戦略的利他のブログ記事
戦略的利他(ムラゴンブログ全体)-
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太陽の周りを 地球は回り続けている この軌道を 時間軸に沿って動かしてゆくと 螺旋を描きながら 過去から未来へと地球が移動してゆく この螺旋状の運動の中心軸として 太陽が直線状に過去から未来へ動いてゆく しかし この太陽も 銀河系の中で 時間軸に沿って螺旋を描いている 銀河系と太陽の螺旋関係は 太... 続きをみる
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言葉は規範となり 行動の鋳型となる そして 思考の鋳型となり 自我を成型する 成形された動きが 循環を描き 時間を超えて存続してゆく 鋳型のない自由な動きは 軌道を外れた衛星のように 消え失せる 他者が消え失せぬように その他者の鋳型となり その他者を循環の規範に乗せ 自信も 他者が形成する鋳型に... 続きをみる
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法律が守ってくれるから 法律を守る 自分を守ってくれない法律は あまり好きではないし むしろ嫌いになる このような気持ちが 法律の下に人を集め 法律の下に派閥を創り その法律が群れの営みを鼓舞したりする 言葉が伝わるから 言葉を覚える 伝わらない言葉は 好きになれないし 覚える気も失せやすい この... 続きをみる
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ウクライナといい アカデミー賞といい 言葉による挑発と それに対する暴力が後を絶たない 権威に対する反抗は 言葉でも 暴力でも権威を汚すものになる 命令に従わない部下が 正しげな理論を展開すると 上司が 理屈にもなっていない根性論で 否定してしまうことがある 理論と人間関係の優劣は 場面場面で 矛... 続きをみる
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平等を実現するためには 平等になるように管理する必要がある この管理がうまくいけば 平等が実現し この管理が失敗すれば 平等は実現しない 管理には 命令が付きまとう 利他的関係を強要する力が 命令にはある 平等を実現するための管理の中でも 命令が循環している 命令と平等がうまく共循環すれば 平等が... 続きをみる
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毎日毎日 同じ場所を歩いていると そこに道ができる 何もない草原でも 藪が生い茂る山林でも 毎日毎日 同じ場所を通り歩いていると そこに道ができる 通りやすくなったその場所を 他の人も歩き出すと もっともっとその場所は通りやすくなり やがて立派な道ができる 道が歩行を促し 歩行が道を拓いてゆく 共... 続きをみる
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私の体の中を流れているインシュリンは 私であるのか? 私の手や 私の足は 私の意のままに動いてくれるところがあり 私のものだを想像しやすいが 私の中のインシュリンは どのようにどれだけ動いているのか 私には意識できないので 私のものだと想像しがたいところがある 私よりも偉大な存在により 私のインシ... 続きをみる
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ニホンオオカミは 日本人が駆除した おかげで のんびり山を歩ける 山の中を歩いていて オオカミの大群に襲われるなどという 恐ろしいことを考えずに済んでいる オオカミは オオカミの仲間のために 互いに連帯して 人間と争ったのだろうが 人間の仲間同士の連帯の方が勝っていたのだろう 原核細胞が 他の原核... 続きをみる
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しょせん人生ひまつぶし どうせひまつぶしなら 楽しい方がいい 自由な方がいい 余裕がある方がいい しかも それを長続きさせ 長く生きたい 長いことひまをつぶしていたいから せっせと長生きできるように働くことになる 働くことは 人生の目的ではなく手段であり 人生の目的はひまつぶしだ 自由はでたらめに... 続きをみる
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炭素は 炭になることもあれば ダイヤモンドになることもある 酸素や水素などと結合して さまざまな有機物になりさえする 炭素の循環は 化学反応の積み重ねだ 光合成で グルコースになり 燃えれば 二酸化炭素と水に分解されたりしながら 炭素が地表を循環している 炭素の運命は 原則としては受動的だ 能動的... 続きをみる
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身体内部で 魂と肉体が利他的関係を共循環させている 肝臓と腎臓も 利他的関係を共循環させている 身体は より高度で複雑で広範囲に及ぶ共循環を 進化させてきた そして 身体を超えた共循環を模索し続けてきたのだろう 言葉は 身体を超えた共循環を助長する道具だ 利他的な共循環も 排他的な共循環も 言葉が... 続きをみる
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私の意識と 私の肉体は共循環している 私の意識と 私の肉体は互恵的関係を結び 共存している 例えば 私の指先が煮えたぎる鍋に誤って触れた時 私の意識は 私の指先の危機を知り 私の腕の筋肉に指令を出し 指を引っ込める 意識は言い伝えをも覚えており その熱さに痛みを感じる指先で 耳たぶを触らせたりもす... 続きをみる
