ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2019年10月のブログ記事

  • はじめに言葉ありきの地平を超えて語ること

    AIが様々な知的作業を圧巻している このことは 帰納法の演繹法に対する勝利と評価できる AIが 様々な帰納法的蓋然性の評価を重ねることで 機能しており さらには 定理からの演繹を 最低限にとどめているからである だから今までの定石は AIにより覆されたりする * 言葉がなければ 語れない しかし ... 続きをみる

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  • ずれてる哲学

    ガガガ ダダダ ブブブ グググ ギギギ バババ この言葉の列から 学び取るものを探すと ひとつの哲学になる 無意味から 意味を醸成することが 哲学だからだ できた哲学は 素材を超えて成長してゆく だから ガガガも 何かに化けるかもしれない すでにある意味を 写し取るのが学習だ だから まず学習が基... 続きをみる

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  • 同じもの同士が戦う意義としての継続

    アリとアリが喧嘩をしたとする やがて 勝負がついて 勝者と敗者が決するだろう この場合において 勝ったアリも 負けたアリも 基本設計は同じならば 巨視的に見れば どちらが勝っても アリが勝ったことには違いない 人間も同じだ 人間と人間が喧嘩をした どちらが勝っても 大勢には影響がない きっと そん... 続きをみる

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  • 人生の節目としての駅

    人生には節目がある この節目は駅に喩えられる 人や荷物が行き交う駅だ 駅へ荷物を背負って歩いてゆくことは 自分の意志と努力で果たせるのだけれど 駅で列車に乗るには 人様の力が必要になる 人様の力を借りれるように努力を重ねなければ 列車には乗れない たとえ首尾よく乗れたとしても 座席が空いているとも... 続きをみる

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  • 構造の中の主体

    張り巡らされた構造の中を 主体が踊る 様々な構造を認識しようと 感覚器を研ぎ澄ませ 移り行く構造の行く末を夢想しながら 主体が踊る あまたの主体が踊るにつれて 構造が拡張する 様々な構造が拡張し 狭められた空間で バブルのはじけた構造が 急速にしぼんでゆく その中にいる主体を圧迫しながら 急速にし... 続きをみる

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  • クオリアのモニタリング技術について

    昆虫も 人間も 神経の基本設計は同じであるらしい だから 人間の神経を 一本一本モニターできるニューロインターフェイスができれば それを昆虫にも応用できることになるだろう まず 人間の視神経をモニターして そのモニター画面が 知覚している景色と一致するように調整し そのうえで 昆虫の視神経の活動を... 続きをみる

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  • 独立していないということ

    身体の内側で 細胞たちが 競争と調和を繰り返している 私の細胞たちは 皆私のクローンだ クローンである細胞同士が 競うように 細胞分裂をしたり 場所取りをしたりしながら 身体が維持されている 基底膜に張り付いている表皮細胞は 細胞分裂を繰り返し そこから剥がれ落ちさ細胞は やがて垢となり 表皮から... 続きをみる

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  • 多様性は自由主義の支配に属する

    多様性を認めましょう この掛け声は 他人を肯定するための多様性であり 他人を否定するための多様性ではないのだろう 肯定すべき多様性と 否定すべき多様性を考えてみる 暴力を ついつい使ってしまう人がいる これを性格としてとらえると 暴力的傾向性も肯定すべき多様性の一部になるのだろうが 暴力を他人を否... 続きをみる

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  • 交錯する旅の駅

    人生は列車の旅に喩えられる 各駅停車 特急列車 大きな駅 小さな駅 沢山の荷物や人を乗せ換えることもあれば ちょっとの荷物や人の載せ替えで済ませることもある この頃の列車内では 皆でそれぞれのスマホを見ている 駅に停車しても 誰が下り誰が乗ったのか まるで興味がないようだ 人生は列車の旅に喩えられ... 続きをみる

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  • 腐敗臭がしたら思うこと

    自由には 弱肉強食の匂いがする 争いの匂いがする そのにおいを消そうと 自由を制限して 弱い者を助け 争いを未然に防ごうという考えが現れる 土地の境界も 所有者間の自治に任せておければいいけれど 争いが巻き起こり 自治が機能しない事態になれば 国がきちんと管理して 争いを未然に防ぐのが良いというこ... 続きをみる

