ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

自己機械化現象:存在意義としての閉環


物質があり
その物質を
一定の方向に動かすように誘導する環境があると
恒常的な動きが現れる


このような機能を発揮する環境には
様々なものがある


化学反応を誘導する酵素や
個体発生の過程で細胞の運命を誘導するオーガナイザー
DNAやRNAの塩基配列もこのような環境だ


社会現象を誘導する存在としては
道徳や倫理や法律がある
正義や悪の観念も
恒常的な動きを誘導する環境だ


抗うことのできない強い誘導は
義務と呼ばれながら
それぞれの義務に応じた恒常的な動きを誘導している


このような誘導する環境もまた
他の環境に誘導され
その環境もまた別の環境に誘導され形成され
誘導が循環として閉環していると
この循環は一過的でなく持続可能となってゆく


このような循環誘導の渦の中にある存在は
この円環的循環の閉環の一部となり
渦を持続することに寄与することにより
自らも持続している
、、、と解釈できる


この意味で
存在意義
存在理由
存在目的といったものは
「循環の閉環」にあると概括できる


目的論は
閉環を目指している、、、ということだ


しかし
このような渦に外部にも一部接している限り
この外部の影響を受け
閉環が危うい状況に陥り
完璧な閉環が望めないということになる


だから
いくつもの渦が
閉環したり
逆に
閉環が解け外部に完全に開放されて消失したりと
取捨選択を繰り返している


より強く閉環した渦が
存在として存続してゆく


渦は
より強い閉環を目指し進化してゆくことになる

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