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実在と観念が共循環している 机の上にあるリンゴと 頭の中で描いているリンゴを 感覚器が取り持ちながら 共循環を繰り返している たとえば リンゴが放つ光を目がとらえ 頭の中でリンゴの像を描き リンゴが放つ臭い成分を 臭覚機が感じ取り 頭の中でにおいを放つ 手や足も この二つのリンゴの間を取り持つ た... 続きをみる
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いじめをスケールアップさせてゆくと 戦争になるのだろう 戦争を スケールダウンさせてゆくと 口げんかになるのだろう 口げんかでも 戦争でも 正義が対立している 油は ストーブに欠かせない燃料ではあるけれど 火事場の油は迷惑な存在だ 油と同じように いくら素晴らしい利他的な正義でも 使い方次第で 他... 続きをみる
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雨が降ったり止んだりする 大気の循環の中 雨が降ることも 雨が止むことも「真」であり 矛盾する2つの現象のうち どちらかが「偽」とはならない 循環は 清濁併せ持ちながら流れているのだ 旅の上に旅を重ねるように 循環の上に循環を重ねていると 雨がうれしい時もあり 雨が悲しい時もある できうる範囲での... 続きをみる
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身の回りにあるものだけで生きて行ければ 大きな世界とつながる必要はない ところが それでは満足しないのが生命の流儀のようで 様々な移動手段を発達させ 動物たちは より快適な場所へと移動を繰り返す 鳥たちは翼を広げて 冬には暖かい場所へ 夏には寒冷な場所へと移動する アフリカの大地に暮らすヌーは 草... 続きをみる
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動物を飼うことは 動物が出す糞尿を始末することでもあるし 動物が欲する食事を提供することでもあり 動物が欲する遊び相手を演じることでもある 動物の方とて大変だ 人間に気に入られなければ 捨てられる 捨てられるならまだいい方で 殺処分されることもある 気に入られても悲劇が襲う 食肉用の家畜とか 野菜... 続きをみる
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動物の鳴き声は フェロモンのような働きがある 蟻の道しるべフェロモンは 何百匹蟻が同じ道を歩く 蟻の行進を誘導している 蛾の性フェロモンは 遠くのオスがメスに向かって集まるように 誘導をしている こういったフェロモンと同じように 鳥は 警戒の鳴き声で 仲間の鳥は逃避行動を起こし ライオンの親子は ... 続きをみる
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「あなたのためです」 といいながら 自分を押し付ける輩はどこにでもいる このような性質は 生命 殊に高度な組織を発達した生命の本質だから仕方がない 大樹の葉は 幹から切り離されると 枯れてしまう 大樹の葉は 自らのためのみならず 幹や根のためにも光合成をおこない 光合成で得た栄養を分け与えている ... 続きをみる
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悪夢に囲まれていた場合には 夢から覚めるとホッとする 逆に 心地よい夢を見ていた場合には 夢から覚めると悲しくなる 優しい嘘に囲まれていると 心地よい夢を見ているような気分に浸れる 周りの人がみな優しく 利他的にふるまってくれていると やはり 心地よい夢のような世界になる 現実と嘘と夢は 意識の中... 続きをみる
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他人に対する行為を 4つにわけることができる 一つ目は利己的な行為だ 生命である限り 自らを保存しなければならない宿命にあり 自己保存に必要な行為を繰り返さなければ 命を存続できないから 利己的な行為は重要だ 二つ目は利他的な行為だ 個々の生命は それが属する環境システムの一部である以上 このシス... 続きをみる
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物質は動く 同じ物質でも 様々にな動き方をする 投げたボールは 右に曲がったり 左に曲がったり 急激に落ちたりもする ボールの投げ方により ボールの動きに傾向性が顕れるように 磁石に引き寄せられる鉄や 風に流される木の葉の動きのように 自然の中にはも 物質の傾向性を観察できる 傾向性が維持されると... 続きをみる
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知らない人ばかりの場所に居ると いつもとは違う心持になる 新宿駅の改札口のように 知らない人の群れは 風景の一コマと思えばよいのであろうが 新しい学校や会社など 知らない人の群れのなかで これから仲間を創らないといけないと思うと 「どうしたものか」 「これからどうなるのか」などと 不安と期待が大き... 続きをみる