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  • 安心の拠り所としての我慢のしどころ

    嫌われると 非生産的な喧嘩に巻き込まれてしまう だから 当たり障りなく 嫌われないようにと心を配る 心を配りながら 自分を曲げてゆく 曲げ続け 私が次第に消えてゆく 消えたら消えたでよいのだろうが でも どこかに曲げずに残しておきたい自分がいる そんな自分を 心の拠り所を大切に守りたい 願わくば ... 続きをみる

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  • クローンでクリーンなプロトコールを求めて

    私の身体は 沢山の細胞の寄り合い所帯だ 細胞たちが 右往左往しながら 助け合い 身体が維持されている 私を統合している細胞たちは 本当に仲が良い 時には 喧嘩もするのだろうが すぐに仲裁が現れて また元のように 助け合い 維持し合い 私が維持されているのだろう 私を統合している細胞たちは 本当に仲... 続きをみる

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  • 紛争と平和の綱引き

    日本に原爆を落とす 日本が原爆を落とす 「に」と「が」の入れ替えで 主語が変わる 主語の変更で 加害者と被害者が変わってしまう そうなると 権利義務も変化する 権利義務の変化は 争いの火種だ 主語の違いが 「に」と「が」の違いが 争いの火種になる * ピカソの「ゲルニカ」の主題は 「悪いのはあいつ... 続きをみる

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  • 時を超えてゆく

    継続が 時を超えてゆく 心臓の拍動が 寝ている間も継続しているから 夜を乗り越え 朝を迎えることができる 全てが継続していないから 新しい朝が訪れる * 時を超えてゆくと 新しい出会いが待っている 継続を終了したこととの出会いはなくなり 継続が始まったことや 継続していることと出会える機会が 時を... 続きをみる

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  • 自己競争と自己調和の共進化

    協調するように 仕組まれている仕掛けがある 設計は このような予定調和の仕込みである 協奏曲の楽譜 精密機械の設計図 経典 法律 遺伝子 様々な プロトコールが それぞれに予定調和を描き それが実践されている プロトコールは 自己複製し 複製した自己の間で競い合う関係となり 切磋琢磨する と同時に... 続きをみる

  • 予見と結果を統合しながら花開く永遠

    第一印象が あたることもあれば はずれることもある 第一印象は予見だ この予見に 正当性を与えるのは 結果論だ 予見には 結果論と違い 「論」がつかない しかし 予見のない結果論は 単なる結果で論にはならない 例えば 自然科学の実験の典型である仮説演繹法は 予見から演繹される結果が 実際に起こるか... 続きをみる

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  • 制限と自由の狭間で偏在が進行する

    ホルムズ海峡を たくさんの荷物を積んだ船が行き来する 地球には偏在がある 偏在しているものを 必要としている場所へと運ぶために ホルムズ海峡を 沢山の船が行き来する 地球に偏在しているものは 資源や技術ばかりではない 貧富も偏在している 偏在しているものを もっともっと偏在させるようにと ホルムズ... 続きをみる

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  • 八重むぐら茂れる宿のさびしさに

    頭の中で 「嫌だ」という言葉が繰り返される時がある この「嫌だ」が防波堤を作り通せんぼをしている その内側に留まり続けているとどうなってしまうのだろう? 行くも返るのも「嫌だ」 右も左も上も下も 何もかんもみんな「嫌だ」 そんな「嫌だ」に囲まれた 袋小路に陥ってしまうのならば 早めに 乗り越えやす... 続きをみる

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  • 現実の裏側にて

    していること したいこと すべきこと この3つの「こと」が 一致していると 思考は不要だ この3つの「こと」に 不一致があり それに気づくと 思考の出番となる したいことは 本能的であり能動的だ すべきことは 社会的で受動的だ 様々な起源をもつ情報が 実践される「していること」として採用されるべく... 続きをみる

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  • 自然な私と人工的な私

    お金の価値が 後進国に流入し続けている 自然の中で 自給自足している人々の間にも お金の魅力が浸透してゆく このことは 自然のあるがままでいるものより 人工的に手が加えられたものの方が 人間にとって魅力的である証左なのだろう あるがままの自然の中にある 不都合な部分を削り取り 都合の良い部分を 都... 続きをみる

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  • 意識は頻繁に問題児となり下がる

    上から下へと 命令が下り 下の存在はその命令に従う そんなシステムにあって 下からの要望を聞き入れないと 下の存在が疲弊して 命令に従えなくなってしまうことがある 命令は常に 絵に描いた餅になりかねない宿命とともにあるからだ 意識が 身体に命令を下している この状況において 意識は上で 身体は下の... 続きをみる

