ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

思考と実体:思考対象世界の多様性の功罪


考え事をしていると
「何をボヤっとしているんだ」
と叱られることがある


実際に叱られなくとも
周囲から
「ボヤっとしてしているなよ」
といった目が注がれることがある


考え事をしていて
赤信号が青に変わっても
車を発進しないことがある


後ろの車がクラクションを鳴らしてくれ
我に返って
慌てて発信する時がそれである


考え事の世界は
どこか現実の世界と遊離してりうところに在るらしい


その思考対象世界の奥底へと行きつくと
容易に現実世界に戻れずに
青信号で発信しないという愚行を犯すことになる


日常生活は
思考対象世界と現実世界を行き来しているものらしい


だから
同じ現実世界に居ながらも
意見が合わないということになる


同じ思考対象世界を持てば
スムーズに事が進むのだろうが
皆それぞれに思考世界を持つようにできているから
漱石先生が言うように
「人の世は住みにくい」ということになるのだろう


さりとて
権威世界に棲み思想統一されるのは
なおさら住みにくかろう

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