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会社には会社の 家族には家族の仲間意識がある 地域には地域の仲間意識があり 国には国の仲間意識があり 宗教や宗派には これまたそれぞれの仲間意識がある アカデミーでも 学派ごとに仲間意識がある それぞれの仲間内で それぞれのタブーがあり それぞれに善悪の基準がある 善悪に科学的根拠を示すことができ... 続きをみる
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戦場で 法律が無視されてしまうのは 法律が仲間内で有効であり 仲間でない場合には無効になってしまうからなのだろう 「それはお前たちの法律であって 俺たちの法律ではない」と言われてしまえば 法の下の秩序は再現できない そんな秩序を乱す輩は仲間ではない 仲間ではない輩のために 法律を守り 相手を利す... 続きをみる
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真夜中 突然の雷鳴に目を覚ます 次の瞬間 まどろんでいる意識を 閃光と爆音がかき乱した 「まさか! 日本にもミサイルが飛んできたのか」 そんなことを考えながら 再びまどろもうとすると またしても 遠くのほうから雷鳴が聞こえた 「まさか、と思うが確かめておこうか」 と思い インターネットを開いてみ... 続きをみる
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うまくいくときもあれば うまくいかないときもある いつもうまくいくことや いつもうまくいかないことは 頭の中で反芻することはあまりないけれど うまくいったり うまくいかなかったりすることが気になって 頭の中で反芻を繰り返す 鳥のように飛べないことや 亀より早く歩けることは 取りに足りないどうでも... 続きをみる
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権力者は 本当のように嘘を言う能力に長けている 「あなたのために」と言いながら 私腹を肥やすイメージが 権力に付きまとうのは そのせいなのだろう 誰かの権利を守るために 別の誰かの領土に侵攻したり 公共の利益を主張しながら 自らの行為を隠匿する 利他は善であり 利己は悪である この定めに基づき 利... 続きをみる
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見も知らずの人のために 赤信号で車を止める 渋滞の中 見も知らずの人のために 横道から出てきた車に 道を譲ることもある 交通秩序は 見も知らぬ者同士の間で 互いのために譲り合い維持されている 時に 利己的な理由で この秩序が壊されることがあり その崩壊の腹いせに 反撃が加えられることもある 割り込... 続きをみる
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尾と鰭を 協調的に動かして 金魚たちが 落とした餌に集まってくる この金魚たちは 尾と鰭を動かし続けるためのエネルギーを得るために 尾と鰭を動かし集まってきた 尾と鰭は 自分たちの努力で得た餌のエネルギーを独占したりしない 鰓や心臓や内臓のためにも 餌から得られるエネルギーが供給される 尾鰭は他の... 続きをみる
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生きていることのゴールは 悲しいことに いつだって死である 不老不死の技術が確立したのちは 別なのだろうが 今の時点では 生きてゆくことの最終地点には 死が待っている だから 過程が大事になる 苦しいこと 悲しいことを乗り越える力が大事になる 苦しいこと 悲しいことをも楽しめと 尚のことありがたい... 続きをみる
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虫けらをつぶすと さっきまで せわしなく動いていた物体が動かなくなる さっきまでは 小刻みに羽を動かし 自由に空中をも飛び回っていた物体が 全く動かなくなる スクラップ工場でつぶされた車のエンジンが もう二度と動かないのと同じなのだろう なぜつぶれると動かなくなるのか? 同じ物質の組成でありながら... 続きをみる
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歩いて横断歩道を渡っていると 横断歩道の手前で 車が止まってくれる 私には 車を止め 横断歩道を安全にわたる力が 私には備わっているのだ しかしながら 私の力が足りないのか 私が横断歩道を渡ろうとしても 車を止められないことがある 心の中で 「その車、止まれ」と叫んでも 止まってくれない時があるの... 続きをみる
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多細胞生物の細胞間には 助け合いのネットワークが成立している 原始 まだ多細胞生物が出現していない時代に どのようにして 助け合いのネットワークが進化してきたのだろうか? もはや 観察することができない世界を想像することは 困難だが楽しい課題だ そんな想像の世界を広げ 本当にそうだったかのように思... 続きをみる
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人間の繁栄に伴い 人間にとって必要な生き物も 繫栄している お米や小麦は 他の植物を押しのけてその領土を広めている 家畜の領土も 野生生物のそれを押しのけて拡散している お米や小麦や家畜が野生生物を圧倒しているのは お米や小麦や家畜の力ではない 人間の力だ お米や小麦や家畜は 人間に奉仕することに... 続きをみる