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  • 偽が存在するということ

    真と偽 true と false 真は存在する 偽も存在する だから議論もできる 存在することが真であり 存在しないことが偽であるならば 偽は存在しないことになる 存在することが本当で 存在しないことが嘘であるならば 嘘は存在しない だから 嘘や偽が存在すると これらが存在しないとは定義できない ... 続きをみる

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  • 自然発生する「自由と服従」への制限としての法律

    法律は 顔も知らぬ 言葉も交わしたこともない人々との契約だ 法律の向こうには 気心の知れた人々ばかりではない 顔を見たくない人や 同じ空気を吸いたくない人も 法律の向こうで待っている 人間関係が破綻した 不仲の間にも 法律関係が存在するということだ だからこそ 存在する意味がある だからこそ 法律... 続きをみる

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  • 無謀と勇気の競演を見守る「その他大勢」

    無謀と勇気は 表裏の関係にある評価にまつわる言葉だ 評価は気楽だ そして 万人に開かれている 挑戦を見守り見守った人に 評価する機会が開かれている 挑戦者自身も自己評価の渦の中にある 挑戦前に 無謀なのか 無謀でないのか 悩みながら挑戦の舞台に立つ この悩みが深いほどに 挑戦の舞台に上がる勇気が試... 続きをみる

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  • 力を求める傾向性について

    お天気には逆らえない 明日晴れてもらいたいと思っても そうなるとは限らない そろそろ雨が降ってもらいたいと思っても 雨が降るとは限らない 思うようにならないことが 実は 思うようになるとしたら 思うようにしたくなるのが人情だ 人間社会には 様々な規制があり 試験があり 思い通りにならなくなっている... 続きをみる

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  • 否定するという人間の能力

    人間性は 現実を否定する能力の上に成立する虚構である 否定するという行為に 他の動物にはない 人間らしさを感じるということだ たとえば 悪魔と天使の会話は 否定しあう思考の対峙だ 現実や 動物としての本能を そして 今ある現実までもを 否定して 虚構を実現しようとする 創造力 時に自分する否定して... 続きをみる

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  • 動物が動くことによる損得勘定

    損はしたくないが 得はしたい 得をするには動かなければならないけれど 動くと失敗して損をするかもしれない そんなことだから 自分の支配下にある誰かを動かして 損をしたら放り出し 得をしたら上前をはねるといい ということになる みんなが こんなことを希望すれば 誰が損をして 誰が得をするかで喧嘩にな... 続きをみる

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  • イモムシの神経に宿る聖域

    イモムシにも 神経がかよっている 小さいけれど脳もある 仮に その脳と私の脳を繋げるインターフェイスが あったとしよう 私は これをイモムシに繋げてみるだろうか? 私の意識が イモムシの中に入り込む まあ これはいいだろう 逆に イモムシの意識が 私の中に入り込む このことに対して 私は どれだけ... 続きをみる

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  • 呼応するプロトコルとしての絆・愛

    依存することもあり 依存されることもある そして 依存しあい調和が生まれ 互いに活かしあえれば 美しい愛が生まれる 言葉ばかりが 愛をささやくのではない お金もささやく お金が依存を呼び込み 依存を許す 遺伝子も愛をささやく 依存することを前提とし 依存されることを許容するように 命を誘導している... 続きをみる

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  • 夢が花開く場所

    人間は 大きな限界と小さな夢を持っている 大きな限界に囲まれた世界の中で 小さな夢を咲かせている そして 小さな夢が咲き乱れ 次第に大きな夢に育ってゆく 夢が 大きく大きく育っても いつまでも その夢は もっともっと大きな 大きな限界の中にある どこまでも どこまでも 広がってゆく 大きな限界の中... 続きをみる

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  • 目的地のその先へ

    自分がいたい場所は 自分の拠り所となる場所であり 自分の拠り所となる思想があり 自分の拠り所となる人がいる 自分がいる場所は 目的地へと歩いている途中であり 何時だって 目的地にはいない 何時だって 目的地のその先があるからだ 目的地のその先にある場所は 目的地より良い場所とは限らない それでも ... 続きをみる

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  • 私と向き合う私に

    根拠のない不安に苛まれることがある 不安や劣等感が 人間を育てるのだから 根拠のない不安とも うまくお付き合いしなければならぬのだろう * 根拠のない自信に憑りつかれることがある 自信や優越感が 人間を育てるのだから 根拠のない自信とも うまくお付き合いしなければならぬのだろう * 口は禍の元であ... 続きをみる

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