ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

言葉と意識:同一化擬制という物まね


鏡の中の私は
私ではないが私である


私は一人であるが
鏡に映った私は
鏡の数だけ増えることが出来る


同じように
ひとつの言葉が
聞く耳の数だけ
増えてゆくことが出来る


一つの太陽が
それを見る目の数だけ
増えてゆくことが出来る


意識は鏡のような存在である


様々な存在を集め
それの物まねをしながら
それらを動かす鏡である


物まねする能力が
意識を生き生きとしたものにしている


意識が
きちんと物まねできなければ
わたしは
迷いの縁に落ち込むだろう


そこは
幻聴や幻覚が行き交う虚像の世界


私は
信じるべきものを失い
無秩序の混沌の中へと
沈んでゆくのだろう


私は
私の物まね能力を信じるようにできているらしい


信じても問題ないと判断できているらしい
むしろ意識に映った虚像を本物だと信じている


ありがたいことです

×

非ログインユーザーとして返信する