ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

小さな縁の大きな役割


因果関係にも
強弱がありそうだ


こうなったら、必ずああなる
このような強い因果関係もあれば
こうなったら、たいていああなる
このような因果関係もあり
こうなったら、ああなることもあるな
このような弱い因果関係もある


弱い因果関係は
あまり考えなくても良いと考えることもできるが
弱い因果関係がたくさん集まり
流れができると
強い因果関係になったりするのだから
馬鹿にできない


古来
縁という言葉がある


その縁だけがあっても
起こることはないけれど
それがないと
それは起こらなかった
そんな間接的な弱い原因がある


縁(ふち)のほうにある因果関係という
含意があるのだろうか
本流の因果律が流れる川の堤のように
縁が因果律が働く手助けをしている


鼻緒の紐が解けたり
袖が触れ合ったりといった
縁を大事にすると
ああなるといいなを
実践しやすくなるということだ


弱く間接的な因果律が
結構、重要な役割を負っている
それが世の中を面白くしたり
不平等を築いたりしている


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メモ


危ういバランスにあるものは
ちょっとした力で崩れてしまう


このような危ういバランスの上に
成り立っている秩序世界においては
逆に
ちょっとした力が
大きな結果を導くこともある


あと一押し


これがあるかないかで
その後の事態が
大きく変わることはよくあることだ


縁はこのような小さな力であり
縁が大事にされる世界は
どのように移り変わるのか予測が難しい
繊細な世界ということだろう


小さなさまざまな縁が
沢山集まって
大きな流れを創ることもできる


命や社会は
そんな秩序だ


原則的に
繊細で不安定な世界があるということだ


この不安定さ故に生じる不安を解消しようと
人は家を建てたり
心の壁を設けて
不都合な縁を遮断して
都合の良い縁で取り囲み
安定を図っている


「まずは外堀を埋めてから、、、」
このような策も頷ける



身体の内と外をはっきりと区切ることにより
内臓が心地よく機能している
細胞も膜があり、内と外を分け
それぞれで発揮する機能を区別している


因果律がでたらめに流れていては
死んでしまう
外堀を埋め、縁を重ね
流れるべくして流れる因果律を
未来に向かって
よどみなく流す努力を重ねている



社会の弱い因果律に
投票権があり
一円玉がある


一円を粗末にする者は
一円になくのだろう

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