ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:魔法使いも修行をしている


魔法の力を借りて
身の回りにある物事を
私に都合よく変えてゆきたいと願うことがある


この願いの背景には
身の回りと私の間には
相性というものがある


この相性が良い時には
何も考えない


考えごとをするときは
大概
この相性が悪い時だ


そんな時に
魔法で身の回りを変えたくなる


でも
魔法は簡単には使えない


偉大な魔法使いの物語でも
最初は魔法をうまく使えずに
失敗を繰り返す


少しづつ
魔法に馴れ
思うように魔法を使えるようになるのが定石である


ああすればこうなる
こうすればああなる


様々な試行錯誤の中で
私を変え
身の回りを変えてゆく


魔法使いと言えども
自身を変えながら
身の回りを変える魔法を習得する


世の中の社会構造は
ある意味
魔法の仕掛けであり
手品の仕込みなようなところがある


この仕込まれた仕掛けの中で
魔法の修行ならぬ
世渡りの修行が行われている



世の中は
反応する空気である


そんな空気にあわせて
自らを鍛錬し
反応する空気の一部となってゆくのが
世渡りの修行である


変えるためには
変わらなければならない


同じままでは同じままである


変わらないことが勝ちならば
工夫は負けである


取り残されることが負けならば
変わりながらついてゆくことが勝ちになる


身の回りがあるということが
環境への適応を強いてゆく

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