ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

対応的同一:記憶の再現


いつしか
死ぬ時を悟る日が来るのだろう


死ぬべき時と
死ぬ時が同じなら幸せだ



おいしいものを
おいしく食べられると
幸せだ


それほどおいしくないものでも
おいしく食べられれば
健康だ


おいしいものを
おいしく食べれなければ
なんだか悲しい



幸せの定義は何処にあるのだろう?


身体の中にあるのだろうか?
身体の外にあるのだろうか?


目を凝らし
耳をすませば
幸せを見つけらるだろうか?


目を閉じ
耳をふさげば
幸せを見つかるだろうか?



あの幸せも
その幸せも
この幸せも
どれもこれも幸せだ


あの雲も
その雲も
この雲も
どれもこれも同じだ


やがて消えて無くなるだろう


記憶は
立体でもなく
平面でもなく
時間もない


辛い過去も
楽しい過去も
みんな記憶になって
形も時間も無くなって
どんな長い時間も
あっという間の出来事のように
浮かんではまた消えてゆく


そんな記憶が
幸せの道しるべになる時がある


「あの時のようにもう一度なりたい」


きっと
死ぬ時を悟る時
幸せを探す記憶の余白が
まだどこかに残されているだろう


かなわない甘い思い出


生き続ける使命が
幸せを求め続けている

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