ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

目的論に育られた現在


目的論のない思想は
どのように未来を語れるだろうか


目的に応じて行動する主体が存在し
目的の持ち様により未来が変わってゆく


例えば
大腸菌が捕捉しようとする栄養が変われば
地球の未来も変わってゆくだろう


このように
目的は
意識しているものばかりではない


大腸菌の行為の合目的性のように
思考を経由せずに
無意識に設定されている目的も存在する


このような目的を含め
生命の世界は目的にあふれている


有限の世界の中に
ありとあらゆる目的が注ぎ込まれ
飽和状態を優に超えた状態だ


だから
世界の中に治まりきらなかった目的は
過去の夢として潰えてしまう
そして
勝ち残った目的が
未来を創ってゆく


・・・


目的論を否定する思想には
未来を語れない


このような思想は
ただ過去を総括する


未来の礎を創る過去を総括した思想を創る


そして
未来を語る思想を幇助する


このような過去の総括の幇助を受けない思想は
とても危うい夢に溺れる思考となる


過去に裏打ちされた
未来を幇助するための思考が
秀でた今を動かしている

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