ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

同調圧力:運命の構造


実りの秋を迎え
稲田は緑から黄金へと色を変えてゆく


一斉に
同調しているかのように
どの稲も
同じように実をつけ
その色を変えてゆく


稲同士は
「そろそろ実をつけようか」
「そろそろ色を変えようか」などと
互いにタイミングを計ることもなく
それでも
一斉に
どの稲も同じように実をつけ
その色を変えてゆく


同調しているように見えるのは
稲がそれぞれ同じように気候に同調しているからだ


稲同士の同調関係は
種の中に仕組まれていた気候への反応の流儀により
維持されているということだ


これが運命の構造ということなのだろう


種の中に仕組まれていた流儀が
何らかの刺激により実践に移されて
運命的なことが実現しているということだ


種の中に仕組まれていた運命が
花開く状態が
幸せということなのかもしれない


そうであるならば
生まれながらに仕組まれている様々な流儀が
しあわせの種ということになるのだろう


しあわせの種をたくさん育て
たくさんの運命と出会えれば
しあせな人生にちがいない

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