私の意識は
突き詰めると
私の内臓に食べ物を送り込むために
日々働いている

お腹がすくと
不機嫌になり
お腹が膨れると
なんだか幸せになる

お腹は
赤ちゃんのようだ

言葉はしゃべれないけれど
誰かに何かをねだる赤ちゃんだ

私の内臓は
私の赤ちゃんだ
私ではないもう一つの動物が
私のお腹の中で
また泣き叫んでいる
だから私はおやつを食べる
すると
私の中の赤ちゃんが
クスリと笑う
私もそれを感じて微笑み返す

私は私一人で生きているのではない
私の中の私の赤ちゃんといつも一緒だ

私は私の赤ちゃんに手を焼くのだけれど
感謝もしている

私の赤ちゃんも
私に手を焼いているだろう
そして
私に感謝をしてくれているだろう

利他の起源は
身体が分かれた他人がいるからではない
身体の中で利他が養われてきたのだ

細胞の中のミトコンドリアも
細胞の赤ちゃんだ

赤ちゃんになり
内側に引きこもった存在に
その外側の存在は振り回され
利他の心を養い続けて進化してきた

この心が失われると
細胞は崩壊し
身体も崩壊
社会も崩壊することになる

だから
崩壊しないように
利他の心が
様々な刺激により
活気づけられている

お腹がすく
眠くなる
これもまた
利他の心を呼び起こす刺激たちだ

様々な大事な心が
時々の状況に応じて表れてくれている

生き生きと表れてきてくれる

ありがたいことです