戦略的利他:弱い私
弱肉強食の自然の厳しさ
一人山の中に取り残されたか弱い私
生き残れるから強く
生き残れないならば弱い
だから
生き残りがたい時
ひ弱に感じる
弱い人に手を差し伸べたくなるのは
弱い時に手を差し伸べてもらいたらからなのだろう
様々な物語において
少しひ弱な主人公に心惹かれるのは
人間が
自分をひ弱だと思うようにできているからなのだろう
そして
助けを求め
助けを差し伸べる感情が芽生えるようにできているのだろう
一人ならば死ぬ運命にある弱弱しい存在が
その運命に懸命に逆らい今を生きている
利他の恵みを育み合いながら
今を生きている
この利他の恵みの循環から切り離されると
切断された手足のように
瞬く間に生気を失うことになるのだろう