持続性:遡及技術の自然選択
環境に適応する形質が
自然選択される
これは
過去の状態に遡及する技術が磨かれるほど
過去の状況が未来に存続する結果である
細胞周期は
M期から
G1期、S期、G2期を経て
再びM期に戻るのだが
再び
それぞれの周期の断面に戻るために
それぞれの時期に
それぞれ決まった活動がなされている
来られ野活動の一つ一つが
過去の状態へと遡及する技術の賜物だ
このように
過去の状態へと遡及するためには
様々な活動が順序良く実践されなければならない
このような活動のごく一部に
環境への適応がある
環境に適応する形質は
過去の状態に遡及する技術が
自然選択される過程で磨かれて来た成果の一つということになる
人間の行動においても同様だ
マニュアルに沿って
単純に同じことを繰り返すにも困難が伴う
状況により
そのマニュアルがうまく機能しないからだ
このような不都合な状況に対応しながら
マニュアルを実践するために
想定されるより多くの状況に応じて
マニュアルが機能しやすくするように
マニュアルを改定しつづけなければいけない
このような改定が環境への適応だ
生命は
未来で実践すべきことを予定している存在であり
その未来で実践すべきことにより
過去の状態へと遡及し続けることにより
現状を維持し続けようと努力を重ねている
未来を迎えるために
過去の状態に戻ろうと模索し続けながら変わってゆくのだ