ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

因果律への志向性を生む目的律


日が暮れると星が出る


ならば
星を見るには日が暮れるのを待つことになる


因果律を応用して
目的を達成することはままある


因果律を厳密な必然性を伴うものと考えるなら
日が暮れると星が出る
というのは経験則にとどまるのだろう
まあ
地球が回るという原因は
思考の外にあっても
成立する因果律だ




「a」のキーを押すとモニターに「a」が現れる


ならば
「a」を入力するには「a」のキーを押すことになる


コンピューターはブラックボックスなので
なぜ「a」のキーを押すとモニターに「a」が現れるのかわからないが
因果律がありそうだ
厳密には
たくさんの人工的な因果律の連鎖により実践される統合的な因果律なのだろう




欲をかいてクソをかく


ならば
クソをかきたくなければ欲をかかないことになる


ゲンを担ぐような話で因果律と呼べるか否か微妙な命題だ
でもゲン担ぎより理由があるように感じる
コンピューターや自然のように
厳格に知覚せずとも働いている様々なエレメントとしての因果律が
隠されて合理的に成立している因果律であるのかもしれないからだ




より良い未来という目標に向かって理性を働かせる生き物がいるとする
すれば、この生き物にとって理性は目標を達成する道具と考えられる
このことから
理性が先が目標志向性が先かを
鶏が先か卵が先かのように議論できよう
それは進化の話だ


いずれにしても
様々なタイプの因果律を理性的に検証するのは
より良い未来を目標としてのことであろう



努力をすれば目標が叶う


ならば
目標を叶えるには努力をすることになる


目標達成は目的である
目的を原因として思考する
目的に応じて現在をいかに律するか思考するのだ
このように
目的は因果律の因となるとともに
思考の材料たる因果律を志向する原因にもなっているようだ


ーーーーー
メモ
自然法則で説明できる因果律もあれば
人為的設計によりもたらされる因果律もあり
思考の過程においても因果律がある


言葉は因果律の塊だ
「橋」といえば、それを聞いた相手は橋を思い描き
「箸」といえば、箸を思い描いてくれる
そういう因果律を前提として会話している


なぜ思い描くのか
その物理学的なメカニズムはわからなくても
しっかりと因果律を前提として会話できる


因果律は厳密なものであなくてもより
それから想定される未来を描きながら
思考し会話し行動するのだ


理性は忙しくきぜわしく
厳密な理由を無視しながら
因果律を検索し
理想的未来をもたらすべく因を探し続けているのだ


ありがとうございます。

言葉による二律同梱


基本的に
言葉は動きのない静的存在であり
動的な世界とは齟齬が生じる


たとえば
「雨が降っている」と記載する
この言葉は雨がやんでもそのままだ


だから
「何時いっか雨が降っている」などとごまかしたりする


このような意味でいうと
「雨が降っている」は写真のようなもので
「何時いっか雨が降っている」は時間入りの写真のようなものだ



では言葉に動きをもたらすにはどうするか



こうすればああする
こうなったらああしろ


こういった表現を用いると動きが出る
一つの技術だ


ただ
言葉が動くのではなく
言葉に反応する人が動くのだ




大きな感情の波をもたらす絵画がある
ぴくりとも動かないままに心を動かす絵画
時代を超えて愛される芸術のなせる業は
すばらしい知恵たちを結晶化する技術のようだ


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メモ
魚釣りのルアーは
ルアーを餌と見誤った魚を針で引っ掛けます


言葉も絵画も写真も本物ではないのかもしれません
お金も本物ではないのかもしれません
それでもその先にある何かが見えるのが
人間の素晴らしい能力である


猫には小判の先に何かを見ることができないのです
2月22日猫の日です


ありがとうございます。

感情は状態である


雨が降っている状態を
雨降りと表現する


悲しんでいる状態を
悲しいと表現する


感情は状態を表しているのだ


何かに飢えている状態であったり
何かに満足している状態であったり
何かに不備が生じている状態であったり
様々な状態があり
様々な状態に即した表現がある


感情は身体にかかわる状態であり
身体の内部の情報である


雨は身体の外部の状態であり
身体の外部の情報である


雨という状態は身体の活動に影響する
感情という状態も身体の活動に影響する


状態はシステムの活動を左右する環境のようだ


優れたシステムも
悪い環境では性能を発揮できない


熱い地域の動物を
寒いところへ連れてくると可愛そうである


熱い感情に適した活動もあれば
寒い感情に適した活動もある


身体の内部の状態に気を使い
身体の外部の状態に気を使い
上手くやれば理想的だ


組織の内部に気を使い
組織の外部に気を使い
敵を知り己を知れば
百戦危うからずなのだろう


まあ
勝ってばかりでは
外部に気を使うとは言い難い


負けるが勝ち


やせ我慢も価値のうちだろう


春になればゴルフの季節だ
メンタルが試される


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メモ
眠っている時よりも無気力のような時もあれば
貧乏ゆするするくらい活発な時もあります


うまくコントロールできれば良いのですが、、、


本当の気持ちを隠すのが人間の本性なのか
コントロールできない裏腹な気持ちに
ある種の安らぎが生まれたりもします



イライラするときには
何かそれなりの理由があるのでしょう


感情の連鎖です


怒りは怒りを来す
映画「スリービルボード」では
そんな警告がありました


ありがとうございます