ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

言葉と意識:言葉は意識の在り様に対する命名である


言葉は
意識の在り様に対する命名である


「太陽」という言葉は
空に浮かぶ太陽を指していることになっているが
むしろ
その太陽を見ることにより生じた意識の状態を指している
と言った方がわかりやすい


だから
キラキラ光っているお星さまのほとんどが
太陽より大きな星なのだけれど
「お星さまよりも太陽は大きい」ということになる


お星さまそのものでも
太陽そのものでもなく
見えたままのお星さまや太陽を指して
「お星さま」や「太陽」という言葉があてがわれているのである


科学の進歩と共に
原子内の素粒子の構造が明らかになるにつれ
素粒子に様々な名前があてがわれている


存在している素粒子に名前が付けられるのではなく
意識された素粒子が名前をつけてもらえるのである


存在していても
意識されなければ名前をもらえないのは
新種の動植物も同じである


感情にも名前があるのは
言葉が意識の状態を表すからに他ならない


色も波長ではなく
名前が付けられている


意識は波長ではなく
色を感じているからである


車のスピードも
「早い」「遅い」が基本であり
「100キロだ」「20キロだ」というのは
スピードというよりむしろ
スピードメーターを意識した状態に対応する言葉である


このように
言葉は
意識の在り様に対する命名である


だから
「E=MC^2」と言われてもピンとこない


「高速で移動すると時間が短くなる」というのも
よくわからない


おなじように
見たことのない「神様」や「仏様」がいるというのも
よくわからない


特別な意識で認識できることが
言葉として存在している


だから
無意識を意識することも
無分別を分別することもできるのだろう

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