお金がたまるか? どうしたら幸せになれるか? この二つの疑問文のうち どちらの疑問文を大事にするかで 結論が変る場面は 一日の中でも 幾度とはなく訪れている 意識していても 意識していなくても 幾度とはなく訪れている もう一つ疑問文を加えよう どうしたら幸... 続きをみる

  • 白い靴でも黒い靴でも馴染んだ靴はよい靴だ

    「習うより慣れろ」 という 慣れて馴染んだ靴は心地よい 靴ではないが 馴染んで心地よい間柄は快適だ 間柄という 歴史的産物が存在するに至る経緯は 順風満帆なものばかりではなかったろう 気まずい関係もあったかもしれない それでも 歴史の過程としての今 快適な間柄が存在する 記憶に残る歴史 記録に残る... 続きをみる

  • 与えられた機能たちから何を選ぶのか?

    眠りたくなくても 眠くなる 自分ではどうしようもない時がある 目を覚ますと 見える景色がある 見ているのか 見えているのか 見るように仕向けられているのか よくわからない時がある 「私」という意識は 与えられたものである 昨日も その前の日も おそらく明日も 与え続けてもらっている「私」が存在する... 続きをみる

  • 標準を希求する心

    方言を方言と思わず使ってしまい その意味が通じないことがある 方言は 言語体系のゆがみだ 自分が持っているゆがみは 気がつきにくいもので 方言をしゃべっているにもかかわらず 標準語を話しているつもりになっていることは ままある 典型的な方言は 意味が通じず 方言であることを痛感する機会も多いので ... 続きをみる

  • 美学が制御するシステム

    美しい景色を目の当たりにして その景色が存在することに感謝する その時 自身の目の能力に感謝することを すっかり忘れている 美しいオーケストラの演奏を聴く時も 自身の耳の能力に感謝することを忘れている 美しいと感じる感性があることも 忘れている ただ これらの忘れている事象の総体として 生きている... 続きをみる

  • 根源的自由と都合の良い自由

    「正しい」ことがたくさんあると 自由になれる 「正しくない」ことも平気でできると 自由になれる 背筋が伸びた正しい姿勢に 憧れる 不自由なことかもしれないが 正しい姿勢がいい 身体のゆがみが 体の不調や 心の不調につながる 自由を求め過ぎると不便になる 究極の自由が無秩序なのだから仕方がない 命で... 続きをみる

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  • 晴れ男晴れ女と雨男雨女の分水嶺

    言葉は どの程度重いものだろうか? どう生きるべきか? などという大げさなものでなくても これからどうしようか? ということにおいて いくつもの言葉たちが 頭の中を生まれては消えしながら 様々なことに思いを巡らす 身体の内側から沸き上がる 言葉にならない言葉もあれば 耳や目から飛び込んでくる 様々... 続きをみる

  • 印象派絵画に学ぶ運気

    運命の人との出会い これを導いてくれるのは なんといっても 運である そう思うと 運気をあげる努力を 惜しみなくすることもできよう 出会いは 選び選ばれる過程だ 選ぶということは よく行うことである バナナを買う場合でも 腐っていないか確かめながら 一番美味しそうなものを選ぶ かと思えば よくよく... 続きをみる

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  • 言葉が操る世間様

    授業中や 会議中に居眠りをしていると 怒られる 怒られないにしても 「あいつ寝ている」という目で見られることになる それは避けたいと思う気持ちがある この気持ちが社会性だ この気持ちが欠けていると 「寝るな」と叱られても 機能しない 土地を所有していても あまりに自分勝手な使い方をしていては 怒ら... 続きをみる

  • 社会的標準への傾向性に伴う葛藤

    言葉は 文法や 適切な名詞と動詞の組み合わせ 事実認識と表現しているものの組み合わせ 等々 制約があってこそ 便利に使用できる社会的存在だ 制約のないあまりに自由な表現は 社会的な意味合いが減少してしまうということだ 社会的存在は 野蛮な自由をそぎ落とし 制約の中で輝くということかもしれない 整備... 続きをみる

  • 世界の多重性がもたらす多様性

    人間の およそ半分が女で およそ半分が男だ 男であるか 女であるか これはあらかじめ 決められている そう思うしかない 人間であり 猫や犬ではない様に 男や女でいる 先ず身体ありき 言葉を操る能力も 身体あってこそである ただ 身体が先とはならないから複雑だ 身体が成長し 言語能力が備わるはるか前... 続きをみる

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  • 過去から未来へ羽ばたく翼

    言葉は 自由に羽ばたくことができる だから 言葉を使うものは その自由奔放さに 振り回されてしまうことにもなる 未来を描く言葉には 夢がある 希望がある 現実は 往々にしてそれに水を差す 振り返ると 私という存在は 明るい未来に対する 大きな障害になってきた 未来は過去からできている だから 過去... 続きをみる