ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

普遍的現象:交流と拒絶の枠組みとしての普遍


モンシロチョウは
どの蝶も同じ模様の羽を持っている


厳密にいえば
個体ごと
少しづつ違う模様ではあっても
モンシロチョウの羽の模様の枠の中に
きちんと納まった模様を
どの蝶も持っている


このように
モンシロチョウの羽の模様には普遍性がある


蝶の羽の模様としての普遍性ではなく
モンシロチョウの羽の模様としての普遍性である


このような普遍性は
どのように維持されているだろうか?


普遍としての全体と
個物としての部分の関係は
言語とその使用者
民族とそれに属する者
組織とそれに属する人の関係と相似している


生物種の普遍性は
種内の交雑と
種間の不稔により維持されているとされている


レオポンは
ヒョウの父親とライオンの母親から生まれる雑種だ


ヒョウの普遍性と
ライオンの普遍性が交じり合いレオポンは生まれてきたのだが
このレオポンには念性がない


このような不稔により
ヒョウの普遍性や
ライオンの普遍性は
それぞれの交雑の中で維持されている


仲間であるのか
仲間でないのかを
認知しながら
仲間の輪の中で普遍性を熟成している


恣意的な現象に
普遍性を持たせる機構が仲間を育て
この普遍性により
仲間の関係がより強固になってゆく
そんな相乗的なスパイラルのなかで
全体と部分の関係が熟成してきた


これからも
仲間内で普遍性を熟成し
その中の何かを象徴として
より仲間意識を高めてゆくのだろう


その中で
個人が考える
どの仲間意識を重視しようかと考える


個人か
家族か
地域か
国か
人類か
民族か
哺乳類か
脊椎動物か
動物か
生命か


重視するとした普遍性に応じて
交流と排除を模索する


重視すべき普遍性のために

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