ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

戦略的利他:類は友を呼ぶネットワーク


多細胞生物の細胞間には
助け合いのネットワークが成立している


原始
まだ多細胞生物が出現していない時代に
どのようにして
助け合いのネットワークが進化してきたのだろうか?


もはや
観察することができない世界を想像することは
困難だが楽しい課題だ


そんな想像の世界を広げ
本当にそうだったかのように思うためには
現在の生命の活動を観察する必要がある


このような想像の世界の中で
現在の生命で
最もダイナミックなネットワークが注目することになる


遺伝子の交換だ


多細胞生物は生殖により
遺伝子の交換がなされているが
単細胞生物でも
大腸菌は接合して遺伝子を交換し合い
ミドリムシも接合して核を交換している


遺伝子を交換することにより
よりよい遺伝子をたくさん持つ個体が現れ
より確実に生存してゆくために
遺伝子を交換すると考えられている


このためには
まずは
同じ種類の生き物を見極める能力を発達させる必要がある


同じ情報を持った者同士が
情報を交換し合うようなネットワークが存在しているということだ


別の情報を持った個体と情報交換すると
情報の間に存在する矛盾点が顕れ
情報が機能しなくなる可能性が高い
そこで
同じ情報を持った仲間の間で情報交換するネットワークが
進化してきたのだろう


嫌いな考え方
好きな考え方
普及すべき考え方
忌避すべき考え方


様々な情報が
区画されながら
それぞれの世界を築くために
類は友を呼ぶネットワークが
進展してきた


今も
この伝統は
私たちの中に承継されて
時にレイシズムとなり
紛争を巻き起こす


死ぬことが当然の世界の中で
死なないように工夫しあい
生命が維持されている


このような互恵も失敗をして争いが起こる
そんなことも前提としながら
それぞれの仲間内でネットワークを構築し
助け合い
それぞれ懸命に生き延びてきた

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